48女子プロ物語 |
- 20: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/29(日) 07:08
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「ク…クーデターウィッチズ…って…」
大家が小声で呟く……
「AKBプロレスの名タッグ……」
佐藤も続く。
「他団体のタッグリーグの覇者…だよね?」
藤江も二人に合わせる。
「す…すごい…」
中田は開いたドアから現れたピンクとブルーのガウンに呆然としている。
中西と出口も、小さい身体から溢れるオーラに息を呑む。
仲川はロープを駆け上がり誰もいない観客席に向けアピールをし、
多田は仲川の下でじっとして、中西と出口を見る。
「優香…やるしかないよ」
「わかってる…陽が先発するか?」
「ううん…優香が痛めつけてきて?」
出口は中西にそう耳打ちすると、
中西の肩をポンと叩き、エプロンへと戻った。
出口の強心臓なメンタルと容赦の無い攻撃性は
中西も買っていた。
仲川が練習生や秋元達にアピールを済ませると
多田はガウンを脱ぎ、練習生に渡す。
「仲川さんのガウンも!」
藤江がそう言い、練習生に仲川のガウンを貰うように指示する
明日香がすぐに走り寄り仲川のガウンを貰うと、
「お願いね〜!!」
そう言って仲川は今から戦うにもかかわらず、笑顔を明日香に見せる。
多田は正反対で集中した顔をしている。
レフェリーのボディーチェックが終わると、
先発の多田と中西がお互いを見る。
そして合図と共に、名勝負へのゴングが打ち鳴らされた!
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