欅坂エロ小説 |
- 86: 名前:作者投稿日:2016/11/10(木) 13:28
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理佐に茜との情事を見られてしまった。
場所も場所だったのだが、それ故にもっと警戒しておくべきだった。
普段の理佐では想像できないが、活発に他の子と話すらしいから、誰かに言いふらすかもしれなかった。
楽屋に頻繁に出入りするわけではないのでよくわからないが、もしそうなったとしたら、それは当然の報いであるから、腹を括らねばなるまい。
帰りのバスに乗るまで理佐に会うことはなかったし、他の子に何か言われるわけではなかったのだが、逆に言われないことによる緊張感があった。
大げさかもしれないが、生きた心地がしなかった。
帰りのバスでは佑唯が隣に座るや否や腕を組んできた。
「隣に座れて嬉しいな」
俺の腕に頬ずりしながら、うっとりとした顔で言った。が、しばらくするとその体勢のまま眠ってしまった。
寝顔が可愛らしくて、その頬を指で撫でてやった。すると、佑唯はゆっくりと目を開けて、俺の指に軽く口づけた。
太ももを剥き出しにして、弱い力でさらさらと撫でると、眉間にシワが寄った。
寝ている(寝ていた)子に悪戯するのは、実にスリリングな遊びだった。それも程々に、俺は座り直した。
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