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  欅坂エロ小説

299: 名前:作者投稿日:2017/01/27(金) 03:21

作者です。

>>295さん
良いですね!参考にさせていただきます。ありがとうございます。

葵と別れた直後、肩を叩かれた俺は飛び上がらんばかりに驚いた。
長沢菜々香が、その反応に逆に固まっていた。
「菜々香か、びっくりした」
「私も…そんな反応すると思わなかったから」
菜々香は理佐よりも感情の起伏がわかりにくく、誰よりも慎重に接する必要があった。
セックスをしたのも、まだ一回しかない。
「ねえ…葵と二人で何してたの?」
「お悩み相談」
「そう」
この答えはあながち間違いではない。
しかし、続けて菜々香は言った。
「じゃあ、どうして喘ぎ声がしたの」
菜々香のつぶらな瞳が、俺を見据えて離さない。
「たまたまここ通ったときに聞こえたの。パンパンって音と、その…」
そこまで言って、菜々香は口ごもった。
まだセックスに対しては恥じらいがあるようだ。
顔を赤らめて俯く菜々香の肩に手を置いた。
ピクン、と菜々香の体が反応した。
「それで?」
「…葵の気持ちよさそうな声が聞こえて…羨ましくなって…ずっと外で聞いてた…」
「菜々香は俺にどうしてほしいんだ?」
菜々香に攻められる、と思っていた俺は、いつの間にか形勢が逆転していることに気付いた。
菜々香は上目遣いをしながら、ゆっくりと言った。
「私も…お兄ちゃんと…セ…セックスが…したい」
唇を噛み締めたり、口ごもったりしながらも、頑張って想いを伝えるその姿がいじらしかった。
菜々香の想いに応えてやりたいと思った。
「でもな、俺たちそろそろ帰らなきゃ」
「じゃあ…今はキスだけ…ここでキスして。お願い…」
菜々香の瞳は涙で潤み、今にも泣き出しそうだった。
拒否すればどうなるか目に見えていた。
俺は頷き、菜々香の唇に唇を重ねた。
目を閉じた菜々香は、俺の首の後ろに腕をそっと回した。
離れないで。もう少しだけ、このままでいたい…。
言葉には出さないが、菜々香のその行為がそう伝えているようだった。
一回のキスがとても長く感じられた。

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