美和子物語 夫とのお話 燃えてしまった美和・・・ |
- 01: 名前:無名作家投稿日:2017/03/22(水) 19:18
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美和子物語 夫とのお話 燃えてしまった美和・・・
先月の事でした。
長男の携帯電話へ夫から電話がありました。
『お母さんに会いたい。財産の贈与の事で話をしたい・・・』との事でした。
離婚した夫からそのようなお話を受ける訳にはいかない。と、頑なに辞退していました。
それなら、美和子さんが承知してくれるなら、財産の全てを長男へ贈与したいとの事でした。
美和子の立場ではお断りすることも出来ません。
『お父さんがそのように言われるなら、お受けしたら・・・』アドバイスをしました。
財産の贈与のお話を弁護士に依頼して手続きをしていただくことになりました。
全ての手続きが完了して彼が書類を持参してくれました。
岡山市内のホテルで、三人で夕食をして久しぶりの歓談をしました。
息子が先に帰宅してから、久しぶりで二人だけでお話をしました。
『今でも、美和子さんを大切な人だと思っている。誰とも、再婚しなかったのは君への忠誠だった・・・』
そのような言葉を聞かされて心が蘇りました。
ホテルのレストランで、少しのお酒で乾杯しました。
『いつでも、僕の所へ戻ってくれ。
<省略されました> [全文を見る]
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