欅坂エロ小説 |
- 46: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 23:49
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>>43、>>44さん、ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです
「お兄ちゃん、裸じゃん」
「風呂入ってたからな」
「寒くないの?」
「平気だよ」
友梨奈が腰に手を回してくる。背中に顔を埋めてくる。
「あっ、でもあったかい」
「そうだろ?朝風呂は気分がスッキリするし、目覚めにもいいんだ」
「今度、私も一緒にお風呂入っていい?」
「もちろん。友梨奈がいいなら」
「やった!じゃあ、朝はずーっとお兄ちゃんを独り占めできるね。エッチだっていっぱい出来るし…」
「友梨奈はエッチのことしか考えてないのか?」
「うっさい!」
俺が茶化すと、友梨奈は顔を赤らめながらバシバシと背中をはたいた。
「それより友梨奈、服着て。変な気分になるから」
「変な気分になっちゃダメなの?」
友梨奈は笑顔で挑発してくる。ここで負けたらダメだ。
「ダメ。襲っちゃいそうだからね」
「襲っていいよ。お兄ちゃんになら、何でもされたい」
「そういうこと言わない」
「チェッ、ケチぃ」
友梨奈は唇を尖らせて、寝室に戻っていった。友梨奈の悩殺ゼリフにやられかけたが、さっき大浴場で友香とセックスをしたおかげで、性的興奮はそれほどしなかった。ソファーにドッカと座った。今日もまた欅坂と同行か。また友梨奈たちに翻弄されるのかもしれない…と考えていると、昨日のパジャマを着た友梨奈が隣に座ってきた。かと思うと、俺の膝に頭を乗せてきた。
「あ、そうだ。お兄ちゃん。おはようのチューしてなかった」
「やり直しだな。おはよう」
「おはよう、お兄ちゃん」
友梨奈は目を閉じて、唇を重ねてきた。一回で終わりかと思いきや、軽いキスを何度も続けてくる。またスイッチが入ってしまう。
「お兄ちゃん、大好き」
「俺もだ」
「今日もずっと一緒だよ?」
「それは無理かな」
「ダメ!一緒にいるの!」
友梨奈はギューッと俺の体を強く抱き締めてきた。始まった。友梨奈の甘えん坊モード発動である。
「そう言わずにさ。良い子なんだから」
「友梨奈、悪い子だもん!」
「小学生かよ。あまり俺を困らせないでほしいな」
「だって大好きなんだもん」
結局はここに帰ってくるのだ。俺はため息をつく。
「そうか、じゃあ悪い子とはエッチ出来ないなぁ」
「えっ…」
友梨奈にはこのセリフが一番効き目がある。友梨奈の気持ちはわかるが、こうでも言わないと言うことを聞いてくれない。
「ごめんなさい!お兄ちゃんの言うこと聞くから、それだけはやめて。お願い」
「ごめんごめん。嘘だよ。友梨奈の気持ちはわかってるから」
友梨奈の髪を撫でてやる。
「私のこと、嫌いにならない…?」
「なるわけないだろ」
「よかったぁ…」
友梨奈は安堵の表情になった。その時、ドアがノックされた。
「はい」
と返事をすると、恐る恐るといった感じでドアが開いた。入ってきたのは、友香だった。
「ああ、よかった。ずっと起きてらしたのですね」
友梨奈は頭の上に?マークを浮かべていた。友香が続きを言う前に、俺は口を開いた。
「もうみんな起きてる?」
「ええ。食堂に集まってきていますよ。お兄様をお呼びしようと思いまして…」
「ありがとう。すぐ行くよ」
「あっ!待って!」
友梨奈も慌ててソファーから起き上がる。その僅かな隙に、俺は友香に耳打ちした。
「今朝のことは友梨奈には内緒にしておいてくれ」
それを聞いた友香は、悪戯っぽい微笑を浮かべた。
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