欅坂エロ小説 |
- 1016: 名前:JM投稿日:2018/03/04(日) 13:21
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対象にも気付かれていたと知った男は、あっさりと観念した様子で、俺に従った。
最近の駅では、警察官が立ちんぼをしていることがあるが、それに見つからないように、三人は多目的トイレに入った。
ドアを開けて鍵を閉めると、男を床に放った。
男は再び虚勢を張り、俺を睨んで唸るように言った。
「お前ら、一体何の真似だ」
「醜い小悪党を成敗しようと思ってな」
「けっ、ふざけやがって。お前、何者なんだ?」
「俺か?ただのしがない芸能マネージャーだ」
嘘をつけ、と言いたげな目で、由依がチラッと俺を見た。
男もせせら笑う。
「芸能マネージャー?それが俺に何の用だ」
「この子に見覚えは無いか?」
「……」
男が押し黙った瞬間、俺は胸倉を掴んで壁に叩きつけた。
奴の目に少し恐怖の色が浮かぶ。
「答えろ」
「…ああ、あるとも」
「この子のことは知っているか?」
「いや、知らんね」
「そうか…なら、欅坂46はどうだ?お前でも名前ぐらい聞いたことはあるはずだ」
グループ名を出した瞬間、男の目が見開かれた。
「まさか…この子は欅坂46の子なのか?」
「そうだ。お前がどれだけの少女に手を出したかは知らんが…最も手を出してはいけない人間に手を出してしまったんだ」
思わぬ衝撃で揺れ動く奴を、さらに震え上がらせる言葉を選んだ。
男は項垂れ、力無く言った。
「俺をこれからどうするつもりだ」
「無論、警察に突き出す。そして、今までお前が苦しめてきた女の子達へ罪を償ってもらう。賠償金も、我がプロダクションからたっぷりと請求するつもりだ。もちろん、気持ちはそれでは済まないがな」
由依は男と床を交互に見ていた。
直視など到底無理そうだ。
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