欅坂エロ小説 |
- 15: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 11:33
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>>14さん、ずーみんはこの話では出てきません。次の話で出てくるのでお待ちください。
収録は順調に進み、俺は特に何もすることなく、時間だけが過ぎていった。
「ねえ、ちょっといい?」
後ろから声が掛かり、振り返ると梨加が立っていた。
「どうした?」
「…あの…」
梨加は唇を噛んで、目線を泳がせた。恥ずかしがったりする時、梨加は必ずこうする。
「…お兄ちゃんと…その…」
梨加は口ごもったが、皆まで言わずとも、何がしたいかはわかっていた。
「部屋、行くか?」
俺が言うと、梨加の目が輝いた。コクン、と頷く。『部屋』とは、"妹"達の性欲処理のために俺が見つけた小部屋のことである。その部屋は人目につかない絶好の場所にあり、いくら声を出しても他人にバレにくい。今まで何回も使ったことがあるが、これまで一度もバレたことはない。こっそりと移動し、梨加を部屋へ案内した。辺りを見回し、誰もいないことを確認してから部屋に入った。部屋に入った瞬間、梨加は俺の背中にギュッと抱きついてきた。その状態のまま鍵を閉める。
「ここなら誰も来ない」
梨加はゆっくりと離れる。しばらくの間、向かい合ってお互いを見つめた。梨加の円らな瞳に吸い込まれそうになる。今や梨加は、迷いをなくしていた。自分と相手の二人しかいない今の環境が梨加の心に変化を与えていたのだ。俺は試しに梨加の腕を引っ張って抱き寄せてみた。突然のことに少し驚いた様子だったが、拒否反応は見せなかった。赤い唇にキスをする。梨加の緊張をほぐすように、ゆっくりと時間をかけて、何度もキスを重ねた。梨加も目を閉じて、応えるようになってきた。首に腕を回してくる。より体が密接になり、梨加の心臓の激しい鼓動を感じ取ることが出来た。これが初めてというわけではないのに、それでも梨加のドキドキは鎮まらない。最年長のくせに、内気故に恋愛やセックスに関しては奥手なのである。それでも頑張ってキスやセックスに応えていた。そこが何とも可愛らしい。舌を差し込むと、普段の梨加のようにおずおずと力なく応じてきた。だが、回数を重ねるとそれもなくなってきた。キスだけでかなり時間をかけてしまった気がした。
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