危ない橋 |
- 01: 名前:無名作家投稿日:2014/04/21(月) 20:34
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高校生活もちょうど半ばの2年生2学期、夏の暑さもやっと和らいで、とても過ごしやすい日々が続くようになってきた。
私の名前は、岡崎亜耶。スポーツをしたり見たりするのが好きで、中学の時には野球部のマネージャーをしていた。高校に入ってからは、大親友の西内里美と一緒にサッカー部のマネージャーをしていた。
でも、2年生になって間もないころに、ちょっと訳有りで辞めてしまった。
私は、同じサッカー部に入ってきた瀬戸君という同級生の人と付き合っていた。
付き合っていたというか、瀬戸君はけっこう強引なタイプの人で、彼からの交際の申込みをOKしてからは、ほとんど毎日、一方的に電話がかかってきてデートに誘われて、帰宅途中や休みの日にあちこちと振り回されていたような、そんな感じで付き合うという毎日が続いた。
初体験は、彼の誕生日の日。この日はちょうど日曜日で、朝からデートをすることになった。私は、かなり以前から、彼に何をプレゼントしようかなぁと考えていて、結局、誕生日の一週間くらい前に彼本人に欲しいものを聞いてみることにした。
「ねえ、瀬戸君の誕生日に何かプレゼントしたいんだけど、何か欲しい物ある
<省略されました> [全文を見る]
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