欅坂エロ小説 |
- 651: 名前:作者投稿日:2017/06/23(金) 14:30
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後始末が終わると、鍵を開けて外に出る。
「ねえ。AVとか見たりするの?」
セックスをする前と変わらぬテンションで、史帆は尋ねた。
さっきまで高い声で鳴いていたとは思えない。
「見ないね。そんなもん見なくても、お前らがいるからな。必要ないんだよ」
「ははは。そっかー」
「まあ、ジャンルはある程度わかるけどな。興味があるのか?」
「勉強の為に見ようかなって思ったの。次にエッチする時に役に立つかもしれないじゃん?」
「なるほど。じゃあ、マニア向けのじゃなくて、一般的なやつだな」
「マニア向けって、どんなのがあるの?」
「そうだな、例えばSMの調教モノとか、あと強烈なのだと…スカトロプレイとか」
「スカトロって?」
「男の前で女優がうんこやおしっこをするのさ」
「オエーッ!」
史帆は思いっきり顔をしかめた。
そこにあるのは、激しい嫌悪感以外にない。
「汚いのは無理!そんなので興奮する人とかいるの?」
「どうやらいるみたいだな。全く理解出来んが」
「あり得ない!私そんなの絶対無理!」
「俺もだよ。大嫌いさ…」
俺は肩をすくめて苦笑した。
「まあ、そういうハードなもの以外で適当なものを借りてくるといい。ネットで調べれば色々出るから」
「わかった。じゃあ、次までに頑張って色々覚えるね」
雑談を交わしていると、背後から声を掛けられた。
「あ、あの」
史帆より一層ロートーンな声だった。
その声だけで、声の主がすぐにわかった。
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