forever〜永遠に〜 |
- 02: 名前:コラム投稿日:2014/05/06(火) 00:48
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何気ない日常。何気ない生活。
俺は北川 康平。この春高校3年になった。高校生活も残り1年しかない。自分は今まで何か残せてきたのか。部活も入学して2ヶ月でやめてしまった。友達もいない。なんのために生きているのか?時々疑問に思ってしまう。そうこう考えているとまた朝がきた。
綾巴「お兄ちゃん!起きて!学校だよ。」
康平「あーわかったよ。いつもありがとうな。」
いつも思うがなぜ着替えずに下着姿で来るのか?年頃のはずなのに。
綾巴「どういたしまして。いい加減自分でおきたら?あーちょっと最後まできいてよー」
俺は綾巴の話を聞かずリビングに向かった。
あっ、綾巴とは2歳下の妹だ。俺とは正反対で明るく友達も多い。兄妹でもなぜ違うのかよく親にも言われる。俺からしたら個性だから仕方ないと思う。
今日のご飯は米と味噌汁、そして目玉焼きだ。
父「康平大学はどうするんだ?俺のことは心配しなくていい。お前の好きにしろ!」
康平「俺は就職するよ。就職すれば親父も楽にできるし。」
父は男手一つで俺らを育ててきた。俺が幼いころ、母親と離婚してから家族のために働いている。口うるさいとこもあるが俺の憧れで理想の人間だ。
康平「じゃいってくるわ。今日確かテストの結果がでる。」
父「どうせ1番だろ?けっかは言わなくていい。」
康平「分かったよ。じゃいってきます。」
綾巴「私も一緒に行きたい!」
康平「いいよ。恥ずかしいから」
綾巴「恥ずかしいってどうゆういみよ?」
康平「高校生で一緒に行くって普通恥ずかしいだろ!小学生じゃあるまいし」
綾巴「もう知らない!朝も起こさないから遅刻でもすれば?じゃあね!」
キれ気味で俺より一足先に学校にむかった。でもキれても気にしない。いつものことだから。
それに起こしに来るときときいつも下着姿でくるのもそろそろやめてほしいものだ。
目のやり場に困る。
そろそろ学校にいかなくちゃ。
俺は靴を履くと春風に吹かれながら学校に向かった。
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