首輪DAYS


01: 名前:無名作家 投稿日:2014/04/21(月) 05:47

えっちに飽きた頃…
「ご主人様?」
こんな呼び方も随分と普通になって、こいつと僕はいつものように公園で…
散歩…、をしている。
いやちょっと表現がまずかったか…
こいつを散歩させている。といったところだろう。
真っ赤な首輪を少女の首にかけて、そのひもを引いて公園を歩く。
周りの視線が気になっていたのは初めのうちだけだった。
「なんだ?」
顔に大きな傷痕のある、こいつ。
前はポチとかタマとか呼んでいた時期もあるが、こいつの本当の名前、かなみという名前があったりもする。あんまり現実離れした大人っぽい
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  • 16: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:27


     夕刻――
     ある地方都市の空港の、国際線ロビーに、一人の男が佇んでいた。
     平凡な顔立ちの中で、その目だけが、どこか異様な光を湛えている。
     平日であるせいか、ロビーにはほとんど人気が無かった。
    「巳洞くん」
     と、男の背後から、よく通る女の声が響く。
     男――巳洞が振り返ると、そこに、艶やかな黒髪が特徴的な、整った顔の女が立っていた。
    「村藤先生か」

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  • 15: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:26


     週末、少女たちは、巳洞の部屋を訪れた。
     姫乃も、夏希も、頬を赤く染めており、瞳はキラキラと濡れ光っている。
    「入れ」
     ドアを開けた巳洞が、当たり前のように、二人を中に入れた。
     いつも通り雑然としたリビングで、姫乃と夏希が立ち尽くす。
    「だいぶサカってる感じだな」
     くひひっ、と耳障りな声で、巳洞が笑う。
    「そんな……」
    「お互い、服を脱がしてや
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  • 14: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:25


     姫乃は、夏希の叫びに意識を取り戻した。
     その体に、夏希が取りすがる。
    「うわああああっ、ひっ、ひあああっ……姫ちゃん……ボクのせいで……ご、ごめんなさい……ごめんなさいっ……!」
     夏希は、姫乃の胸に顔を埋めるようにして、そう叫び続けた。
    「な、なっちゃん……?」
    「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」
     夏希が、涙声で
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  • 13: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:25


     ――留学?
     ――ええ……。
     ――急な、話だな。
     ――それでね……貴方と会うのは、これでおしまいにしたいの。
     ――どうしてだ?
     ――どうしてって……。
     ――何年だか知らないが、俺が待てないとでも思ってるのか? そもそも、留学だってあのクソ野郎の言い付けなんだろう?
     ――父を悪く言うのはやめて。貴方のお母さんの事は、父だけの責任ではないはずよ。

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  • 12: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:24


    「あ、はふ……あんっ……ひいんっ……」
     部屋に、幼い喘ぎ声が響いている。
     夏希の声だ。
     夏希は、椅子に座った巳洞に後ろから抱きすくめられ、その豊かな乳房をやわやわと揉まれていた。
    「よ、よせぇ……やめろよぉ……」
     夏希が、弱々しく身をよじりながら言う。だが、抵抗はそれまでだ。
     銀色の手錠が、夏希の両手首を後手に戒めている。しかし、真に夏希の夏希の心を折れさせてしまったのは、
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  • 11: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:24


     朝の駅に、姫乃は、いつものように早めに来た。
     そして、すでに改札口近くに来ていた巳洞に連れられるまま、男子用のトイレへと入る。
     個室で、巳洞と二人きりになった。
    「……前を開けよ」
     巳洞に言われて、姫乃は、学校指定のリボンタイを緩め、ブラウスのボタンを一つ一つ外し始めた。
     ブラジャーに下半分を覆われた乳房が、あらわになる。
     巳洞は、その白い乳房に、ポケットから取り出した注
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  • 10: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:23


    「んっ……んちゅ……ちゅっ……ちゅむ……」
    「あっ、んんん……んちゅ……んふ……ふぅん……」
     姫乃と夏希は、互いの体に緩く手を回し、唇を重ねていた。
     二人とも、靴下だけを履いたほとんど全裸に近い格好で、床に敷かれた布団の上に膝立ちになっている。
     すでに、二人を縛っていた拘束は、巳洞の手によって解かれていた。
     拘束を解かれてすぐ、二人は、それぞれ家に電話をかけさせられた。
     電
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  • 09: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:23


    「姫ちゃん……ど、どういうつもり?」
     夏希は、顔を背けるようにして姫乃のキスから逃れながら、そう言った。
    「ど、どういうって……だって、なっちゃんが、キスしてって……」
     きょとんとした顔で、姫乃が言う。
     姫乃の白い顔は、今はぽーっとピンクに染まり、黒い瞳はうるうると潤んでいる。姫乃自身、このキスに興奮しているのだ。
     それでも、姫乃は、キスという行為自体に、抵抗を感じていない様子だ。

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  • 08: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:23


     その朝、姫乃は、ひどく頼りない足取りで、電車に乗り込んだ。
     顔が、自分でも分かるくらいに、熱く火照っている。
     今朝も、あの淫夢を見た。
     闇の中から現れ出た無数の手が、自分の体をまさぐる夢だ。
     髪の先から足の指まで、いたるところを撫で、擦り、嬲りながら、けしてあの場所にだけは触れようとしない指先。
     そのことで、自らの内なる疼きをますます意識してしまう――そんな夢だ。
     すで
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  • 07: 名前:無名作家 投稿日:2024/12/16(月) 18:22


     土曜日の夜。夕食を取った姫乃が自室に戻ろうとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。
     大きな引き戸のドアが開き、大理石張りの玄関に、長身の男が姿を現す。
    「やあ、姫乃。ただいま」
    「お兄ちゃん……お、お帰りなさい」
     姫乃は、兄である君貴を、ぎこちない挨拶で出迎えた。
     君貴は、通った鼻筋と、黒目がちな瞳が特徴の、絵に書いたような好青年だ。端正なその顔には、しかし、どこかおっとりとした、人の好さそうな
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