ヒメユリ
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52 ) 仙人掌
[2019/12/23(月) 07:24]

「ハァ…ハァ…行くぞ平手!」

マツリの頭の中で再びけたたましい太鼓の音色が奏でられる。

コンディションは最悪だ。
それでも、堕ちていった仲間のため
マツリは拳を振るった。

「オラァッ!オラァッ!!」

マツリのしっかりとした下半身から繰り出される強烈なワンツーを
友梨奈は手で捌き切ると
鳩尾へ、ボディブローを二、三発叩き込んだ。

「ぐぁっ…ゲホッ…」
<省略> [全文]

51 ) 仙人掌
[2019/12/22(日) 15:44]

「ぐぁっ…」

また一つ身体が床に転がった。

既に体力を消耗していたイッピツに
今のねるを越える力は残っていなかった。

「くっ…イッピツ!…」

ねるはパンパンと手を叩くと

「次はー、あなたかな?」

そう言ってナーコを見下ろした。

ナーコの目に魂は宿っていなかった。

「あなたじゃなさそうだね…そしたら…

あなた?」

ねるはマツリを視界に
<省略> [全文]

50 ) 仙人掌
[2019/12/22(日) 15:00]

そのはずだった!

しかし音と共に吹っ飛んだのは

「マッ…マツリッ!!!!!」

そう、マツリの攻撃は当たらなかった。

バコッ!

「ぐぁっ!」

ドカッ!!

「うぅっ…」

ボゴォッ!!!!

「うあぁっ!!!!」

一瞬にして三つの体が吹き飛んでいった。

「あなたは……」

友梨奈が視線を上げた先には

「えへへへ…遅くなってごめ
<省略> [全文]

49 ) 仙人掌
[2019/12/22(日) 14:43]

正直、友梨奈に余裕はなかった。
集団を相手にすることに慣れていないわけではない。

ゴロツキの集団に結束という言葉はないからだ。各々が自分のために獲物を狩るだけのために拳を振るう。

そんな奴らに、信念とか、義理なんてものは存在しないからだ。

だが、チーム・サンレツは違う。
一人一人が、仲間のために拳を振るう。

「自分が主役になる」

ではなく、仲間のためならサポー
<省略> [全文]

48 ) 仙人掌
[2019/12/22(日) 14:24]

「虹花!!」

マツリが大きな声でズンダを呼ぶが、
ズンダは前のめりに倒れたまま動かない。

「平手ぇ!!!!!」

マツリの怒りが頂点に達する。

マツリのフットワークは友梨奈に負けず劣らずの軽さだった。

友梨奈に怒りをぶつけるマツリ
そんなマツリの拳を受け流しつつ
自らもパンチで応戦する友梨奈

綺麗な顔は少しだけ腫れてきた。
バレエの蹴りを喰らい首がズキ
<省略> [全文]

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