欅坂エロ小説 |
- 56: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/08(火) 14:33
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今日は、昨日とは別のテレビ局での収録があった。昨日と同じミニバスを使う。表に車を回すと、話し声が近付いてきた。しかし、すぐには乗って来ず、何やらじゃんけんの掛け声が聞こえた。耳を澄ますと、
「お兄ちゃんの隣は私だよ!」
「違う!私が座るの!」
などと、言い争っていた。どうやら俺の隣の席争奪戦が繰り広げられているようだった。最後の「やったー!」は、友梨奈の声ではなかった。
「お兄ちゃん!」
優勝したのは、上村莉菜だった。幼く見えるが、実は19歳なのである。まだ中学生の友梨奈と変わらぬほどテンションが高い。
「今日の服も可愛いな」
「え?本当!?」
「うん。良く似合ってる」
「嬉しい!!」
昨日は服を褒めたっきり、全然会話が出来なかったので、莉菜は本当に嬉しそうだった。皆が続々と乗り込んでくるなか、俺の手をギュッと握る。次々に刺さる視線が気になる。友梨奈は悔しそうに俺らを見ていた。理佐はチラッと見たっきり、すぐに座ってしまった。
「私ね…お兄ちゃんにずっと会いたかったの」
急に莉菜の声のトーンが落ちる。楽しい話ではこうはならないのだが、真剣な話の時は、モードが切り替わったようになる。
「私と一緒にいてほしくて…私の体に触ってほしくて…昨日一日中ずっとお兄ちゃんのこと考えてたの」
「寂しい思いをさせちゃってごめん」
「お兄ちゃん、キスして」
莉菜の唇はプルプルで、とても柔らかそうだった。またしてもキスでは終わらない予感を感じながら、俺は莉菜にキスをした。
すると、莉菜は俺の首に腕を巻きつけ、吸い付くように唇を重ねてきた。ストレートに下ろした髪を撫でてやりながら、キスをしていると、唾液にまみれた莉菜のピンクの舌が、歯の間を割って入ろうとしてきた。それに舌で応える。
どんどん深くなっていくキスに、莉菜は酔いしれていた。
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