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  欅坂エロ小説

598: 名前:作者投稿日:2017/06/13(火) 21:39

正解です!やっぱり史帆ちゃんは皆と雰囲気が違いますよね。

「改めまして、加藤史帆です。よろしくお願いします」
その少女は、俺に頭を下げた。
「堅い挨拶は無しだ。敬語も無し。それに俺を呼ぶ時は…」
「お兄ちゃん、だっけ?」
史帆は笑った。
「そうだ。わかってるじゃないか」
「ねるちゃんから聞いた。でも何でなの?名前とかでいいと思うんだけど」
「下の名前絡みで呼ばれると、何か友達っぽくて違うというか…おじさんと呼ばれるのも嫌だし、いい具合かなと思ったんだ」
「なるほどねー…あ、そうそう。聞いてもいいかな?」
「何だい?」
「昨日の夜、ねるちゃんと一緒にいた?」
「ああ。俺の部屋に遊びに来たよ」
俺は少しドキリとしたが、そのままを答えた。
「何して遊んだの?」
「遊んだって程でも無いな。ただテレビを観て、だらだらしてたぐらいだったよ。あと、アイス買いにコンビニに行ってた」
「まだ外寒いのに?」
「ねるが食べたいと言ってたからな」
もっとも、本人は眠ってしまっていて、結局食べることは無かったのだが、そこまで事細かに言う必要もあるまい。
「セックスはしなかったの?」
史帆の口から、突然セックスという単語が飛び出てきて、俺は少したじろいだ。
やはり、セックスには抵抗が無さそうだ。
「しなかった。寝込みを襲うのは悪いしな」
「ふーん。じゃあさ、セックスより前のことは?」
興味津々に尋ねてくる史帆を試してみようと思った。
あえて直接的な表現で言った。
「フェラチオを一回」
「それだけ?」
「それだけ」
「そっか」
史帆はあまり驚いた素振りを見せなかった。
がっかりしたのと同時に、少し気が楽になった。
気を遣いつつセックスをする必要が、史帆には無いということがわかったからである。
それから史帆は、少し挑むような目つきで言った。
「ねえ、今ここでセックスしようよ」

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