欅坂エロ小説 |
- 478: 名前:作者投稿日:2017/04/16(日) 02:31
-
>>477
コメントありがとうございます。
佑唯ちゃんの休養は残念ですが…それはあまり関係ないです。
新学期が始まって忙しくなっていました。
彼女には1日でも早く良くなってほしいですね。
続きです。
3時間後、茜は目を覚ました。
「ん…あれ、ここは…?」
ぼんやりと呟き、辺りを見回す。
身動きをすると、ガチャリ、と冷たい金属音が鳴った。
見ると、全裸で大の字にさせられ、四肢を手枷と足枷で固定されていた。
それらはベッドの四隅の柱に繋がっていた。
「えっ?ちょっと、何これ!?」
茜は上ずった声で叫びながら、キョロキョロと見回した。
しかし、人の姿を認めることは出来なかった。
「誰かぁっ!誰か助けてえぇっ!!」
パニックに陥った茜は、あらん限りの大声で叫んだ。
「お目覚めか」
俺の声にハッとして、茜が弾かれたようにこちらを向いた。
敢えて茜の見えにくい位置にいて、孤独感を味わせようと思ったのだ。
「お兄ちゃん!?一体何のつもりなの!?」
「それはこいつが話してくれる」
俺は葵の背中を押した。
葵は緊張しているのか、唇を噛み締め、グッと拳を握り締めている。
「葵!?こんなことしてタダで済むと…」
「うるさい!!」
葵は叫んだ。
驚いた茜は、思わず息を呑んだ。
ワナワナと震えながら、葵は続けて怒鳴った。
「いつもいつも私を上から目線でからかって、ムカつくんだよ!今日こそはギャフンと言わせてやるんだから!!」
「…というわけで、葵から依頼を受けたわけだ。悪いが、茜にはみんなのおもちゃになってもらう」
「何よ、それ…やだよ…何するの!やめて!!」
ジリジリと近付いてくる仲間たちに、茜は身を捩りながら泣き叫んだ。
無駄な足掻きだと、彼女自身もわかっていただろう。
いつも見る友の顔が、今の彼女には悪魔のように映った。
茜の心は、恐怖に支配されていた。
-
-
|
|