48G楽曲物語(だいぶコア編) |
- 03: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/12(金) 16:21
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時季は5月。
この時季になると…僕はふと思い出してしまう。
そして君の名前をふと呟いてしまうんだ。
何もないこの部屋でひとりきり。
僕はキミの事を何回くらい呼んだだろうか。
引越しの準備は終わったよ
キミが置いていった土産は大きすぎるから
僕はここを出る事にしたんだ。
色々な事があったね…僕とキミはこのまま
二人でずっとここで暮らすと思っていたんだ。
あの頃の僕達は夢みたいな日々を過ごしていたね。
でも…そんな日々はまるで風のように通り過ぎていった…。
キミのいないこの部屋にいると切なくなるんだ。
もう住めないなって……。
今、キミはどこにいる?教えて欲しい…叶わないけどね………。
だってあれからキミのアドレスも変えてしまっているしキミが何をしているのかも
どこで暮らしているのかも分からないんだよ?
でももういいんだ。
忘れる事にしたんだ…
キミがもしここを訪れたら
キミは僕じゃないこの部屋の住人に戸惑うだろうね…
それだけは心配だけどさ。
いいんだよ…もう…キミが出ていってからここにはもう住めないって思ったんだから。
でもね?まだ僕は君の事を忘れられないかもしれない
街でキミの名前を聞くと振り向いてしまうんだ。
本当に君の存在が大きすぎた…
でも、自立しなくちゃいけないよね。
………あ、もう時間だ。
さようなら僕の思い出たち。
忘れられない僕の思い出たち………。
『May』
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