欅坂エロ小説 |
- 605: 名前:作者投稿日:2017/06/16(金) 00:51
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史帆の誘いは、唐突にも取れるが、話の流れでそうなるかも、という予想と期待は、俺の中で少しだけあった。
「今?」
「今。時間あるし、鍵閉めたら誰も入ってこないよ。いいでしょ?」
「史帆がいいなら」
史帆はニッコリ笑うと、俺に歩み寄ってキスをしてきた。
化粧品の匂いか肌の匂いか、判別は出来なかったが、芳しい香りがした。
史帆の唇は、赤い口紅を塗っているせいか、とても官能的であった。
それに柔らかく、吸いつくようだ。
舌の進入もすんなりと受け入れてくれた。絡ませ方も上手い。
しばらくディープキスを続けた後、唇を史帆の頬や首筋、耳たぶなどに這わせると、史帆の息が少し荒くなった。
自然と手が史帆の胸にあった。
ピクッと反応はあったが、嫌がったわけではないらしい。
史帆の服を脱がせていく。
俺が一枚脱がすと、その下のシャツは史帆自身が脱いだ。
淡いピンクのブラジャーの下で、乳房が綺麗な谷間を作っていた。
下も脱がそうとしたが、史帆の手が俺の手を捕らえた。
「待って。私だけじゃ恥ずかしいよ」
ああ、そうかと俺は上半身裸になった。
全部脱ぐのは、まだ早い。慌ててはならない。
「わ…すごい。カッコいい…」
史帆はうっとりとした目で俺の胸を見た。
個人的に太るのが嫌で、定期的にジム通いをしている。
アスリートやボディービルダーのようなバキバキな筋肉ではないので、自慢出来るほどのものではないが、それなりに筋肉はついていた。
俺の胸を愛おしげに撫でると、乳首を咥えた。
史帆の唇が窄まり、大きな音を立てて吸ってきた。時折、濡れた舌で撫でられる。
普段はされない女からの攻撃に、背筋がゾクっとした。
興味本位とか、軽はずみな気持ちでしているのではない。
快感をしっかりと与えんとする愛撫だった。
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