欅坂エロ小説 |
- 41: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 21:30
-
素直になれなくて
「あんっ、あっ、ああーっ!お兄様ぁっ!ダメですうぅっ!」
「ほら、見てみな。自分の姿を」
全裸の友香を後ろから突きながら、顔を上げさせて、鏡に映る自分の姿を見せようとする。
「ああっ、嫌ぁっ、恥ずかしいですぅっ!そんなぁ!」
「ダメダメ。ちゃんと見るんだ」
お上品なお嬢様は、今やセックスに夢中になる雌と化していた。そんな自分の姿を、友香は認めたくないのかもしれない。
「ほら、言ってごらん。友香ははしたない女ですって」
「ううう…」
「言わないならもうやめるよ」
「そんな!嫌です!!」
友香は素早く顔をこちらに向け、涙目で懇願した。ほぼ全ての女の子に効く必殺ゼリフである。
「じゃあ、言いなさい」
「…私は…菅井友香は…エッチな…はしたない子ですぅ…っ」
「よく言えました」
腰のスピードを上げる。湿った肉の叩きつけ合う音が大浴場に大きく響いた。友香の嬌声が高くなった。
「あんっ!あんっ!お兄様ぁ!もうイキそうですぅ!イかせてくださいいっ!!」
クライマックスに向けて、友香のくびれた腰を掴み、中を深く抉るように突いた。揺れる乳房を後ろから鷲掴みにし、硬く勃起する乳首を摘みながら腰を振る。同時に複数の刺激を与えられると、もう友香はダメだった。
「あああっ!イっちゃうううぅっ!イクううううっ!!」
友香の絶叫が、大浴場に響き渡った。朝早くだから、二人以外には誰もいない。だから友香も、普段と違って大胆になれたのだ。絶頂に達した友香は、ぐったりと脱力した。鏡についていた手がずり下がり、擦れて変な音が鳴った。優しく抱きとめてやり、射精の脈動が収まったペニスを抜いた。昨夜、三回に渡って行った友梨奈とのセックスを物ともしない射精であった。友梨奈に起こされる前に、こっそりベッドを抜け出した俺は、大浴場を独り占めしようと、朝日が昇る時間に風呂に浸かっていた。窓から射し込む日光を浴びながら湯に浸かる。最高の目覚めであった。そこに友香が入ってきて、のんびりとするはずの朝風呂が一変したのである。
「あっ、お兄様。奇遇ですね」
「友香も朝風呂か?」
「はい。あの…ご一緒してもいいですか?」
「もちろんですとも、お嬢様」
「もうっ、やめてください」
友香は笑いながら、俺の隣に並ぶ。
「綺麗…」
「これを一人で見て、今日も一日頑張るぞって気持ちを高めるんだ」
「そうなんですね」
「結構スッキリするぞ、これ。友香、朝風呂して正解だったかもよ」
「そうですね。目も覚めるし、お兄様も独り占め出来るし…」
俺の肩に頭を預け、体に腕を回してきた。友香の目は、完全に獲物を狙う目だった。
「ねえ、お兄様…私と…しませんか?」
そして今に至る。友香の股間を洗い流し、後始末をすると、のぼせないように早めに上げる。脱衣所で、友香の体を拭いてやる。意識が朦朧としていると思い込んでいたが、友香は俺の手をそっと握って言った。
「お兄様。大丈夫ですよ。一人で着れますから」
「そうか。俺はもう少しいるからな」
「はい。また後で…」
友香は恥ずかしそうに微笑むと、服を着て、大浴場を後にした。俺はもう一度中に戻り、朝日を浴びながら深呼吸をした。心が洗われる時だった。その後は誰も来る気配はなく、俺はザバリ、と湯から上がり、冷水を体にぶっかけてキリリと体を引き締める。頭から被ると、シャキッと頭が冴える。ため息を一つ吐き、大浴場を出る。
-
-
|
|