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  欅坂エロ小説

01: 名前:名無しさん投稿日:2016/10/06(木) 01:27
誰か、欅坂で書いて!!

02: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 00:49
個人で書いているシリーズ物の中で欅ちゃん達のお話を書いたのですが、それで宜しければ載せます

03: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 00:51
宜しくない

04: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 02:00

お願いしますね

05: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 03:27

お願いしませんね

06: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 04:49

いやいやお願いしますよ

07: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 22:20

ありがとうございます。では、載せさせていただきますね。
その前に、設定の説明兼あらすじを。いきなり載せると訳が分からないと思うので。

主人公の桜木達也は、大手芸能プロダクションのマネジメント部に勤めるヤリ手のマネージャーである。
ある日、親友が病で倒れ、ひょんなことからその親友が寮長を務めていた寮の業務を引き継ぐことになる。
空っぽだった寮に、普段から関わりのある様々なアイドルグループのメンバー達を呼び寄せ、住まわせることに。
達也は皆に、敬語をなるべく使わず、自分のことを『お兄ちゃん』と呼ぶようにルールを作る。距離感を縮めるだけでなく、兄妹のいない達也のお兄ちゃんと呼ばれたい願いを叶えるためでもあった。
そして、達也はもう一つの顔を持っていた。それは、性欲処理係。恋愛禁止の少女達の性欲を発散させるために、毎晩必ず一人と一夜を共にし、性の開発をする日々を送っていた・・・。

これは、達也と『いもうと』達の“性”活のお話。


かなり偏った妄想の話である上、文才もありませんが、よろしくお願いします。次から載せます。

08: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 22:32
15歳の独占欲

「…おーい、起きてよぅ」
頭上から声が降ってくる。体を起こそうにも、気怠さで頭が重く、体が言うことを聞かない。
「もー!お兄ちゃん、起きてってば!」
体を激しく揺さぶられる。声の主が誰かはわかっていた。重たい瞼を開けて、朝日が差し込んで明るくなった部屋の天井を見つめた。目の焦点が定まってくる。それから声の方に向き直った。
「おはよう、お兄ちゃん」
平手友梨奈は微笑みながら、横から顔を覗き込んでいた。昨日の夜の名残か、友梨奈は全裸のままだった。小振りな乳房も性器も隠すことはしない。今をときめくアイドルが、我が寮では、こんなあられもない姿で生活している。真面目で清純派に見られる友梨奈のイメージを、180度覆すことは間違いない。
「友梨奈は早起きだな」
「お兄ちゃんが寝坊助なんだよ」
友梨奈の腰に手を回すと、ゆっくりとベッドに乗ってきた。俺の隣に体を横たえたかと思うと、ゴロゴロと転がって俺の体に馬乗りになった。顔の横に手をつき、グイッと顔を近づけてきた。
「お兄ちゃん、好き」
うっとりとした目つきで友梨奈は呟き、キスをしてきた。
「女の子に裸でそんなことされたら…」
「興奮しちゃう?」
友梨奈はニヤニヤ笑いながら言った。
「まあね。また一戦交えたいところだけど、もう起きないと」
「こんなに大きくしちゃってるのに」
友梨奈は自分の腰の下で勃起しているペニスを握った。朝勃ちという生理現象は、数十年生きてきた今でも、未だによくわからない。
「今日のうちにまたどこかで出来るよ。さ、どいてどいて」
友梨奈は唇を尖らせて、俺の上から降りた。床と水平に屹立しているペニスをボクサーショーツに無理やり押し込め、手近にあった服を適当に着る。どうせ後でスーツに着替えるのだから、今着る服などいちいち選ぶ必要はない。
「友梨奈も早く服着ないと置いてくぞ」
「待ってよー!あれ?パンツどこ行った?」
慌てて床を這いずり回って、脱ぎ散らかした下着を探す友梨奈が可笑しくて、思わず吹き出してしまった。

09: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 00:26


10: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 01:14

素晴らしい。続けてください。

11: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 02:05
今日はいつもより起床時間が早めだった。21人全員を乗せるための送迎バスを手配してあり、その時間が今から1時間後なのだ。朝飯をのんびり食べている時間はない。当然ほとんどの者は寝巻き+すっぴんで、とてもすぐに出かけられる状態ではなかった。
「みんな急いで食えよ。今日は時間がないんだ」
「えーっ。ご飯くらいゆっくり食べさせてくれたっていいじゃん」
おてんばな尾関梨香が唇を尖らせる。
「そうは言ってもなぁ、梨香。あと50分くらいでバスが来ちゃうんだよ。みんなの着替えとかを待ってたら、あっという間に時間になると思う」
「う…確かにそうだね」
「お兄ちゃん、食べるの早っ!」
織田奈那は目を丸くした。この二人はとにかく明るくて、よく喋る。
「いつもと違って急いでるからね」
「急いで食べたら体に響くよ?」
「心配してくれてるのか、嬉しいな」
奈那の頭を撫でてやると、顔をくしゃくしゃにして笑った。
「お兄様」
俺のことをこう呼ぶメンバーはそうそういない。菅井友香は上品なお嬢様で、話す時はいつも敬語だ。ちなみに、同じ寮生であるAKB48の岡田奈々も俺のことを「お兄様」と呼ぶ。
「あの…メイクって向こうで出来ますよね?」
「もちろん。何ならバスの中でも出来るだろ。心配しなくていい」
「わかりました。みんなにも伝えておきますね」
「頼んだ」
俺は空になった盆を片付け、自室に戻ってスーツに着替えた。歯を磨き、髪を整え、仕上げに香水を首と手首に振りかけた。部屋から出ると、欅坂の子たちが慌ただしく動き回っていた。ほとんどが部屋のある上の階で着替えているらしい。
「お兄ちゃん!この服どうかな?」
友梨奈の次くらいに甘えん坊な上村莉菜が、私服を見せにやってきた。見た目は友梨奈と変わらないほど幼く見えるが、実は19歳と年上株である。
「うーん、いいね。可愛い」
「嬉しい!」
莉菜は嬉しそうにピョンピョン跳ねながら外へ飛び出して行った。バスがもう既に待機している。俺が乗り込む頃には、全員が揃っていた。今日はテレビ収録があるだけだ。

12: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 02:18

>>10さん、ありがとうございます!

「お兄ちゃん」
話しかけてきたのは、小池美波だった。やたらと前髪を触っている。
「前髪どうなっとる?おかしくない?」
「別に変なところはないよ」
「そうかなぁ…なんかしっくり来ないんやけどなぁ…」
美波は納得がいかないとばかりにブツブツと呟いた。ならば人に聞くなと言ったら負けである。
「そんなにこだわらなくても良いんじゃないか。髪がどうであれ可愛いんだから」
美波の手がピクッと反応して止まった。
「今のフォロー?」
「違うよ。素直な感想だ」
「…そっか。お兄ちゃんがそう言ってくれるならいいや。ありがと」
美波は柔らかく微笑むと、頬にキスをくれた。唇にキスを返すと、美波は固まった。だんだんと顔が赤くなり、目が潤んだ。
「こすい(ずるい)わ、お兄ちゃん…」
美波は今にも泣き出しそうな、震える声で言った。俺の顔に手を伸ばした。
「そんなことされたら…もっとしたくなるやん…」
美波は堰を切ったように、唇を貪ってきた。彼女の欲望を満たすために、身を任せてみた。子犬のように息を荒くした美波は、ピンク色の舌を入れてきた。
「はぁ、はぁ、お兄ちゃんっ」
美波は涙を目に溜めながら、夢中になってキスをしていた。美波の手が、自分の股間に伸びた。キスをしながら自慰行為に及ぼうとする美波の手を取り、俺の首に回した。
「お兄ちゃんの意地悪ぅ…」
「触ってほしいの?」
「うん…」
「じゃあこっちにおいで」
美波はすぐさま座席から立ち上がり、俺の膝の上に乗った。黒のセーターの上から胸を撫で、ショートパンツの上から美波の股間を触った。服の上からでも、そこが熱くなっているのがわかった。
「触ってぇ…お願い…」
美波はベルトを外してパンツを下ろした。白のショーツの上から美波の性器に触れる。
「あぅっ…」
指を撫でつけると、クロッチの部分が湿り気を帯びてきた。クロッチを横にずらし、美波の性器を外気に晒す。指を沈めるとクチュっと濡れた音がした。
「あっ…あっ…」
美波は口に指を入れて声を抑えている様子だった。みんながいるバスの中では我慢しなければならないと思っているようだった。
「我慢しなくていいよ」
俺が言うと、美波は咥えていた指を外して、自分の本能のままに声を上げ始めた。
「あっ、あっ、あぁっ!アカンっ!ひゃっ!」
美波のショーツを下ろし、完全に下半身裸にさせた。片方で美波の尻を撫で回しながら、性器に指を入れて掻き回した。そこで前方に座っている者は、異変に気付いたようだった。近くに座っていた美諭が「あっ」と息を呑んだ。
「あっ!あっ!らめええっ!!」
美波の泣き叫ぶ声が頭上から降ってきた。次の瞬間、美波の体がビクンビクンと何度か震えた。絶頂に登りつめた美波は、立ったまま喉を反らし、その後俺の方に倒れてきた。耳元に美波の激しい息が吹きかけられた。
「あっ…あぁ…みんなの前でぇ…イっちゃったぁ…」
ぐったりと脱力した美波は、ぼんやりと呟いた。

13: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 02:40
「お兄ちゃん…」
横に座っていた鈴本美愉が、フラリと立ち上がった。肉付きの良いふっくらとした太ももが、薄紅色のパンティーストッキングに張りつめられたようになっていた。だがそれは窮屈さを感じさせず、むしろ艶かしく見えた。
「二人のこと見てたら変な気分になっちゃった…」
「俺もそのパンストを見て興奮してきたよ」
「もう…っ」
美愉は恥ずかしそうに笑いながらも、俺の膝の上に乗った。可愛らしい少女のような目つきが、男を求める女のそれに変わった。ぷっくりとした唇にキスをする。胸と腰をぐりぐりと擦り付けてくる。程よく膨らんだ乳房が柔らかく潰れた。
「昨日、てちとエッチしたんでしょ?」
てち、というのは友梨奈のニックネームである。どうしてそう名付けられたかは、俺もあまりよく知らない。
「ああ、まあね」
「お兄ちゃんを独り占めするなんてずるいなぁ。あ、お兄ちゃんのおちんちん、すごい硬くなってる…入れてもいい?」
俺が答える前に、美愉はショートパンツとパンティーストッキングを下ろしてしまった。陰毛の茂みがチラッと見えた。自ら腰を沈めて、ペニスを温かく滑る性器の中に呑み込んだ。
「あふぅ…っ!」
全てが埋まると、美愉は動き始めた。パンパンと肉が鳴った。断続的に声を上げる美愉の腰を掴む。
「あっ、あっ、あっ」
美愉のシャツの前を開き、その下に着ている服の下から手を入れて胸を揉んだ。ブラジャーをしていても、しっかりした胸の感触は十分わかる。しかし、美愉はそれに気付いてもどかしそうに呻いた。
「あんっ…ちゃんと直接触ってよぉ」
美愉のブラジャーをずり上げ、乳房を解放すると、水風船のようにプニプニと柔らかく、手に吸い付くような胸をこねるように揉みしだいた。立ち上がった乳首を摘むと、美愉の声の大きさが増した。
「あっ!ダメッ!」
下から突き上げると、ついに美愉はガクガクと震え出した。性器の中に収まっているペニスに、愛液の濁流が降りかかった。
「お兄ちゃんごめんなさい…私一人でイっちゃってごめんなさいぃ…」
「謝ることないよ」
射精まで行かずに怒張したままのペニスを抜くと、美愉は名残惜しそうに呻いた。愛液で濡れて光るペニスをティッシュで拭く。視線を感じて横を向いた。いつも大人しい渡辺梨加が、うっとりしたような目つきで俺たちを見つめていた。目が合うと、「あっ」と小さく叫んで、慌てて顔を逸らした。パンティーストッキングを直した美愉は言った。
「あっ、お兄ちゃん、梨加ちゃんもしてほしそうだよ」
「わ、私は…」
梨加は慌てて手を振る。その時、バスの速度が落ちた。窓の外を見ると、もうテレビ局の入口近くだった。
「あーあ、残念。梨加ちゃんもエッチ出来たかもしれないのにね」
「私はいいってば…」
梨加は言いながらも、チラチラと俺と目を合わせてきた。少しばかりの期待と羨望の眼差しだった。

14: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 03:16
ずーみんで書いてください

15: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 11:33
>>14さん、ずーみんはこの話では出てきません。次の話で出てくるのでお待ちください。

収録は順調に進み、俺は特に何もすることなく、時間だけが過ぎていった。
「ねえ、ちょっといい?」
後ろから声が掛かり、振り返ると梨加が立っていた。
「どうした?」
「…あの…」
梨加は唇を噛んで、目線を泳がせた。恥ずかしがったりする時、梨加は必ずこうする。
「…お兄ちゃんと…その…」
梨加は口ごもったが、皆まで言わずとも、何がしたいかはわかっていた。
「部屋、行くか?」
俺が言うと、梨加の目が輝いた。コクン、と頷く。『部屋』とは、"妹"達の性欲処理のために俺が見つけた小部屋のことである。その部屋は人目につかない絶好の場所にあり、いくら声を出しても他人にバレにくい。今まで何回も使ったことがあるが、これまで一度もバレたことはない。こっそりと移動し、梨加を部屋へ案内した。辺りを見回し、誰もいないことを確認してから部屋に入った。部屋に入った瞬間、梨加は俺の背中にギュッと抱きついてきた。その状態のまま鍵を閉める。
「ここなら誰も来ない」
梨加はゆっくりと離れる。しばらくの間、向かい合ってお互いを見つめた。梨加の円らな瞳に吸い込まれそうになる。今や梨加は、迷いをなくしていた。自分と相手の二人しかいない今の環境が梨加の心に変化を与えていたのだ。俺は試しに梨加の腕を引っ張って抱き寄せてみた。突然のことに少し驚いた様子だったが、拒否反応は見せなかった。赤い唇にキスをする。梨加の緊張をほぐすように、ゆっくりと時間をかけて、何度もキスを重ねた。梨加も目を閉じて、応えるようになってきた。首に腕を回してくる。より体が密接になり、梨加の心臓の激しい鼓動を感じ取ることが出来た。これが初めてというわけではないのに、それでも梨加のドキドキは鎮まらない。最年長のくせに、内気故に恋愛やセックスに関しては奥手なのである。それでも頑張ってキスやセックスに応えていた。そこが何とも可愛らしい。舌を差し込むと、普段の梨加のようにおずおずと力なく応じてきた。だが、回数を重ねるとそれもなくなってきた。キスだけでかなり時間をかけてしまった気がした。

16: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 12:18

test

17: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 12:18
唇を離すと、梨加の顔は先ほどより紅潮し、目も少しとろけたようになっていた。だんだんと出来上がっていくのが見て取れる。そして、梨加の服に手を伸ばそうとした時だった。
あれほど消極的な梨加が、なんと自分から服のボタンに手をかけたのだ。重そうな制服衣装を脱ぎ落とし、続けてインナーのボタンを外しにかかった。目の前で着ている服を次々と脱いでいく梨加を、唖然と見ていた。
「…お兄ちゃんも脱いで」
気付けば梨加は下着だけになっていた。頷いて、俺はスーツを脱いだ。上半身裸になると、梨加の息を呑む音が聞こえた。
「お兄ちゃんの体…すごく綺麗…」
「そんなことはないよ。俺にも梨加の体を見せてくれ」
俺が言うと、梨加は頷いて、背中に手を回した。プチッと小さく音がして、ブラジャーのホックが外れた。肩紐を落とし、真っ白なブラジャーから乳房を解放した。あれだけ厚そうな衣装では分からないが、梨加の胸は他の者と比べて豊かであった。透き通りそうな程に白い肌をしている梨加の乳房は、触ったら溶けてしまいそうだった。大きめの乳輪と、中心にある小豆大の乳首は薄いピンク色で、白い胸の膨らみに映えた。いつもなら恥ずかしがって、すぐに手で隠してしまうが、今回の梨加は違った。
「ねえ、触って…」
梨加は切なげな表情で俺の手を取り、自ら胸に手を押し当てた。手の中で乳房が柔らかく形を変えた。

18: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 16:57
天才である。これからもお願いします。

19: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 20:24
>>1-18

20: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 21:27

ちょっとトラブル発生。更新頻度遅くなるかもです

「今日はやけに積極的だな」
「だって…お兄ちゃんに…触ってほしかったんだもん…」
梨加の乳房を円を描くように揉みほぐした。梨加の半開きの口から吐息が漏れ出す。興奮で乳首が立ち上がるのがわかった。乳房の表面を触っただけでもビクビクと反応する梨加は、乳首も当然敏感であった。だから俺はまだ触らなかった。時折、唇を噛みながら、上目遣いでこちらを見てくるのは、きっと乳首に触れてほしいと目で懇願しているのだ、と思った。鈍感な振りをして、乳房を揉み続けた。時折、ぷっくりと膨らむ乳輪に指を掠らせると、肩がブルッと震えた。梨加は膝を擦り合わせ、もじもじと体を捩らせた。
「どうしたの?くすぐったい?」
梨加はいやいやをするように、激しく首を振った。怒りさえも讃えた目に涙をいっぱい溜めて、珍しく大きな声で言った。
「ち…乳首…触って…これ以上焦らさないで…お願い…!」
梨加は恥ずかしい台詞も、自分からだんだんと言えるようになってきていた。調教というべきか、訓練というべきか。このまま練習を重ねていけば、友梨奈達と同じくらいのレベルになっていくはずだ。
「こういう時の梨加は正直だな」
梨加の乳首は、今や興奮と期待で硬く勃起していた。指で撫でると、ビクンと大きく体が跳ねた。撫でたり、摘んだり、引っ張ったりする。指だけでなく舌でも弄んだ。両方同時に愛撫すると、梨加は初めて声を漏らした。が、唇を固く結んでいる。部屋の外に声が漏れるのが怖いのか、必死に我慢しているようだ。そんな心配は必要ないのに。
「あっ、んっ、んっ」
「我慢しなくていいよ」
「あっ…あああーっ!」
俺が言うと、梨加の中で何かのスイッチが入ったらしく、いきなり声が大きくなった。と同時に、体を何度も痙攣させた。
「乳首だけでイったんだ?」
梨加は答えずに、荒い息をついていた。背中に指を当て、一直線に撫で下ろした。絶頂に達したばかりの梨加は、それだけでもビクビクと体を震わせた。梨加は俺のズボンにしがみついた。股間を手のひらで撫で、ペニスの感触を確認すると、梨加の呼吸はさらに乱れ、興奮で笑顔になった。

21: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/02(水) 22:46
いいですね
もな回を楽しみにしてます

22: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/03(木) 13:10
>>21さん、ありがとうございます!モナは次の話でガッツリ出てきます!

「お兄ちゃんのおちんちん…」
梨加は小声で独り言のように呟いた。ベルトを外し、ジッパーを下げる。ズボンとボクサーショーツを同時に下ろされ、ペニスが外気に晒された。梨加の目が輝く。
「…すごく大きい…!」
梨加の手が勃起するペニスを包み込む。手でしごいた後、何の躊躇いもなく口に納めた。頭を振り始める。
「梨加、上手くなったな」
無言で頭を振る梨加を見ながら、感心した俺は小さく呟いた。キャンディーを舐めるように舌を使ってくるので、気を抜いたら射精してしまいそうだった。
「んっ、ふっ、ふぅっ」
梨加はくぐもった声を洩らした。俺は梨加の手がショーツの中に入っているのに気が付いた。フェラチオをしながら、オナニーをしていたのだ。俺は梨加の手を掴んで止めさせた。
「うーっ!」
梨加はペニスを咥えたまま抗議の声を洩らした。
「梨加を気持ちよくするのは俺の役目だ」
何とも気持ちの悪いセリフだが、梨加には効果があったようだった。ペニスを口から離した梨加は、涙目で懇願した。
「じゃあ…私のここ…気持ちよくしてください…」
「ここってどこよ」
「…おまんこ…!」
梨加はもう快楽で思考回路が働かなくなっているらしく、抵抗なく淫語を発した。梨加を立ち上がらせ、背中を向けさせる。後ろからショーツに手を差し入れ、陰毛の茂みを通って、濡れそぼった性器に到達した。
「あぁっ…!」
梨加の性器に指を沈ませると、クチュッと濡れた音がした。体が小刻みに震える。
「もうビショビショに濡れてるよ」
「あぁん…だってぇ…」
梨加の切ない声が興奮を煽る。もうショーツは溢れ出た愛液で表面まで濡れていた。脚から下ろすと、梨加はついに全裸になった。
「お兄ちゃんのおちんちんが欲しいから…さっきもオナニーしてた…」
「さっきって、ここに来る前のこと?」
「うん…トイレの個室で…ずっと頭の中で考えてたから…っ」
梨加が愛おしくなって、体を抱き締めながら、俺は指を動かす速度を上げた。淫らな水音が大きくなる。
「あっ!あっ!ああっ!ダメぇっ!」
心の箍が既に外れている梨加は、愉悦の声を上げた。その叫びは密室に響き、吸い込まれた。腰がガクガクと震えだし、脚から急に力が抜けた。ぐったりと脱力した梨加を、壁に手をつかせた。
「まだまだこれからが本番だぞ」

23: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/03(木) 15:01

てちはあれいっかいでおわりですか?

24: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/03(木) 15:35
>>23さん、てちはこの後でまたガッツリ出てきますよ!この話はてち回なので。
ただ、この掲示板に載せる前に加筆・修正をしていたところ、その大事な部分が消えてしまったのです…。
>>20で言ったトラブルはそのことです。
今、思い出しながらもう一度書き直しているところです!

「まだまだこれからが本番だぞ」
梨加は、荒く息を繋ぎながらこちらに顔を向けた。期待と緊張の入り混じった表情をしていた。次の展開を待っているようだった。ペニスを梨加の性器に当てがい、徐々に沈めていく。
「あうぅっ…!」
梨加は呻いた。愛液で光り、よく滑る梨加の花弁に、スムーズに挿入できた。律動を開始すると、梨加は喘ぎ声を上げた。
「はぁ…はぁ…あっ…あぁ…」
パンパンと梨加の尻の肉が鳴った。こちらから一方的に攻め立てるような格好だったから、いくらでも梨加を翻弄することができた。梨加の弱点・Gスポットは把握しているので、そこを責めたり焦らしたりした。背面からのセックスなので表情は窺えないが、きっと皆が見たことがないような女の表情になっているに違いない。いったんペニスを引き抜き、体位を変えた。向かい合って梨加の体を持ち上げ、再び梨加の性器に挿入する。俗に駅弁と呼ばれる体位だ。ズンズンと突くと、まるで首が据わっていないかと思うほど、ガクガクと頭を波打たせた。梨加の顔は真っ赤に紅潮し、口の端からだらしなく涎を垂らしながら快美を訴えた。
「ああっ…あっ…ああああっ!イクぅっ、イキそう…っ!」
「もう出そうだっ」
俺は唸りながら、勢いよく射精した。その瞬間、梨加は獣の声を上げ、全身で俺にしがみついてきた。恐らく誰一人聞いたことがないであろう咆哮だった。二人は暫しの間硬直し、快感の波が収まるのを待った。梨加の熱い吐息を感じた。落ち着いた頃に、結合を解いた。愛液が糸を引き、さらに花弁から精液が逆流してきた。
「はぁ…はぁ…すごかった…」
「梨加が本当はこんなにエッチな女の子だってこと、誰にも見られたくないな」
「お兄ちゃんだけが大好き…愛してる…」
梨加は恍惚の表情のまま、涙を流しながら言った。可愛らしい顔がぐしゃぐしゃになっていた。俺たちは、もう一度熱いキスを交わした。また一歩、梨加の開発が進んだ。

25: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/04(金) 22:42

俺と梨加が一戦を交えていた頃、収録が長引いたらしく、幸運にも一部始終を見られることも、怪しまれることもなかった。もう一つ驚いたことは、あれほど濃密な時間を過ごしたにも関わらず、実際は30分と経っていなかったことだ。俺のことはまだしも、梨加がいないことに気付いて探したかもしれないが、そのうち皆で振りの確認なり、遊んだりして暇つぶしをしていたのだろう。これが1時間とかだったらまずかったかもしれない。きっとテレビ局内で大捜索が始まっていただろう。ひとまずホッと胸を撫で下ろす。
「あ、お兄ちゃん」
どこからか、感情の分かりづらい声がした。振り向くと、渡邉理佐が廊下に立っていた。
「やあ、理佐じゃないか」
「ねえ、どこ行ってたの?みんな探したんだけど」
「悪かったなぁ。近所に飯食いに行ってただけだよ」
やはり探されていたらしい。俺はあらかじめ考えていた嘘をついた。部屋を出る時に、誰に何を聞かれてもいいように梨加と口裏合わせをしておいたのだ。
「ケータリングあったのに」
「ここだけの話だが…あまりケータリングの飯は好きじゃないんだ」
「ふーん。で、梨加ちゃんと一緒に行ったの?」
「うん。誘ったら来てくれた」
「今、さらっと『うん』って言ったね」
「事実だからな」
理佐はフンと鼻を鳴らした。まだ納得がいかないという様子だ。
「そう怒るなよ。今度はお前も誘うから」
俺は理佐に歩み寄って、ショートヘアをひと撫でした。ようやく理佐は笑みを浮かべた。
「別に私は怒ってないよ」
「そうか。ならよかった」
「『私は』ね」
その時、近くの小部屋から長濱ねるが出てきた。欅坂46のアンダーグループのけやき坂(通称・ひらがなけやき)の唯一のメンバーである。
「あっ、お兄ちゃん!」
俺を見ると、ねるはピョンと軽く飛び跳ねた。いつものように腕に縋り付いてくる。友梨奈に引けを取らない甘えようだった。理佐は頑張って、というような薄ら笑いを浮かべて、どこかへ行ってしまった。助け船はなくなった。
「ちょっとお話しよ?」
「ああ、いいよ」
背中を押され、半ば強制的にねるのいた部屋に入れられる。さっきいた部屋よりも広いが、中はみんなの荷物だけが放置されていて、誰もいなかった。
「みんなはいないのか」
俺は独り言ちた。次の瞬間、ねるが抱きついてきた。
「ねえ、どこに行ってたの?」
「それ、さっき理佐にも聞かれた」
「だってずっといなかったじゃん…」
ねるは上目遣いで見つめてきた。目に少し涙が溜められていた。思わずドキリとしてしまう。
「心配したんだから…」
「梨加と飯食いに行ってたんだ。みんなにも声を掛けるべきだったな」
「ずるい…」
ねるは顔を埋めたまま、胸板を拳で叩いてきた。別れ際のカップルのようだ。いや、カップルでもあまりこういうことはしないかもしれない。
「ねるだって、お兄ちゃんと一緒にいたかったんだよ?」
「ごめんな」
俺はねるの頭を撫でた。ふわりと髪の匂いが漂った。少しでも機嫌が直ればいいと思った。ねるは顔を上げた。
「お兄ちゃん、チューして。それで許してあげる」
それがねるのセックスの合図だった。今までこう言われて、キスだけで終わった試しがない。それでもねるが許してくれるならばよかった。ねるの唇にキスをした。唇を重ねた瞬間、腰に回されていた腕が首に移った。このキスを待ち望んでいたのが伝わってきた。ねるは積極的に何度も唇を貪るように重ねてきた。

26: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/05(土) 04:26

ねるはキスをしながら、紫色の制服衣装を脱ぎそうになっていた。その手を止めると、ねるは不満げに呻いた。
「止めないでよ…」
「誰か来たらヤバいぞ」
「鍵閉めたから誰も来ないよ」
その時、タイミングを見計らったかのようにドアがノックされた。ねるはビクッと反応して振り返った。
「ほら、噂をすれば」
続けざまにドアが連打される。ねるは再び寂しげな表情になった。ため息をつき、ドアの鍵を開ける。ドアを開けると、そこにはニヤニヤしながら腕組みをした理佐が立っていた。
「やっぱりね」
「え?」
「いや、やっぱりそうだよなぁと思って」
「何が?」
ねるは動揺を必死に隠そうとしていた。理佐はクールに微笑んだままだ。
「隠さなくたっていいよ。ドアの前で全部聞いてたし」
理佐が言うと、ねるはうな垂れた。落ち込んだのではなく、恥ずかしくて居心地悪そうになったみたいだ。俺は聞いた。
「どこか行ってたんじゃなかったのか?」
「ん、行こうとしたよ。でも二人が部屋に入っていくところを見たら、なんか我慢出来なくてさ」
理佐は隣に歩み寄ってきた。肩に手をかけてくる。
「ねえ、本当のこと言いなよ」
「本当のこと?」
「とぼけちゃって。さっきの話のことだよ」
「ああ」
俺は返事を返しながら、まさか梨加に詰問したのでは、と少し不安になった。
「あれは本当の話だよ」
「…そう。そんなに言い張るんなら」
理佐は右手を俺の股間に撫でつけてきた。ズボンの上からペニスを撫で回す。
「ここに聞いてみよっか?」
「理佐ちゃん何してんの!?」
ねるは驚愕の面持ちで叫んだ。俺も理佐がアグレッシブな行動を取るとは思わなかった。理佐は俺の前に跪き、ズボンのジッパーを下げた。中に手を差し込み、ペニスを引っ張り出した。隣で見ていたねるが、「あっ」と小さく悲鳴を上げた。鼻から息を吸った理佐は顔をしかめた。
「んっ。何か変なニオイがする。でも…嫌じゃない。何のニオイか当ててあげようか」
半勃ちのペニスに顔を近づけ、さらにニオイを嗅いだ。口角が上がったことから、確信に変わったらしい。
「ザーメン」
理佐の口からザーメンという単語が出てくるのも、ムッツリスケベっぽくてなかなか乙なものだが、今は頑張って嘘を貫き通さなければならない。

27: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/05(土) 10:43

「ザーメンって…まさか」
ねるは口元を覆った。理佐の細長い指がペニスを握った。ギュッと力を込めて握られて、俺は思わず呻いた。
「ねえ、もう正直に言っちゃいなよ。梨加ちゃんとエッチしてましたって」
理佐はシュッシュッと手で扱きながら俺を見つめてきた。鋭い快感に、俺はただ唸ることしかできなかった。
「フフフ、気持ちいいんだ?じゃあ、もっと気持ちよくしてあげる」
理佐はニヤリと笑うと、ペニスの全長を口に納めてしまった。理佐の口内は、唾液でよく滑り、理佐が頭を振るたびに、まるで性器に挿入しているかのような快感が、背骨を駆けていった。
「あっ、理佐、ダメだ、もう出そうだ」
「いいよ、らひても」
理佐は舌にペニスを乗せたまま喋った。それから容赦ないラストスパートをかけてきた。さっきの何倍ものスピードで手コキをされ、俺は爆ぜる一歩手前の状態まで追いやられた。理佐のそばで、両手で口を覆って遠巻きに見ていたねるも、性の興味には勝てなかった。理佐の隣にしゃがみ、至近距離で理佐の攻撃を見つめた。理佐の舌先が亀頭に触れた瞬間だった。
「あっ、もうイクっ」
俺は理佐の口内に射精した。さっき梨加に出したにも関わらず、精液の量は変わらなかった。理佐は目を閉じて、精液を受け止めた。ほとんどが理佐の口内や舌に放出された。微量だが理佐の口の端や、ねるの頬に飛び散った。理佐はゆっくりと目を開けると、何の躊躇いもなく飲み下した。ニコリと微笑む。
「よくできました。濃いのいっぱい出たね。じゃ、満足したから行くね」
理佐は言うと、立ち上がってドアに向かった。俺はその背中を押して壁に押し付けた。理佐が反射的に手をついてドン、という大きな音がした。こちらに顔を向かせると、理佐は興奮で顔を輝かせていた。
「待てよ。このままじゃ、俺がやられただけじゃないか」
「えっ?やだ…っ」
後ろ向きに手をつかせ、長いスカートからアンダースコートとショーツを下ろした。その時、ショーツのクロッチから愛液の透明な糸が引いたのを見逃さなかった。
「濡れてるな」
「そんなことない」
「そうか?挿れるぞ」
余計な前戯が必要ないことはわかっていた。すぐに理佐の中に侵入する。
「ああんっ!」
「ほら、すんなり入ったぞ。嘘つきめ」
「あっ、あっ、んっ、やっ」
射精は諦めていた。だから理佐をイカせることだけを考えて動いた。後ろから繋がったので、理佐の顔が見えないのが残念だ。機械的に声を上げていた理佐が、後ろを見て言った。
「んっ、あっ…私より…後ろにいるエッチな子を何とかすれば…!?」
「え?」

28: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/05(土) 19:18

素晴らしいです。ねる編たっぷりお願いします。

29: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/05(土) 23:32
>>28さん、ありがとうございます。今からねるとの一戦が始まります。

後ろを向くと、全裸になったねるが立っていた。制服衣装と下着、紺色の靴下までもが床に脱ぎ捨てられていた。唖然として固まっていると、ねるが歩み寄ってきた。
「お兄ちゃん…抱いて…もう我慢できないよ…っ」
ねるは思いの外、強い力で俺の腕を引っ張った。理佐との結合が解け、ズルン、と勢いよくペニスが抜けた。
「ああーっ!」
突然強い力で中を擦られて、理佐は鋭い叫び声を上げた。壁に手をついたまま、荒く息を繋いだ。
一方、俺は抱きついてきたねるをテーブルの上に押し倒した。舌を絡めた濃厚なキスと同時に、ねるの体を弄っていた。ベージュ色の乳首を指の間に挟みながら、なだらかな盛り上がりをした乳房を揉んだ。
「んっ…んむぅ…」
ねるはキスの合間に声を漏らした。ピクッピクッと肩が跳ね上がる。キスを終えて、ペッティングに集中する。指と舌を使って、ねるの乳首を愛撫した。最初は眉間に皺を寄せ、口を真一文字に結んで声を我慢していたが、硬くしこり立った乳首に吸いつくと、それももう無理だった。
「あっ!やぁっ!お兄ちゃん、ダメぇっ!」
ねるの可愛らしい喘ぎ声が、控え室に響いた。直後、ねるの体がビクン、と小さく跳ねた。

30: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/05(土) 23:50
Sっ気の強い守屋を調教してほしい。

31: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/06(日) 00:17
>>30さん、あかねんは次の話で出てきますが、調教はしないので、また別の機会に…

乳首へのペッティングで軽く達してしまったねるの股間に手をやると、そこはもう洪水だった。花弁は溢れ出る愛液でキラキラと光っていた。割れ目に指を這わせると、クチュッと濡れた音がした。少し顔を覗かせているクリトリスを、指先で弾いた。
「ひゃんっ!!あああっ!」
ねるの甲高い喘ぎ声とともに、さらに愛液が分泌された。太ももで手を挟んで締め付けてきた。
「おにいちゃぁん…もう挿れてぇ…おちんちん欲しいのぉ…っ」
ねるの顔は上気して紅潮し、目はトロンととろけていた。再びそそり立ったペニスを、ねるの性器に当てがった。熱い泉の中に入っていく。
「あぁぁ…お兄ちゃんが入ってくりゅ…」
ねるはだんだん呂律が回らなくなってきた。全長が収まると、俺は律動運動を開始した。
「はぁっ…はぁっ…あぅっ…あっ…あんっ…」
切れぎれに声を上げるねるの目は、涙がいっぱい溜まって潤んでいた。ピストンの最中、目尻から涙が一筋こぼれ落ち、一瞬ドキリとした。
「お兄ちゃん、好きぃ…もっと…もっとぉ…」
ねるのリクエストに応えるべく、腰の速度を上げた。湿った音が大きくなる。
「ああっ!あっ!あっ!お兄ちゃんしゅきぃぃっ!!」
ねるの足が俺の腰に巻きついてきた。ねるとセックスすると、必ずこのホールドをして抜けないようにしてくる。しかし、それは同時にねるの限界を知らせていた。最後の瞬間に向けて、ねるの奥深くを突く。耳元で囁いた。
「俺も好きだよ、ねる」
「ああああっ!しょれらめええっ!イクぅぅっ!イっちゃうよおぉっ!!」
ねるの絶叫が響き渡る。膣壁が収縮し、精液を搾り取ろうとしてきた。さすがに量は減ったが、それでも何とか射精はできた。

32: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/06(日) 01:27
ゆっかー見たいです

33: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/06(日) 17:39

更新お願いします

34: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 01:16
ちょっと私用でバタバタしてました。更新します

セックスが終わって、結合を解くと、ねるは荒い息をつきながら、ぐったりと脱力した。後始末をしてやり、ねるに服を着せてやる。
「誰もいないよ」
ドアを少しだけ開けて、外の様子を見ていた理佐が言った。
「よし。今のうちに行こう」
部屋を元通りにして、ねるを立たせる。まだ少しふらつくようなので、肩を貸してやる。
「大丈夫だよ、お兄ちゃん…ちゃんと歩けるから…」
ねるは笑いながら言った。唇に軽いキスをされた。
「お兄ちゃん、ありがとうね。また後でね」
ねるは手を振って、ゆっくりとした足取りでどこかへ去っていった。
「理佐」
「ん」
「キスしていいか?」
「しなくていいから」
「途中で止めたんだ。一回ぐらいならいいだろ?」
セックスを中断させられた分、せめてキスをしないと何となく後味が悪いと思った。理佐は何も言わなかった。その唇に軽く口付ける。
「…バカ」
理佐の口元に微笑が浮かんだ。
*・*・*・*・*・*
帰りのバスでは、皆疲れ切っているらしく、何事もなく寮に着いた。隣には理佐が座ったが、席に着くなり、目を閉じてすぐに眠ってしまった。日々レッスンやグループワークに勤しんでいる彼女達は、こういう移動時間も睡眠に費やすのだ。バスの速度が緩むと、理佐を揺さぶって起こした。
「着いたぞ。起きろ」
「んー?」
呻きながら目を擦る。かと思ったら、思いっきり伸びをした。
「ほらほら、早く降りるぞ」
「うん」
理佐はチラリと微笑んで、俺と並んで歩いた。すると、いきなり後ろから飛びかかられた。
「お兄ちゃんっ!今日のご飯何かなぁ?」
おてんばな原田葵が、満面の笑みで腕を組んできた。小学生的なルックスだが、れっきとした高校生である。葵を見て、理佐が露骨に嫌そうな顔をした。
「何で来んの?あっち行って」
「あーっ!またそういうこと言う!」
「うるさい。謝って」
「おいおい、仲良くしろよ」
俺は理佐に言って、葵の方に向き直る。
「そうだな、何が出て来るか楽しみだな」
むくれていた葵は、またパッと顔を輝かせた。さらに強く腕を組んでくる。それを見た理佐は、また苦虫を噛み潰したような顔をした。

35: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 13:05
>>32さん、ゆっかーは次の話の冒頭から出てきます。

俺に気を遣ってかは知らないが、最近は1週間に1回の割合で、何かしらの好物が出てくる。今日も夕食で自分の好物が出てきて、俺は気分が良くなっていた(それ以外の日では落ち込む、というわけではない)。寮長室に戻ると、俺の部屋と同じ階にある大浴場は使わずに、自室のユニットバスで1日の汗と垢を流した。風呂から上がると、水や牛乳などの代わりに、小さな缶の栄養ドリンクを飲んだ。ただの栄養ドリンクではなく、精力をつけ、それをさらに増強させる効果もある。これを毎日欠かさず飲むことによって、1日に何人もの少女とセックスをしても平気になるのだ。ソファーに深々と座り、それを飲みながらテレビを眺めていた。どれほど経っただろうか。たぶん30分ほどかもしれない。ドアがコンコン、とノックされた。
「はい」
と声を投げる。入ってきたのは、友梨奈だった。真っ白なパジャマを着て、髪を上にまとめていた。

「今日も来ちゃった」
友梨奈ははにかみながら言った。後ろ手で鍵を閉めた。俺は笑いかけ、何も言わずに立ち上がって、寝室へのドアを開けた。普通の部屋と違って、リビングのような部屋と寝室が別になっている。寝室には、馬鹿でかいベッドが置いてあった。そこに近づくと、いきなり強い力で背中をドン、と押された。そのままベッドに倒れる。体を回転させて仰向けになった時、俺の上に友梨奈が飛び乗って馬乗りになった。歌っている時と同じような鋭い目つきをしていた。
「今日、梨加ちゃんとエッチしたでしょ?」
サッと血の気が引くのがわかった。あんなにバレないようにしていたし、バレないと思い込んでいたが、勘付かれていたのだ。しかも、一番バレてはいけない子に。
「あの時、梨加ちゃんだけいなかったから、後で問い質したんだ。そしたら話してくれた」
梨加のあの性格では、強い押しには勝てないだろう。言葉を失って、何も言えないでいると、
「何も言わないってことは…認めたってことだよね?わかった。今日も朝までセックスしてもらうから」
「え?ちょっと、友梨奈…」
「ダメ。これはお仕置きでもあるんだから」
友梨奈は言いながら、パジャマを脱ぎ捨てた。発育途中の中学生の裸体が晒されていく。乳房は、高校生のねるよりも少しだけ大きく膨らんでいて、先端でピンク色に色付く乳首が、初々しい少女らしさを感じさせた。パンツ一丁になった友梨奈は、俺のストレッチパンツを、下着と一緒に脱がした。半勃ち状態のペニスが飛び出した。

「あぁ…お兄ちゃんのおちんちん…」
友梨奈は呟きながら、ペニスを愛おしげに撫でた。すぐに手コキやフェラチオには移行せず、亀頭にキスをしたり、陰嚢を指先でそっと撫でたり、ソフトタッチがしばらく続いた。快感の与え方が、他の欅坂の子達と全く違った。たちまち漲ってくる。
「ああ、すごい…好き…」
ぼんやりと呟いた友梨奈は、4〜5回手でしごくと、一気に口の中に収めた。フェラチオも別格だった。時折口をすぼめたり、口の中で舌を駆使して刺激してくる。また、アダルトビデオのように、音を立てて吸ったりしてきた。15歳の少女は、歌やダンスもそうだが、性の知識も覚えるのが早かった。
「あっ、友梨奈っ」
「んん?お兄ちゃん、もうイキそうなの?」
「ああ。もう出そうだ」
すると、友梨奈は急にしゃぶるのを止めた。パッと口からペニスを解放した。友梨奈の唾液と、先端から滲み出るカウパー液で濡れたペニスが、腹に叩きつけられてペチンと音を立てた。驚いて見つめると、友梨奈はニヤリと笑った。
「ダメ。イかせてあげない」
これが、友梨奈のお仕置きなのだ。絶頂に辿り着く寸前でお預けを食らった俺は、荒く息を繋いでいた。まだ射精していないのに、ペニスが期待にピクピクと脈打っている。
「ああ…でもお兄ちゃんのおちんちん、かわいそう…」
俺の分身よりも俺自身の心配をしろ、とツッコミたくなったが、いつの間にか、友梨奈の目つきは鋭さを失い、男を求める女のそれに変わっているのに気付いた。
「ねえ、お兄ちゃん。やっぱりイってもいいよ。友梨奈の中に挿れて…中でイってほしいの」
流れがおかしな方向になってきた。ここは主導権を握るチャンスだった。俺は体を起こした。

36: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 15:37

「その前に、俺も友梨奈に触りたい」
友梨奈の肌に指を這わせた。慎ましく膨らんだ乳房に触れた。友梨奈の体がピクッと震えた。手のひらでこねるように揉む。半開きになった唇の間から、熱い吐息が漏れた。乳首に触れると、
「あっ」
と、友梨奈は声を上げた。乳首が弱いのは知っていた。何度か触っただけで、勃起して硬く立ち上がっていた。周りを囲む乳輪も、ぷっくりと膨らんでいる。舌や指を使って愛撫を続けると、
「あっ、くりくりしちゃダメぇ」
「引っ張っちゃダメぇ、感じちゃうよぅ」
「あっ、あんっ、そんなに舐めないでっ」
などと、俺が何かするといちいち可愛い反応をした。甘噛みした時だった。ビクン、と友梨奈の体が跳ね、小刻みに震えた。乳首へのペッティングだけで達した友梨奈は、今やトロンととろけたような目つきになっていた。いつもの流れに戻りつつあった。
「こっちも見ていい?」
俺が股間を指差して聞くと、友梨奈は頷いた。ショーツを脚から抜いた。全裸になった友梨奈は、もう露わになった性器を隠すことすらしない。淡い陰毛の下に、女の花弁があった。泉のように愛液の蜜を溢れさせていた。
「もうこんなに濡れてる」
俺は呟いて、友梨奈の花弁に指を当てがった。しとどに濡れたそこに、2本の指は簡単に入ってしまった。
「ああっ!ダメっ!イったばっかりなのにぃっ!」
少し動かしただけで、友梨奈は悲鳴を上げた。淫らな水音と、友梨奈の嬌声が部屋に響いた。だんだん指を速くしていく。
「あっ!あっ!お兄ちゃんっ!またイっちゃうよぉっ!」
友梨奈は叫びながら、やがて2度目の絶頂の波にさらわれた。

短時間で2度もイカされた友梨奈は、もうお仕置きのことなど頭から吹き飛んでいた。涙をいっぱいに溜めた目で俺を見つめた。
「お兄ちゃん、怒ってごめんなさい…本当はすごく寂しかったの…」
「わかってる」
「キスして…」
友梨奈の唇は柔らかく、弾力に富んでいた。唇を重ねるたびにだんだんと深くなっていき、友梨奈の方から舌を侵入させてきた。舌が絡み合って唾液が跳ねた。俺の口の中に、甘い友梨奈の唾液が流れ込んできた。それを飲み下す。
「ねえ、お兄ちゃん…」
友梨奈が何を言いたいかはわかっていた。俺は再び仰向けになった。上に乗ってきた友梨奈は、ペニスを花弁に当てがって、そのままゆっくりと腰を沈めた。
「ああーっ!あんっ!あんっ!」
全て入ったとわかると、友梨奈は狂ったように腰を振った。友梨奈の声は獣のように激しかった。
「ああんっ!あああっ!お兄ちゃん、大好きいぃっ!!」
友梨奈の目はハートになっていた。目尻から涙がこぼれ落ちる。さらに続けて叫ぶ。
「大好きいぃっ!!お兄ちゃんのこと、世界で一番愛してるのぉっ!だから私のことだけを見て!お兄ちゃんは私だけのものだからぁぁっ!!」
友梨奈の愛の叫びは、これまでよりも本気で、それは凄まじいまでの愛と独占欲の表れだった。部屋中に響き渡る絶叫と共に、友梨奈の中が急速に収縮し、俺は今日一番の量と濃さの精液を、友梨奈の膣内で放出した。それは友梨奈の性器が名器である証明であった。友梨奈は俺の上で体を弓なりに反らせたまま動かなくなり、俺も脈動が鎮まるまで、友梨奈の腰を持ったまま動かなかった。


「はぁ…はぁ…」
結合を解いて、ベッドで二人並んでいた。横向きで俺を見ていた友梨奈が、ニッコリと笑いかけて、軽くキスをしてきた。体じゅう汗だくになって、額からも汗の玉が流れ落ちる。
「お兄ちゃん、愛してる」
「俺もだ」
「ずっと私のことだけ見ててね…お兄ちゃんは私のものなんだから」
「そうなの?」
「そうだよっ!」
友梨奈はもう離さない、と言わんばかりに力強く抱き付いてきた。ドクンドクンと友梨奈の激しい心臓の鼓動を感じた。その体勢のまま、こちらを見つめてきた。
「ねえ、お兄ちゃん。もう一回しよ?」
「いいのか?疲れるだろう」
「今日は朝までいっぱいしてほしいの。いいでしょ?」
友梨奈の円らな瞳が、俺の視線を捉えたまま離さない。そのまま吸い込まれてしまいそうだ。友梨奈の真っ直ぐな想いを踏み躙る訳にも行かず、
(今日はいいか)
と、俺は再び友梨奈をベッドに組み敷いていた。


15歳の独占欲 終

37: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 16:05

今泉、小林のゆいちゃんずとの3P見たいです。

38: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 16:43
というわけで、大好きすぎるお兄ちゃんを独り占めしたいてち回でした。

このように、1話につき複数のメンバーが登場する形になります。
今回出て来なかったメンバーも、今後登場する予定です。
次の話は既に完成して書き上げてあります。なかなか素直になれないベリサ回です。

登場するメンバーは、
菅井、平手、土生、上村、守屋、今泉、小林、小池、志田、梨加、理佐です。

ではまた次回以降に載せていきます。
ここまで見てくださった方、ありがとうございます。リクエストや感想もいただけて嬉しいです。
出来る限り、お応えしていきたいと思いますので、しばしお待ちを!

39: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 19:08

写真付だとありがたいです

40: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 20:52

37の者です。リクエスト

鈴本犯しまくってそこを今泉か、小林が見てて今泉、小林の3P見たいです。

ゆいちゃんずを押し過ぎてごめんなさいm(__)m

41: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 21:30

素直になれなくて

「あんっ、あっ、ああーっ!お兄様ぁっ!ダメですうぅっ!」
「ほら、見てみな。自分の姿を」
全裸の友香を後ろから突きながら、顔を上げさせて、鏡に映る自分の姿を見せようとする。
「ああっ、嫌ぁっ、恥ずかしいですぅっ!そんなぁ!」
「ダメダメ。ちゃんと見るんだ」
お上品なお嬢様は、今やセックスに夢中になる雌と化していた。そんな自分の姿を、友香は認めたくないのかもしれない。
「ほら、言ってごらん。友香ははしたない女ですって」
「ううう…」
「言わないならもうやめるよ」
「そんな!嫌です!!」
友香は素早く顔をこちらに向け、涙目で懇願した。ほぼ全ての女の子に効く必殺ゼリフである。
「じゃあ、言いなさい」
「…私は…菅井友香は…エッチな…はしたない子ですぅ…っ」
「よく言えました」
腰のスピードを上げる。湿った肉の叩きつけ合う音が大浴場に大きく響いた。友香の嬌声が高くなった。
「あんっ!あんっ!お兄様ぁ!もうイキそうですぅ!イかせてくださいいっ!!」
クライマックスに向けて、友香のくびれた腰を掴み、中を深く抉るように突いた。揺れる乳房を後ろから鷲掴みにし、硬く勃起する乳首を摘みながら腰を振る。同時に複数の刺激を与えられると、もう友香はダメだった。
「あああっ!イっちゃうううぅっ!イクううううっ!!」
友香の絶叫が、大浴場に響き渡った。朝早くだから、二人以外には誰もいない。だから友香も、普段と違って大胆になれたのだ。絶頂に達した友香は、ぐったりと脱力した。鏡についていた手がずり下がり、擦れて変な音が鳴った。優しく抱きとめてやり、射精の脈動が収まったペニスを抜いた。昨夜、三回に渡って行った友梨奈とのセックスを物ともしない射精であった。友梨奈に起こされる前に、こっそりベッドを抜け出した俺は、大浴場を独り占めしようと、朝日が昇る時間に風呂に浸かっていた。窓から射し込む日光を浴びながら湯に浸かる。最高の目覚めであった。そこに友香が入ってきて、のんびりとするはずの朝風呂が一変したのである。
「あっ、お兄様。奇遇ですね」
「友香も朝風呂か?」
「はい。あの…ご一緒してもいいですか?」
「もちろんですとも、お嬢様」
「もうっ、やめてください」
友香は笑いながら、俺の隣に並ぶ。
「綺麗…」
「これを一人で見て、今日も一日頑張るぞって気持ちを高めるんだ」
「そうなんですね」
「結構スッキリするぞ、これ。友香、朝風呂して正解だったかもよ」
「そうですね。目も覚めるし、お兄様も独り占め出来るし…」
俺の肩に頭を預け、体に腕を回してきた。友香の目は、完全に獲物を狙う目だった。
「ねえ、お兄様…私と…しませんか?」

そして今に至る。友香の股間を洗い流し、後始末をすると、のぼせないように早めに上げる。脱衣所で、友香の体を拭いてやる。意識が朦朧としていると思い込んでいたが、友香は俺の手をそっと握って言った。
「お兄様。大丈夫ですよ。一人で着れますから」
「そうか。俺はもう少しいるからな」
「はい。また後で…」
友香は恥ずかしそうに微笑むと、服を着て、大浴場を後にした。俺はもう一度中に戻り、朝日を浴びながら深呼吸をした。心が洗われる時だった。その後は誰も来る気配はなく、俺はザバリ、と湯から上がり、冷水を体にぶっかけてキリリと体を引き締める。頭から被ると、シャキッと頭が冴える。ため息を一つ吐き、大浴場を出る。

42: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/07(月) 22:31

>>37さん、>>40の件、了解しました。現在執筆中の欅ちゃんのエピソードで取り入れてみたいと思います。

部屋に戻ると、まだ友梨奈は目を覚ましていなかった。友梨奈のことだから、起きたらすぐに気付くと思っていたのだが、セックスの回数をいつもより増やしたが為に、疲れが溜まって眠りが深くなったのだろう。友香との情事の痕跡も綺麗さっぱり洗い流してある。友梨奈の横に戻ろうかと思ったが、それでは朝風呂の意味がなくなってしまうので、思い留まる。テレビを点け、友梨奈を起こさぬよう、音を消して見る。朝だからニュースしか放送していないが、俺はニュースを見るのが好きなので、退屈はしなかった。税金の問題だの、オリンピックの開催地の状況だの、事故や事件だのと報道されるのをボーッと眺めていると、向こうで友梨奈が寝返りを打った。もうすぐ起きるはずだ。俺はテレビを消し、ソファーの後ろに隠れる。寝室のドアを少しだけ開き、ベッドの様子をこっそり窺うと、しばらくして、友梨奈が目を開けた。すぐに異変に気付き、ハッと真顔になる。
「お兄ちゃん?」
ベッドから上体を起こし、寝ぼけ眼のまま呼びかける。裸のままだから、膨らみかけの乳房が丸見えだ。目を擦って、辺りを見回す。
「お兄ちゃん?」
友梨奈は不安げに俺を呼び、それでも返事がないと知ると、全裸のままベッドから降り、俺を探し始めた。クローゼットの中や、ユニットバスなどは探すくせに、なかなかリビングに来ない。
「お兄ちゃん!?どこ!?」
友梨奈の声は、叫び声になりつつあった。パニックに陥りそうになっている。
「お兄ちゃん!!ねえ、お兄ちゃんってば!!」
10分くらい経って、ようやくリビングにやってくると、もはや友梨奈は発狂寸前であった。ソファーの近くまで来た時に飛び出す。
「おはよう」
友梨奈は悲鳴を上げながら飛び退くが、すぐに俺だと気付く。じわりと目に涙を溜め、頬を膨らませる。俺の腕をパシンと叩く。
「バカぁ!」
「悪い悪い。ちょっと驚かせたかっただけさ」
「どこ行ってたの!?私を置いてけぼりにして!」
「置いてけぼりって、友梨奈、お前ぐっすり寝てたろう」
「だって…昨日いっぱいして疲れちゃったんだもん」
「やっぱり無理させちゃったみたいだな。すまん」
「いいの。嬉しかったし」
友梨奈は笑顔になった。その笑顔でだいぶ救われる。
「コーヒー飲もう」
俺はコーヒーメーカーに向かう。朝は必ず、淹れたてのコーヒーを一杯飲むと決めていた。だから食堂ではなく、俺の部屋に置いてあるのだ。
「お前もちょっと飲んでみるか」
「うん」
友梨奈は何でも俺と同じことをしたがる。まだ中学生の女の子が、ブラックコーヒーを飲めるはずがないと思った。
「本当に飲めるか?苦いぞ」
「飲みたい」
友梨奈は期待と不安の入り混じったような声で言った。そういえば今まで、友梨奈がコーヒーを口にしているところを見たことがない。試しに俺のカップのものを少し飲ませてみる。友梨奈は顔をしかめた。
「ウエーッ、苦い!」
「ほら見ろ、言わんこっちゃない」
「あっ、でも間接キスだね。ウフフ」
もう今さら間接キスどころか、直接、いや、それ以上の関係にまでなっているのに、そんな些細なことで喜べるのだから、まだまだ若い。

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