欅坂エロ小説 |
- 08: 名前:名無しさん投稿日:2016/11/01(火) 22:32
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15歳の独占欲
「…おーい、起きてよぅ」
頭上から声が降ってくる。体を起こそうにも、気怠さで頭が重く、体が言うことを聞かない。
「もー!お兄ちゃん、起きてってば!」
体を激しく揺さぶられる。声の主が誰かはわかっていた。重たい瞼を開けて、朝日が差し込んで明るくなった部屋の天井を見つめた。目の焦点が定まってくる。それから声の方に向き直った。
「おはよう、お兄ちゃん」
平手友梨奈は微笑みながら、横から顔を覗き込んでいた。昨日の夜の名残か、友梨奈は全裸のままだった。小振りな乳房も性器も隠すことはしない。今をときめくアイドルが、我が寮では、こんなあられもない姿で生活している。真面目で清純派に見られる友梨奈のイメージを、180度覆すことは間違いない。
「友梨奈は早起きだな」
「お兄ちゃんが寝坊助なんだよ」
友梨奈の腰に手を回すと、ゆっくりとベッドに乗ってきた。俺の隣に体を横たえたかと思うと、ゴロゴロと転がって俺の体に馬乗りになった。顔の横に手をつき、グイッと顔を近づけてきた。
「お兄ちゃん、好き」
うっとりとした目つきで友梨奈は呟き、キスをしてきた。
「女の子に裸でそんなことされたら…」
「興奮しちゃう?」
友梨奈はニヤニヤ笑いながら言った。
「まあね。また一戦交えたいところだけど、もう起きないと」
「こんなに大きくしちゃってるのに」
友梨奈は自分の腰の下で勃起しているペニスを握った。朝勃ちという生理現象は、数十年生きてきた今でも、未だによくわからない。
「今日のうちにまたどこかで出来るよ。さ、どいてどいて」
友梨奈は唇を尖らせて、俺の上から降りた。床と水平に屹立しているペニスをボクサーショーツに無理やり押し込め、手近にあった服を適当に着る。どうせ後でスーツに着替えるのだから、今着る服などいちいち選ぶ必要はない。
「友梨奈も早く服着ないと置いてくぞ」
「待ってよー!あれ?パンツどこ行った?」
慌てて床を這いずり回って、脱ぎ散らかした下着を探す友梨奈が可笑しくて、思わず吹き出してしまった。
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