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  欅坂エロ小説

149: 名前:作者投稿日:2016/12/17(土) 23:11
サイレントセクシャリティー

「んっ…んむぅっ…んんっ…」
静まり返った部屋の中で、美愉は俺の上で動きながら、女の声を上げいた。
美愉に誘われて、彼女の部屋に行った成り行きで今、こうなっている。元はと言えば、お菓子を一緒に食べようだったか何かだった。だが、本当の目的がこれであることに気付くのに、そんなに時間は掛からなかった。
「あんっ…あっ…」
全裸の美愉は、口元を覆って声を抑えながら、顔の表情を自由自在に変えては快美を訴えていた。辛うじて眉根を寄せているのが見える程度だが。
豊満な乳房は揺れ、太ももと尻は波打ち、ベッドは美愉が腰を動かすたびに軋んだ。
「んっ、んんーっ!あーっ!もうダメぇ!」
美愉はきつく目を閉じながら呻いていたが、ついに耐えかねて叫んだ。性器の痙攣が伝わってくる。
俺は美愉の耳元で囁いた。
「声を出しちゃダメって言っただろ」
「だって…この前より…気持ちよすぎるぅぅうううっ!ダメえぇっ!動かないでえぇっ!」
言葉の途中で突き上げると、美愉の声の音量が著しく変わった。
その反応が可愛くて、俺は体の向きを変えて、繋がったまま、美愉を仰向けにさせた。
「ダメえええ!イったばっかりなのにいぃ!そんなに激しくしないでぇっ!!」
美愉の叫びが、俺の脳を揺さぶった。熱い泉から飛沫が散った。
ズコズコという擬音語が似合うほどに、激しく腰を振る。
自制を無くした美愉の声は、もはや咆哮であった。隣室に響いてもおかしくないレベル、いや、それをゆうに超えていた。
「ああああっ!またぁっ!イクううぅっ!!」
美愉の絶叫が轟いた。膣内が急激に締まり、まるで万力のように強くペニスを締め付けてきた。精液がドクドクと発射され、美愉の中に流れ込んでいく。

終わった後、美愉は汗だくになってベッドに横たわった。
「今日はもう、ここで一緒に寝よう?」
「ここは一人部屋じゃなかったはずだが?」
「そう。てちと相部屋。他の部屋に遊びに行ってるの。でも、大丈夫。お兄ちゃんは帰らないで」
美愉はギュッと俺の体に抱きついてきた。
俺の部屋にあるベッドと違って、シングルベッドなので、二人ではこのように体を密着させないと寝られない。その窮屈さが苦手で、俺はあまり女の子達の部屋に出向して一夜を過ごすことをしてこなかった。
突然、ドアの方から物音がした。ハッと美愉が顔を向ける。
「誰!?」
反応はなかった。訝しげにドアを睨む美愉を宥める。
「気にしなくて大丈夫だよ」
「でも…」
「さあ、寝よう。明日も朝は早い」
「…うん」
腑に落ちぬ、といった顔つきだったが、しばらくすると寝息を立て始めた。寝顔は実に穏やかだった。俺もだんだん意識が遠のいていき、眠りに落ちていった。

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