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  昼寝倶楽部

01: 名前:無名作家投稿日:2019/08/15(木) 23:16
穿き古したパンツ、破れたら新しいのにしようと思って穿いていると中々破れてくれないものです。

東京の郊外にレトロな街があった。
昭和生れの源三はこの街が好きで、もとは建築屋だったが20年ほど前に脱サラして喫茶店を始めた。
店の名前は妻の名にちなんで「ナオミ」。
娘の直子は美人ではないが愛嬌があって、開店直後から店を手伝っている。
最近ではおいしいコーヒーを煎れられるようになってきたので、源三は店を直子にまかせて、自分は仲間とブラブラ遊んで過ごすようになっていた。

カラランと喫茶「ナオミ」のドアベルが鳴った。
遊び仲間の浜田と川口だ。
直子「いらっしゃ〜い」
自称チョイ悪の川口は手の甲で直子の胸のあたりを突ついて変な英語で返した。
川口「もぉーねん、なぃすばり」
直子「どんたぁっち!」
おとなしい浜田は三人の中でいちばん真面目な性格かな。
浜田「やめろよ、ごめんね直ちゃん、源さんは?まだ寝てるの?」
直子「奥で片付けしてるわ、呼びましょうか?」
浜田「いいよ、そのうち来るだろうから」
川口「源さんが片付け?珍しいな」
直子「なんか事業やるらしいわよ」
浜田「へー、事業って何すんだろ?」
直子「さあ?住むのもこっちにするんだって」
川口「直ちゃんも一緒かい?」
直子「ううん、パパだけよ」
川口「じゃ、これからアパートには直ちゃん1人?」
直子「そうよ」
川口「じゃ、オレ一緒に住んでやろうか?」
直子「やめて、川口さんは奥さんいるでしょ」
去年、源三の妻の直美があの世に旅立って、三人のなかで川口だけが妻帯者だ。
浜田はどうやら独身主義らしい。

三人の出会いは、数年前にさかのぼる。
ちょうど今日のような初夏ののどかな朝、
川口「おまえが飛び出して来たんだろ!」
浜田「俺が先だよ、そっちが止まるんだよ!」
自転車を止めてT字路で口論する二人。
コンビニでタバコを買った源三がそこに通りかかった。
源「面白そうだから、ちょっと見てていいですか?」
川口/浜田「???」
初めは面白半分で見物していた源三だが途中から見兼ねて仲裁に入った。
源「火事と喧嘩は江戸の花というけど、今日はいいものを見させてもらいました」
川口「べつに見せようと思って喧嘩してる訳じゃないよ」
浜田「なあ、ははは・・」
三人は、自分たちが同年代でおまけに川口と源三が同級生であることが分り意気投合した。
これから飲みに行こう!となったのだが、午前中でまだ飲み屋も開いていないし。
源三が自分の店に二人を連れて来たのが付き合いの始まりだった。
川口も浜田も今では「ナオミ」の常連になってしまった。

ヨネ子というオバチャンも「ナオミ」によく顔を出す。
源三の幼馴染みで同級生、つまり川口とも同級生かな。
若くして旦那を亡くして独り暮しをしているが、女を忘れた訳ではないそうだ。
昼過ぎになるとヨネ子が買物袋をぶら下げて入って来た。
ヨネ「あー暑い暑い、直ちゃんアイスコーヒー頂戴」
直子「はい、あいすわん」
ヨネ子に気付いた川口がさっそくからかいに来た。
川口「お、ヨネちゃん、どこ行ってきたの?」
ヨネ「見りゃ分るでしょ、買物よ」
川口「何買ったの?見せてよ」
ヨネ「下着だよ」
川口「まさか、Tバックじゃないよね?」
ヨネ「ンもうっ、これだよ」
木綿の“ハンカチーフ”じゃなくて“おばさんパンツ”だった。
川口「へえ、まだこんなの売ってんの?」
浜田「フクスケか、懐かしいなあ、お袋もこんなの穿いてたよ」
川口「おまえ、お袋のパンツ見たのか?」
浜田「おまえは見たことないのか?」
川口「そう言えばあるかな?」

そこへ源三が奥から大きなゴミ袋を抱えて出てきた。
源「よお、お待たせ、直子、これ全部いらないから捨てといてな」
直子「うわっこんなに?そこ置いといて」
源「これでよしと、みんな、これ見てくれ」
浜田/川口「何だ?看板か?どれどれ・・」
<昼寝の会、月〜金曜、12時〜4時>
浜田「昼寝の会だって」
川口「この奥、だってよ」
ヨネ「なに?昼寝させてくれるの?」
川口「待てよ、参加費1000円って高くないか?」
浜田「1000円払うんなら家帰って寝るよ」
川口「なあ」
ヨネ「あたしちょっと横にならせてもらおうかな」
川口「ヨネちゃん、1000円払うの?」
ヨネ「試して良かったらね」
源「じゃあ、今日はお試しで無料だ!」
その言葉がみんなを動かした。
川口「おっ、きれいに片付いてるぞ」
浜田「しかし何も無いね」
源「寝るだけだからいんだよ、枕は置いといたから」
浜田「スーパー銭湯の休憩所みたいだな」
ヨネ「どれどれ、あっいい風が入るじゃない」
源「ここは軒が深いし、外に緑もあるから、クーラーなしでこれだぜ」
川口「でも1000円は高くないか、なあ?」
浜田「なあ、カラオケ行った方がいいよ」
川口「おっ、もうヨネちゃん寝てるの?一緒に寝ようか?」
ヨネ「勝手に寝れば?」
お言葉に甘えて川口は寝ころぶとヨネ子にすり寄った。
川口「ヨネちゃん、二人っきりになりたいね」
ヨネ「ちょっと、触らないでよ」
浜田「やめろよ、そのうち出入り禁止になるぞ」
源「おい!これこれっ」
源三が壁の貼り紙を指さした。
浜田「ほら、何か貼ってあるぜ」
<他のお客様のご迷惑になるので・・>
川口「・・ここでの性行為はご遠慮ください?そんな奴いるか?」
源「お前だよ」
浜田「川口は何するかわかんねえからな」
ヨネ「ちょっと、寝られないじゃないか、静かにしてよ」
川口「つまんねえなぁ、こうして寝てても」
浜田「カラオケでも行くか」
川口「そうだな、ここもカラオケにしてくれりゃ良かったのに」
源「あれはな、防音工事に金がかかるんだよ」
浜田「カラオケやってから飲みに行こうか」
川口「うん、ヨネちゃんも一緒にどうだい?」
ヨネ「あたしゃもう少し休んでいくよ」

浜田と川口は「ナオミ」をあとにした。
川口「いま何時だ?」
浜田「ん、2時半」
川口「昼間料金だな、フリータイムでいくか?」
浜田「おや?あそこにいるのは・・ちょっと待っててくれよ」
通りの向こう側に何かを見つけた浜田があわててそっちへ駆けだした。
川口「なんだ、あいつ、あれ?どっかの奥さんと話してるぞ」
浜田は向いのバス停で、日傘をさした婦人と話し込んでいる。
そこへバスがやって来た。
川口「あれ?バスに乗っちゃったぞ、浜田の奴、あの奥さんと」
バスの窓から浜田が手を振っている。
川口「お〜い!カラオケはどうすんだよーッ」
浜田には聞こえていないようだ。
ブツブツ言いながら川口は1人でカラオケ屋へ向かった。

そのころ喫茶「ナオミ」では、
直子「ねえ、ヨネさんまだ寝てるわよ」
源「もう4時か、そろそろ起こそうか」
源三が昼寝部屋へ行ってみるとヨネ子はまだ寝息を立てていた。
ヨネ子は小柄だがテキパキとよく動く、パンツスタイルで歩くと柔らかそうな尻が揺れて魅力的だった。
今日はめずらしくスカート姿で、膝の上まで捲れていた。
源三は撫で回したい衝動に駆られ必死でそれと闘っていた。
・・そして負けた。
ヨネ子の足は吸い付くようにしっとりしていて、撫でると柔らかい脂肪の下に筋肉の感触があった。
源三がドキドキしながら手を尻の方へ伸ばすとパンツがあった。
ヨネ「くすぐった〜い」
源「ヨ、ヨネちゃん!ゴメン、勝手に触っちゃって」
ヨネ「よく寝ちゃったよ、疲れてたんだねえ」
源三はあせりながらも図々しくヨネ子の足をさすっている。
ヨネ「源ちゃん、マッサージ上手ね、後ろもやってよ」
源「えっ、本当かい?いいの?」
うつ伏せになったヨネ子の肉付きのいい腰を見て源三はゴクリと咽を鳴らして揉みはじめた。
ヨネ「あー、気持いい、また寝ちゃいそう」
肩まで揉み終えるとヨネ子はぐるりと仰向けになった。
ちょっとつぶれた豊かな胸、胃のあたりが少し出っ張って、お臍のところで一旦くびれてから、下っ腹がぽこんと膨らんでいた。
スカートの上から腿を撫でていると足の付け根のあたりに下着の境界線を見つけた。
源「ここは?」
ヨネ「どこ触ってもいいよ、源ちゃん、本当に上手ね」
源三はまたゴクリと唾を飲みこんだ。
お腹のあたりをさすりながら、徐々に下腹部に手を移動してもヨネ子は気持良さそうに目を瞑っている。
いい気になって源三はスカートの中へ手を入れた。
ヨネ「ああっ、そっちは駄目よ!何考えてんの」
ヨネ子はスカートを直すと壁の貼り紙を指さした。
<他のお客様の迷惑になるので、ここでの性行為はご遠慮ください>
源三は顔を赤くして膨んでしまったズボンの前をあわてて隠した。

少し気まずい気分になってヨネ子は帰ってしまった。
夕食後も源三は何だか落ちつかず、ヨネ子のことばっかり考えていた。
直子「パパ?何んかソワソワしてるわね、どうしたの?」
源「ん?ちょっと出掛けてくるかな」
直子「どこ行くのよ?カラオケ?」
源「いや、ちょっとタバコを買いに」
直子「そう、行ってらっしゃい」
源「あ、そうだ、ヨネちゃんとこ寄るかも知れない」
直子「え?ヨネ子さんちへ?何しに?」
源「何しにったって、あれだよ」
直子「やだ、出来てるの?パパたち」
源「違うよ、ま、マッサージだよ、頼まれたんだ」
直子「パパ、マッサージできるの?」
源「オレ才能あるらしいんだ、マッサージ屋になろうかと思って」
直子「昼寝屋のつぎはマッサージ屋?何考えてんのよ」
源「もう先がないからな、いろいろ考えんだよ」
直子「まあ、ご自由に」

外へ出るとその日はちょうど満月だった。
源「満月か、昔は満月の日は夜通し遊んだっていうけど、やっぱり興奮したんだろうな」
橋のところまで歩いてくると街灯の下にヨネ子の姿が見えた。
源「あ、ヨネちゃん、どうしたんだ?」
ヨネ「ああ、散歩よ、いい月だし」
源「ほんとにいい月だな」
ヨネ「ねえ源ちゃん、うちへ来ない?」
源「え?おまえんちへか?」
ヨネ「うちなら誰もいないし、昼間のつづき、どう?」
それを聞いた源三は盆と正月と誕生日が一度にやってきたような気がした。
源「行くよ、行く行く!」
ヨネ「子供みたいね、源ちゃん」
源「俺もじつは散歩がてらお前んちの方へ行くつもりだったんだ」
ヨネ「源ちゃん、腕組んで歩こうよ」
源「なんだか照れくせえな」
ヨネ「中学校の頃こうして土手を歩いたね、憶えてる?」
源「そんなことあったかなあ?いや、それ俺じゃねえだろ」

空になった使い捨てのライター、捨てるときに試すと意外と火がつくことがあります。

ヨネ「さ、源ちゃん、上がってよ」
源「へえ、ここがおめえの部屋か」
ヨネ「散らかってるけどね」
源「もう、布団が敷いてあるけど」
ヨネ「一度寝たんだけど、眠れなくてさ」
源「ん?これは何だ?このドンブリみたいな」
ヨネ「ああそれ?タマの茶碗だよ」
源「タマって猫か?」
ヨネ「そうよ、かわいいよ」
源「俺、猫苦手なんだよ、どこに隠れてんだ?」
ヨネ「いま居ないよ、そのうち帰って来るけど」
庭に面したガラス戸の下が小さく切ってあって蝶つがいで開くようになっている。
源「ん?この穴から入ってくるのか?やだなあ」
ヨネ「大丈夫よ、いま盛りがついてるから、源ちゃんと同じよ」
源「そうかあ、いやだぞ帰ってきたら」
ヨネ「さあ、昼間のつづきよ、あたし横になるから」
源「どこからだっけ?」
ヨネ「スカートの中、触りたいんでしょ?」
源「へへ、なんだか緊張するなぁ、一杯貰えないかな」
ヨネ「日本酒でいい?」
源「うん、冷やでいいや」
ヨネ「飲みながらやってよ、あたし仰向けになろうか?」
源「いや、そのままでいいよ」
ヨネ「あたしも何だか緊張しちゃうよ」
源「ヨネちゃんもひとくち飲めよ」
ヨネ「ふぅー、何だか恥ずかしいねえ」
源「ヨネちゃんの足、スベスベだよ」
ヨネ「そうやって摩ってもらうと気持いいよ」
源「触ってる方もいい気持だ」
ヨネ「やだ、そんなにお尻の方まで」
源「ヨネちゃんの後ろ姿を見る度に触りたくてよ」
ヨネ「物好きだね、源ちゃんも、こんなお婆さんのお尻触って喜んでんだから」
源三は愛しげにヨネ子の身体を撫で回した。
源「なあ、スカート捲っていいかな?」
ヨネ「いちいち聞かなくていいよ」
源「そうか?おお!真っ白なパンツ!」
ヨネ「買ったばっかりだよ」
源「ちょっとこっちも見せてくれよ」
ヨネ「ん?こうかい?」
こんどはヨネ子を仰向けにした。
源「おーこれ、これだよ」
ため息をつきながら源三はヨネ子の下半身をまさぐった。
頬ずりをせんばかりに顔を近付けると白いパンツに染みが出はじめている。
源三がそこを集中攻撃していると、ヨネ子がモジモジと身体をくねらせた。
ヨネ「ねえ、源ちゃん、抱いてよ」
源「マッサージは?」
ヨネ「もう、いいから」
源「じゃあ、するかい?」
ヨネ「やだねえ、もう、恥ずかしいこと言わないでよ」
源三が被さるように横になるとヨネ子が抱きついてきた。
ヨネ「ハァ、ハァ、源ちゃん・・」
パンツの中へ手を入れて濡れたところを弄ると指がきゅっと締め付けられた。
源「ヨネちゃん、俺もうたまんねえよ」
ヨネ「待って、脱ぐから」

二人は邪魔なものを脱いで再び抱き合った。
絡んだ足でヨネ子の草むらが擦られ、下腹に硬いものがあたった、
足を開くと源三がぬうっと入ってきて、ヨネ子は思わず声をあげた。
ヨネ「ああッ、あーーッ」
ヨネ子がぎゅうっと締めたので源三も息子に力を入れてそれに応えた。
二人ともなかな動かなかったが、やっと源三が腰を使いはじめた、ヨネ子の息が荒くなり腰も自然に動いてしまう。
ヨネ「あーッ、あーッ、あーッ・・」
最近になく息子に力がみなぎるのを感じて源三は頼もしく思った。
源「よし、まだ持ちそうだぞ・・」
ヨネ子を抱え上げると、胸に顔を押しつけて口元へ運んでくれた乳房へ子供のように吸い付いた。
源三は乳を吸いながら抱えたヨネ子の尻をはげしくグラインドさせた。
ヨネ「あ〜っ源ちゃん!いいっ、いいよっ!」
ヨネ子の中で花が咲いたように何かがパーッとはじけた。
ヨネ「ウフ〜ン、ウフ〜ン、ウフ〜ン」
あんまりよがるので源三の我慢も限界に達したようだ。
源「いいのか?ヨネちゃん!いいのか?俺もだ、ああッ!」
源三にしがみついたヨネ子の中に男の精がドクドク入ってきた。
ヨネ子の身体がブルブル震えた。

ゴム製品を買いに行った時、Sサイズと言ったら、お店の人が表情に注意して笑った。

ヨネ「よかったよ源ちゃん、久しぶりだったもの」
源「ヨネちゃん、独りになってからもう15年くらいか?」
ヨネ「やだ、そんなに辛抱できないよ」
源「え?じゃあ、これまでに誰かと?」
ヨネ「あたしだって生身の身体だもの」
源「誰なんだよ?相手は」
源三は執拗に問いつめた。
ヨネ「川口君・・かな」
源「えーっ?!川口と・・?」
ヨネ「知らなかった?川口君から聞いてない?」
源「聞いてねえよ、なんにも」
ヨネ子は仕方なく話しはじめた。
ヨネ「事故だったのよ」
源「事故?!」
ヨネ「うん、Tバック事件」
源「Tバック事件って何だ?」
ヨネ「何年か前に商店街で福引きがあってね」
源「今でも毎年やってるよ、一等が温泉旅行の」
ヨネ「それが当っちゃったのよ」
源「おまえが?川口は?」
ヨネ「バスに乗る時に分かったんだけど、ぐうぜん川口君も当ってたのよ」
源「じゃ二人で温泉へ?」
ヨネ「うん、しょうがないじゃない」
源「部屋も一緒じゃないだろうな」
ヨネ「部屋は別々よ、もちろん」
源「でも、食事は?テーブルは一緒だろ?」
ヨネ「同級生で顔なじみだもの、食事はあたしの部屋で一緒にしたの」
源「酒も飲んだのか?」
ヨネ「少しね、食事しながら」
源「ふん、差しつ差されつか」
ヨネ「飲んでるうちに、副賞があったのを思い出したの」
源「福引きの?」
ヨネ「ええ、小さな包みで、開けたらそれがTバックだったのよ」
源「それって、赤と黒の?」
ヨネ「そうよ、何で知ってるの?」
源「いや、ちょっとな」
源三はそれに思い当たるところがあった。
クリスマス会のゲームに用意した景品が余って商店街に寄付したのだ。
ヨネ「包みを開けたらTバックが出てきて、川口君が・・
川口「へへへ、ヨネちゃん、穿いてみろよ」
ヨネ「いやだこんなの、川口君こそ穿いてみたら」
川口「いいよ、俺が穿いたら、ヨネちゃんも穿くんだぞ」
ヨネ「二人とも酔っぱらってね、ふざけて穿いちゃったの」
源「おまえが赤で、川口が黒か?」
ヨネ「そう、お互いにその格好見て大笑いしてね」
源「大笑いして?どうしたんだよ」
ヨネ「川口君がね・・
川口「なあ、ヨネちゃん、プロレスごっこしない?」
ヨネ「なんで?プロレスごっこなんかいやよ、こんな格好で」
川口「小学校の時、よくやったじゃないか」
そういえば、源三にもそんな遊びをした覚えがあった。
源「プロレスごっことは、川口も考えたな・・」
ヨネ「それでプロレスごっこになって、ふざけて技を掛け合ってたの」
源「寝技ばっかりじゃねえのか」
ヨネ「気が付いたら、あたしが馬乗りになってたの」
源「なってたって、自分で乗ったんだろ」
ヨネ「まあ、そうだけど、そしたら川口君が・・
川口「ねぇヨネちゃん、これ、騎乗位じゃない」
ヨネ「やだ、川口君、立っちゃってるの?」
川口「だってこれ、やってるみたいじゃないか」
ヨネ「これ穿いてるから、入んないわよね」
源「いや、危ねえぞ、紐は細いし..」
川口「ヨネちゃん、そんなに腰振ったら気持よくなっちゃうよ」
源「なんだぁ?腰も使ったのかよ」
ヨネ「知らないうちに動いちゃったのよ」
川口「ヨネちゃん、なんか濡れてきてるぞ」
源「まずいな、ありゃ紙だぜ、濡れたら溶けるぞ」
ヨネ「そうなの、川口君が・・
川口「あっ、これ溶けてきてるぞ!入っちゃったよ!」
ヨネ「あら、ほんと?どうしよう」
源「どうしようって、抜かなきゃだめだろ!」
ヨネ「だって、川口君が・・
川口「ヨネちゃんっ、気持いい!」
ヨネ「はあっ、あたしもよ、川口君!」
源「早く抜いてくれよ」
ヨネ「その時はもう二人とも止まらなくなっちゃって」
源「最後までいったのか」
川口「ああっ、ヨネちゃんっ、出る、出るっ!」
ヨネ「あっは〜ん、川口くーん!・・
・・って、気が付いたら終わってたんだけど」
源「くそ、川口の野郎、今度会ったら」
ヨネ「ねえ、喧嘩しないでよ、事故みたいなもんなんだから」
源「事故!?Tバックのせいで?」
ヨネ「そうよ、だからTバック事件なのよ」
源「じつはな、あのTバック、俺が寄付したんだ」
ヨネ「エーッ?源ちゃんが?」
源「あー、あんなの寄付しなきゃよかったー」
ヨネ「そうよ、お陰で大変だったのよ」
源「まさか、そのあともつづいてるんじゃないだろな?二人の関係」
ヨネ「いやね、あの晩だけよ、川口君奥さんいるしね」
源「仕方ねえか、俺のTバックのせいだし」
ヨネ「そうよ、ま、酔いが覚めてからもう1回やったけどね」
源「それ、Tバックのせいじゃねえだろ」

ゴムが伸びたパンツがズボンの中で下がってくることがある。外から見たら分らないけど嫌なもんだ。

タバコが切れた時、灰皿の吸いがらを長い順に並べたことがある人ーっ!

予想はしていたが、翌日「ナオミ」では一悶着起きていた。
隅っこのテーブルで源三と川口が睨み合っている。
カラランとドアベルが鳴って浜田が入ってきた。
直子「いらっしゃーい」
浜田「あれ?源さんと川口、何かあったのかい?」
直子「そうなの、原因はヨネ子さんらしいんだけど」
浜田「やっぱりヨネちゃんの取り合いか?」
直子「でも川口さんは奥さんいるのよね」
浜田「なのにあいつ、女の尻ばっかり追っかけやがって」
直子「一日1回はあたしのお尻か胸さわるのよ」
浜田「よし、俺が話つけてくるよ」
そう言うと浜田は源三と川口がいるテーブルへ行って黙って座った。
源「よう、来てたのか?」
川口「なんだ、お前か?」
浜田「お前かはないだろ、この色気違い」
言われた川口が気色ばんで浜田の胸ぐらを掴んだ。
川口「なんで俺が色気違いなんだよ」
源「女を見れば見境ないからじゃねえか」
浜田「そうだよ、さっき道で会ったら、ヨネちゃん泣いてたぞ」
川口/源「え?ヨネちゃんが?泣いてた?」
浜田「うん、あたしが原因で浜田と源さんが仲たがいしたら、もうこの店来れないって」
川口/源「そうかあ・・」
源「仕方がねえなぁ」
川口/源「・・じゃ仲直りするか?」
源「直子ーっ、酒!」
川口「俺、ビールな」
浜田「じゃ俺、ヨネちゃん呼んで来るよ」
源「すまねえなー」
川口「頼むよー」
急ぎ足で浜田が出て行くと、直子がトレイに酒をのせて持ってきた。
直子「オジサンたち、朝からお酒?」
源「それがいいんじゃねえか、なあ」
川口「その通ぉーり」
源「ま、一杯いこう」
川口「源ちゃんから」
もう二人の間には何のわだかまりもなかった、一時的にだが。
そこへヨネ子を連れて浜田が入ってきた。
ヨネ「ごめんねえ、あたしの為に嫌な思いさせちゃって」
川口「まあ、いいから」
源「乾杯するか、直子、酒!コップも」
浜田「俺、ビールがいいな」
揃って飲むのは久しぶりのことで、いつの間にか杯がすすんで皆いい気分になってきた。
川口「幼馴染みの二人はゆうべついに結ばれたってわけだ」
源「まあ、そういうことだ、面目ない」
ヨネ「源ちゃんにマッサージ頼んだらね、あたしの腰もみながら、この人ここ大きくしちゃってさあ」
川口「ヨネちゃんがそれマッサージしちゃったんだろ」
浜田「おいおい、昼間からする話じゃないぞ」
源「大丈夫だよ、他には客いねえんだから」
直子「あたしがいるわよ」
浜田「そうだよ、直ちゃんはまだそっちの方はウブなんだから、なあ」
直子「まあ、表向きはそういうことで」
ここで川口が昨日の停留所の出来事を思い出した。
川口「そうだっ、浜田、おめえ昨日はどうしたんだよ」
浜田「え?きのう?」
川口「そうだよ、ずっと待ってたんだぞ、カラオケ屋で」
浜田「ああ、昨日は悪かったな」
川口「誰なんだよ、あの女は」
浜田「あれか?あれは・・加藤さんだ」
川口/源「誰だ?加藤さんって」
浜田「だから、俺の大事な人だよ」
ヨネ「へえ、浜ちゃん、そんな人いたの?」
川口「いるよな、女の1人や2人」
源「浜田は独身なんだから、思いっきり楽しめばいいんだよ」
浜田「それがなあ、そうもいかねえんだ」
あまり話したくない様子だったが、浜田は昨日のことを話しはじめた。
浜田「じつはなあ、あの人亭主持ちだったんだよ」
川口「おお!人妻か?いいじゃないか」
浜田「よくないよ」
源「何でまた人妻なんかと・・」
浜田「知らなかったんだよ、昨日までは」
ヨネ「そりゃ、相手も悪いよ、言わなかったんだろ、結婚してるって」
浜田「じつは口きいたの昨日が初めてなんだ」
源「じゃ、初対面か?」
浜田「道で歩いてるところを何度か見かけことはあるけど」
ヨネ「それだけで好きになっちゃったの?その人のこと」
浜田「まあ、そういうことだよ」
川口「何だか、おかしな話だぞ、こいつあ・・」

よその奥さんと立ち話をしていて、ジェスチャーした拍子に手が触れ合ってしまうと、次の接触に備えて指先に全神経が集中してしまう。

昨日、通りの向いへ駆けだして行った浜田は、バス停で日傘をさした婦人に話しかけた。
浜田「バス、まだ来ませんか?」
婦人「ええ、まだみたいですよ」
浜田/時刻表を指で辿りながら「いま、2時半ですよね、2時20分のだから・・」
浜田「だいぶ待っているんですか?」
婦人「ええ、もう10分以上になると思います」
伸びをして遠くを見る浜田
浜田「あっ、来た、来た」
二人はやって来たバスに乗ってしまった。
運転手「発車します、席にお着きください、お立ちの方は・・」
取り残してきた川口に窓から手を振ると川口が何か叫んだが聞こえなかった。
バスは空いていたので浜田は婦人の席の隣に座った。
浜田「奥さん、どちらまで?」
婦人「私?ちょっと病院まで」
浜田「えっ、どこかお悪いんですか?」
婦人「いえ、主人が長く患っておりまして、きょうはお薬をもらいに」
浜田「そうですか、結婚してらっしゃるんですか」
婦人「それが何か?」
浜田「いえ、・・その・・お大事に」
婦人「ありがとうございます」
浜田「じつは、その・・」
婦人「えっ?」
浜田「不審に思うでしょうけど、あなたのこと前から知ってたんです」
婦人「えっ?何故ですの?」
浜田「あなたが街を歩いているのを何度か見かけたことがあって」
婦人「まあ!」
浜田「最近ずっとお見かけしないので、心配してたんです」
婦人「そんなこと言われても、私・・」
浜田「失礼は承知の上で、あの」
婦人「私、次で降りますけど」
浜田「あの、せめてお名前だけでも」
婦人「困りますわ」
運転手「つぎ止まります、ドアが開いてから席をお立ち願います」
バスが止まって婦人は降車口へ、追うことを躊躇らった浜田は名前を告げるのが精一杯だった。
浜田「ぼく浜田です!」
運転手「ドアが閉まります、お立ちの方は・・」
婦人「加藤です」

ライターがつかなくなった時、古びたマッチ箱にマッチが一本、擦ったらついたがすぐ消えた。

ヨネ「前から知ってたって、どのくらい前なの?」
浜田「5年くらい前かな」
川口「その間一度も声を掛けなかったのか?」
浜田「だって見ず知らずだぞ、何て声かけていいか・・」
川口「そうか、昨日がそのチャンスだったわけだ」
浜田「そうなんだよ、川口には悪かったけど」
そこへ直子が地図を持ってきた。
直子「ねえ、その人の家探してみたら?」
窓の隅に昨日のバス停が見える、川口がそっちを指さして、
川口「家はあのバス停の近くじゃないのか?」
ヨネ「じゃこの近所よねえ、源ちゃん知ってる?」
源「加藤か?いや、知らねえなあ」
川口「ほかに見かけたのはどの辺だ?」
浜田「んーと、そこのコンビニの近くと、反対側のバス停かな」
源「昨日のバス停がそこで、反対方向に乗る時はこっちだと、家はこの辺かな?」
浜田「ああ、コンビニから出てそっちの方向へ帰って行ったよ」
川口「おまえ、後をつけたのか?」
浜田「そんなストーカーみたいなことするかよ」
ヨネ「でも、その辺探してみたら?」
浜田「いや、いいよ、家が分かっても訪ねちゃ行けないよ」
源「また会いたいんだろ?」
浜田「そりゃ会いたいけど・・」
ヨネ「でも、亭主持ちだったんでしょ」
川口「亭主持ちだからって遠慮することないぞ」
浜田「いや、やっぱりまずいと思うよ」
源「川口の考え方は反社会的だな」
浜田「俺は運命に任せるよ、また会えるさ、そのうち」
源「そうだな、いままで通りがいいかも知れねえな」
川口「よし、じゃ今日は皆でカラオケ行こう!」
源「たまには俺も行くかな」
ヨネ「あたし歌える歌がないのよねえ」
浜田「大丈夫だよ、歌詞が出てくるんだから」
川口「いま何時だ?」
浜田「ん、2時半」
川口「昼間料金だな、フリータイムでいくか?」
4人は「ナオミ」をあとにしてカラオケ屋に向かった。

喫茶「ナオミ」は駅から離れたところにあるので、ほとんど一見のお客は入ってこない。
直子が店番をしながら雑誌を読んでいると、カラランとドアベルが鳴った。
見るとこの店には相応しくないような、品のある婦人が立っていた。
直子「いらっしゃいませー」
婦人は店内を見渡して窓際の席についた、直子がおしぼりとメニューを届けると、
婦人「じゃあ、アイスコーヒーを」
直子「承知しましたぁ、あいすわん」
婦人「ちょっとお尋ねしますけど、こちらに浜田さんって方見えることあります?」
直子「えっ!は浜田・・ですか?」
その名前を聞いたショックがおそらく顔に出てしまった。
直子「失礼ですが奥様は・・?」
婦人「あ、わたし加藤です」
その名前を聞いたショックもおそらく顔に出てしまった。
直子「かっ、かか加藤さん!!」
「ちょっとお待ちを」そう言い捨てて直子は店を飛び出した。

カラオケ屋「ドンドン」は「ナオミ」から2〜3分の所にある。
直子は階段を駆け上がると受付のお兄さんに捲し立てた。
直子「ねぇねぇ、パパたち来てるでしょ?」
受付「すみません、お客様のお名前を」
直子「ああ、たぶん、川口かな?」
受付「川口様でしたら107のお部屋ですが」
直子「ちょっと急用なの、あたしはすぐ帰るから」
107へ駆け込むと、ちょうど川口とヨネ子が『別れても好きな人』をデュエットしていた。
直子「ねぇねぇ、大変、来たのよ、加藤さん、店に」
川口/浜田/源/ヨネ「ええーっ!!」
直子「すぐ来て!」
そう叫んで店に戻りながら直子は自分の心臓がドキドキ鳴っている音が聞こえた。
どのくらい待たせたか、婦人はさっきのまま座っている。
直子「お待たせしました、すぐにコーヒー作りますから」
婦人はにっこりと頷いた。
直子「あの、浜田さん、いまこっちに向かってますから」
婦人は驚いたように直子を見たが、すぐに落ちついた表情に戻った。
これから起きることを期待してナオコの心臓はまだ嬉しい悲鳴をあげている。
そこへ源三たち4人がドヤドヤと入ってきて、婦人を見てその場に立ち止まった。
浜田「か、加藤さん・・」
婦人が立ち上がって浜田に席をすすめた。
ほかの3人は気を利かせて離れたテーブルに着く。
浜田と婦人はしばらく見つめ合っていたが、やがて婦人が口を開いた。
婦人「きのうはどうも、ごめんなさい」
浜田「いや、突然おかしなこと言ってしまって」
婦人はウウンと首を横に振って微笑んだ。
美しかった、しかもそれは親しみのある美しさだった。
浜田「でも、よくここが分りましたね」
婦人「昨日お二人がここから歩いてらしたでしょ」
直子がコーヒーを持ってきた。
浜田「あ、僕も同じもの」
直子「はいっ、あいすわん」
直子が浜田のコーヒーを持って来ると二人は同時にコーヒーに手をのばし、
同時にストローをくわえて、また同時にテーブルに戻した。
浜田が婦人に微笑むが、その顔は泣いているようにも見えた。
婦人も微笑みながらハンカチを出して目を拭った。
そして二人は何度も頷き合った。
別のテーブルの3人は極力見ないようにしながらも全神経を浜田たちに集中していた。
店の中は不思議な静寂に支配されてしまった。
その静寂を打ち消すように源三が紙を持ってきて何かを書きはじめた。
やがて昼寝部屋の入口に<貸切り>と書いた紙を貼付けてへ中へ入ると、
しばらくして巻いた紙を持って出て来て川口とヨネ子に開いて見せた。
<他のお客様のご迷惑になるので、ここでの性行為はご遠慮ください>
部屋の中に貼ってあったのを剥がして来たのだ。3人は顔を見合わせて頷き合った。
直子もこの静寂をなんとかしようと、普段は使わない旧いステレオにLP盤をセットした。
店の中にショパンのノクターン作品9の2が静かに流れる。
何かに気が付いたように婦人が立ち上がった。
直子は思った「あたし余計なことしちゃったかしら?」
つられたように浜田も席を立った。
婦人「じゃ、また」
浜田「また」
またお互いに見つめ合って、浜田はドアのところまで送った。
カラランとドアベルが鳴って、婦人は出て行った。

物干に掛かった穿き古した下着、咽から手が出るほど欲しくなっても、盗んではいけません。

浜田は窓の外を歩いて行く婦人が視界から消えると、皆のいるテーブルに来た。
座って目を瞑ると深いため息をついてにんまり笑った。いかにも満足げだった。
ヨネ「ねえ、何話してたの?」
浜田「べつに何も」
源「せっかく部屋を貸切りにしたんだぜ」
浜田「ありがとう、でも、必要ないよ」
川口「あの加藤さんと、これから付き合うんだろ?」
浜田「さあ?・・」
ヨネ「さっきも見つめ合ってるだけだったでしょ」
川口「諦めたのか?旦那がいるから?」
浜田「旦那は関係ないよ、あの人は僕を理解してくれている、それだけでいいんだ」
ヨネ「見つめ合っただけでそれが分るの?」
浜田「うん、この現実以上にリアルに」
源「何だか、不思議な関係だな」
直子「あたしはありだと思うな、肉体関係のない交際」
川口「俺にはわかんねえな、そういうの」
源「分かんねえだろうな、川口には」
ヨネ「源ちゃんは分るの?」
源「いや、俺も分かんねえかなやっぱり」
ヨネ「あたしはやっぱりいい人に抱かれたいな」
川口「俺もまたリベンジさせてくれよ」
源「おいおい、ヨネちゃんは共有物じゃねえぞ」
ヨネ「かと言って源ちゃんのものって訳じゃないからね」
源「何だか心がざわついてくる・・」
川口「3Pなんかどうだ?そうだ、直ちゃんもどう?」
直子「あたしは巻き込まないでよ」
源「川口の言うことは無法地帯だな、まるで」
ヨネ「あたしはもっと若い子と冒険してみたいなあ」
川口「その年でか?好きなようにすりゃいいや」
源「まあ、生まれ変わったらな」

遠くにみんなの話し声を聞きながら、浜田は婦人のことを思い出していた。
見つめ合っていると、自分が理解され愛されていることが伝わってきた。
それだけで心は満たされ、もう何も欲しくなかった。
どうやら浜田は別な世界へ行ってしまったようだ。

後日、カラランとドアベルが鳴って、婦人が再び「ナオミ」を訪れた。
直子「いらっしゃーい、パパ、加藤さんよ」
源「あ、いらっしゃい」
加藤「こんにちは」
源三は初めて間近で婦人の顔を見た。
二人はそのまま見つめ合っていた。

温泉で、風呂から上がると、脱衣場で、知らないオジサンが俺のパンツ穿いてた。

おわり、ご精読ありがとうございました。

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