遊と光希、花火大会で… |
- 01: 名前:無名作家投稿日:2018/12/27(木) 05:08
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「きれー…」
空に打ちあがる大輪の花を眺めて光希がぽつりと漏らす。
遊から良い場所を見つけたからと言って花火に誘われた。
その場所は少し高台で木々の間からうち上がりる花火をしっかり見ることができた。
「ほんとだ…花火、綺麗だな」
隣りに立った遊は優しく光希の髪を撫でながら光希を抱き寄せた。
「遊…」
「似合ってるよ」
「え?」
自分の思考に閉じこもろうとしていた光希は遊の言葉の意味が一瞬わからなかった。
「すごくかわいいよ、浴衣姿」
「あ、うん、あの、ありがとう」
「誰にも見せたくないな」
不意に遊は光希を引き寄せ、深く唇を重ねると甘い舌を味わい唾液を吸った。
「ゆ、遊…。ちょっと、ここでは…んっ…ふうぅ…んっ!」
光希は手で遊の背中を叩き、くぐもった声で遊に抗議するが、一向に止めてくれそうにない。
首を振り、無理矢理唇を外し光希は、静止の言葉をだそうとしたのだが。
「かわいいしキレイだ、光希」
何度もかわいいと言われ、恥ずかしくなった光希は顔を赤らめた。
刹那止んでい
<省略されました> [全文を見る]
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