欅坂エロ小説 |
- 728: 名前:作者投稿日:2017/07/20(木) 22:24
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死んでないんだよなぁ
更新空いてしまいまして、申し訳ありませんでした。
マイクロバスに着くまで、俺と紗理菜の会話が途切れることは無かった。
バスの座席も、自動的に紗理菜が隣に座ることになった。
「あっ!ちょっと!何で先に座ってるのぉ!」
ねるが当然のように抗議するが、そこに史帆が止めに入った。
「だめだめ。お兄ちゃんはサリマカシーと話があるから、ねるちゃんはこっち行こうねー」
と言いながら、強引にねるの腕を引っ張っていった。
「サリマカシー?」
「あっ、私のあだ名なんです。変ですよね?」
「不思議な感じはするな」
それから紗理菜は、自らの生い立ちや趣味のこと、休日の過ごし方、学校でのことなど、色々話してくれた。
終始、紗理菜の笑顔が崩れることは無かった。
「そうか、紗理菜ちゃんは大学生なんだな。大学じゃあ、周りも彼氏持ちが多いんじゃないか?」
「そうなんです。友達がカップルで歩いてたり、彼氏のノロケ話とか愚痴とか聞かされたり…」
「セックスの話は出るのか?」
「ふぇっ!?」
紗理菜は飛び上がらんばかりの反応を見せた。
大きくつぶらな瞳が、さらに見開かれた。
史帆とはまるで正反対だった。
それから察するに、恐らく経験はゼロで、知識もそれほど豊富ではないだろう。
ねるからはメンバーのことは聞かないので、オナニーの頻度や回数も知らない。
「そういう話はするの?」
俺の問いに、紗理菜はブンブンと頭を振った。
さっきよりも真っ赤になっている。
「そうか。まあ、この寮にいたら色々聞くことになるだろうよ」
「そうなんですか!?」
「今夜、ねるや史帆たちと『遊ぶ』予定でいるんだ。紗理菜も来なよ」
『遊ぶ』の意味は、説明するまでも無いだろう。
それに、敢えて詳しく言わない方が、紗理菜も警戒しないと思ったのである。
紗理菜の肩に腕を回し、頭をポンポンと軽く叩いた。
ピクンと体が反応していたが、嫌がる素振りは見せなかった。
紗理菜の脈拍が、徐々に速くなっていった。
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