初恋 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/27(木) 23:59
-
何気なく、ただ普通の会話を
毎日続けてゆく中で…
僕は君が欲しいと思った。
- 02: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/28(金) 00:03
-
これにて完結です。
ご愛読ありがとうございました!
- 03: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/28(金) 00:06
-
登場人物紹介
主人公
・木崎 翼
双子の姉
・木崎 ゆりあ
クラスメイト
・木本 花音
・松井 珠理奈
・柴崎 遊(幼なじみ)
先輩
・松井 玲奈
・山本 彩
- 04: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/28(金) 00:40
-
まだ春の風が残る初夏に
僕は始めて君と言葉を交わした。
翼「手伝おっか?」
ごそごそと筆箱の中を扱っている隣の彼女に
僕はそう声をかけた。
窓から入ってくる風に髪をなびかせながら
彼女は驚いた様子で僕を見る。
「え?」
翼「木本さん、さっきから何か探してるよね?」
花音「あ、うん。消しゴムがなくなっちゃって」
それを聞くとすぐに
僕は机の下や鞄の中などを探し始めた。
ちょくちょく先生がこっちをチラ見していたが
注意まではしてこなかったので無視していた。
花音「あ、あった!」
翼「本当に?よかったね」
探し始めて三分後ぐらいのことだった。
どうやら消しゴムは前の生徒の鞄に隠れていたようだ。
花音「一緒に探してくれてありがとね」
翼「ううん、全然いいよ」
これが本来ありふれた会話なのだろうか。
隣の席になって一ヶ月経つが
話したのは今日が初めての僕にはあまりわからなかった。
授業が終わると彼女はクラスメイトの松井珠理奈と教室を出て
<省略されました> [全文を見る]
- 05: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/28(金) 01:03
-
「翼さーん!!」
翼「ゆりあが来るなんて珍しいね。何の用?」
授業が終わるとすぐにやってきたゆりあは
なぜか顔が焦っていた。
ちなみにゆりあは弟をさん付けで呼んでいる。
ゆりあ「あのね!ゆりあ彼氏できちゃった」
翼「え!?誰なの?」
ゆりあ「三年生の高柳 仁っていう人」
翼「うーん、知らない。まぁおめでとさん」
ゆりあ「ありがと!じゃまた帰りね!」
ゆりあはそれだけ言うとダッシュで教室に戻って行った。
珠理奈「あー!ゆりあにおめでとう言えなかったー!」
翼「急に何だよー。うるさい」
珠理奈「だって親友だよ?ゆりあの奴、言ってくれればいいのにー…」
翼「放課後思いっきり祝ってあげてよ」
珠理奈「まぁ、そうだね。任せて!」
さっき木本さんと一緒に居た松井珠理奈。
彼女は一年生の頃からクラスが同じだったから
仲は普通だ。
珠理奈の言葉通り、ゆりあとは親友で
よく家に泊まりに来たりもする。
まぁ、そんなことはいいとして
女子の制服に着い
<省略されました> [全文を見る]
-
-
|
|