牛丸&拓夢&はるる〜気ままにリレー小説〜 |
- 01: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/08/29(木) 02:29
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リレー小説書いて行きます。宜しくデス。
初期設定
室島哲平 高二
クールな性格。極度の女嫌いを持つ。
隆堀毅(タカホリツヨシ) 高二
哲平の幼なじみで、性格は哲平の真逆で明るく、女好きでもある。
ヒロインは後で僕が出すのでお楽しみに(笑)
- 57: 名前:はるる◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/08(日) 19:20
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哲平と朱里の情痴を物陰から覗いている者がいた。峯岸みなみだ。彼女は仕事中にも関わらず、嬉々として若い男女が織りなす真昼の情痴を眺めていた。
「ははーん。そういうことか」
伊達に彼らの人生よりも長く生きていない。彼女は一瞬のうちに理解をした。
小嶋陽菜と高橋朱里の男を巡る戦い。朱里はまだ気が付いていないが、峯岸はすぐに彼女の引き出しにカッターを忍ばせた犯人が陽菜だと気が付いた。彼女が楽しみに視聴しているドラマ。特に昼ドラは彼女の大好物で、録画をしてまで視聴するほどだ。
それが今や自分の目の前で起きている。溢れ出る歓喜は、彼女の心に火を点けるのに、十分すぎるほどのことであった。
「こうしちゃいられないわ」
口から無意識のうちに流れていた涎を拭う。笑みを止めようとしても、止まらない。
峯岸は保健室を後にする。その足取りはスキップをするかのように軽いものであった。
自分たちが見られていることなど知らない二人。ここが学校の保健室だということを忘れているようだ。互いに裸のまま見つめ合っている。
「朱里」
「哲平」
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- 58: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/08(日) 23:33
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牛丸のターン
- 59: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/09/09(月) 00:50
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放課後。結局あの後哲平は授業には戻らず、やはりそのせいで担任に長々と説教を受けてしまっていた。
担任は女の為手荒な真似は極力出来ない哲平だが、その顔は朱里に見せていたような穏やかな顔ではなく不良の顔で、担任を睨み付けている。
「大丈夫かな……」
その様子をこそっと見つめる朱里。自分のせいでこんな事になってしまっているのは分かっているが、哲平が止めた為見ているだけの状態となっている。
「いつもの事だし心配しなくても良いんじゃない?」
「うわ! びっくりした……って毅君!」
突然自分の真後ろで声がし、思わず叫んでしまった朱里。しかしその相手は奇遇にも哲平の親友、毅だった。
「いつもの事とは言ったが……今回は朱里ちゃんが関係してるっぽいしちょっと助けて来ますか!」
朱里は、意外なまでに場の空気、状況を読む毅に驚いていた。
しかしあの二人は、それぞれが持つ「意外性」で上手く成り立っているのではないだろうか。
表は素っ気なくクールな哲平。しかし裏はとても優しく、一度信頼性を持たれれば口に出さずとも大事に接する性格。
毅は表は女好き、チ
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- 60: 名前:拓夢◆Rx.AioX.投稿日:2013/09/09(月) 23:36
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陽菜の胸中は穏やかでは無かった。朱里あとを追う姿の哲平にも、その数時間後に手を繋いで教室を通り過ぎたのも。
陽菜は察知した。この数時間で何かがあった、それは多分、いや、確信にも似た思いで頭の中にを3文字浮かべる。
性行為。
心なしか2人とも朝見た時よりも制服の着がズレてるように感じたのだ。でもそれだけでは判斷出来ないことに陽菜は気付いている。
無い自分の頭から色んな事を絞り出す。
陽菜は許せなかった。何故、自分じゃないのかと。何故自分以外の人間と愛を交わすのかと。自分でも我が儘な事は重々承知している。
だが、そう思うと陽菜の中の黒い感情煮えたぎる様に熱くなっていくのが分かった。
「にゃんにゃん? どうしたの?」
すぐ後ろの小さい女の子が陽菜に話を掛けた。背の割には顔が老けている印象が根強く残る小さな巨人と呼ばれる、高橋みなみ。
彼女は陽菜の事をよく分かっていた。長年付き合って来た仲、高橋は机を指で叩く仕草で心の内の殆どを読み取った。
「たかみな、ううん、何もないよ」
「そっか、分かった、またなんかあったら何時でも相談しなさいよ」
<
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- 61: 名前:拓夢◆Rx.AioX.投稿日:2013/09/09(月) 23:38
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不自然な繋がり方した地の文がある……
申し訳ないです
- 62: 名前:はるる◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/10(火) 23:12
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沈みゆく夕日。黄昏の街を哲平と朱里は手を繋ぎながら歩く。
最初は手を繋ぐことを拒んでいた哲平だが、朱里が無理やりに手を握ってくるため、仕方なしに諦めた。幸いにもここは学校からは離れている。同級生に出くわす可能性は低い。
吹き抜ける風が朱里の髪を揺らす。彼女はそのたびに髪を直していたが、もう諦めたのか、されるがままになっていた。
自動販売機で飲み物を買い、ベンチに腰を下ろす。哲平が「よいしょ」と言うと、朱里は笑った。
「おじさんくさいよ」
「そうか?」
プルタブを開ける音がした。哲平はコーラを飲むと、わざとらしく「ぷはー」と言う。
朱里はそれを聞き、お腹を抱えて笑った。
「もうー。笑わせないでよ」
ミルクティーを飲もうとしていた矢先のことである。タイミングがもう少しずれれば、彼女は噴き出してしまうところであった。
どこにでもいるカップル――並んでベンチに座る二人は、どこにでもいるカップルのようだ。恋に恋する年頃。未熟な二人だが、それでも一途に相手を想う。
そんな二人のことを見つめる人物がいた。
- 63: 名前:はるる◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/10(火) 23:13
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ただでさえ低いクオリティが更に低くなってる…
もうダメだぽ
- 64: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/09/11(水) 02:50
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その二人を見つめる人物。風により長い髪がサラリと靡く美少女。
小嶋陽菜だ。憎しみに燃える彼女の顔は……笑っていた。悪魔の様に、その目は哲平と朱里に向けられている。
ー数時間前
「なんだよ話って?」
小嶋陽菜は誰もいないであろう倉庫内に、男を10人程呼び出していた。それも、市内でもガラの悪い不良校の実力トップクラスの生徒ばかりを。
しかしここで一つの疑問が生じる。
ー何故、縁もゆかりも無さげな不良校の生徒を呼び出せたのか。
小嶋陽菜は、その生まれつきの武器である美貌を使い、男達と接点を持つようになったのだ。
無論、哲平と朱里のあの件の後に、だ。
「ねえ、私の為に働いてくれない?」
「要件は?」
その集団のリーダー格的存在の男が質問する。
「私を裏切った女を此処に連れて来て」
「連れて来た後は……?」
男が再度質問すると、彼女は悪魔の様な笑みで、こう言い放った。
「その後は……好きにしちゃって良いよ」
ー現在
周りを見渡すと、物陰などに男達が息を潜め襲撃のチャンスを見計らっている。
ー仲睦まじ
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- 65: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/12(木) 09:09
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やっぱ牛丸って最強だわ
- 66: 名前:はるる@牛丸教&信者絶賛大募集中◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/19(木) 22:48
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拓夢さんが更新できないため飛ばします!
- 67: 名前:はるる@牛丸教&信者絶賛大募集中◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/19(木) 22:49
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男たちはまるで訓練された軍隊のように素早く朱里を取り囲んだ。
「ちょっと! 誰ですかあなたたちは!」
「朱里! うぐっ」
哲平が朱里を助けようとした時、男の一人が哲平のみぞおちに強烈なボディブローをお見舞いした。哲平はその場で悶絶をする。
完璧なる連携プレー。男たちの動きから察するに、こういったことに慣れているようだ。あっという間に朱里を連れ去ってしまった。
「朱里……」
きれいに決まったボディブローに悶え苦しむ哲平。必死に最愛の彼女の名を呼ぶ。
しかし、朱里の姿はもうない。哲平は芋虫のようにのたうち回った。
「哲平! 大丈夫」
とそこに、あたかもたまたま通りがかったかのように陽菜が現れた。悶える哲平の背中を擦る。
「なんで陽菜がここに……」
「たまたま通りがかったら哲平が倒れていて。救急車呼ぶ?」
「いや、救急車はいい。それよりも朱里が」
陽菜の肩を掴むと、哲平はそのまま起き上がろうとする。腸が引き千切られそうな痛みに顔をしかめた。
「ダメ! 安静にしてて」
そんな哲平を陽菜は無理やり地
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- 68: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/09/20(金) 01:42
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明らかに彼女の下着を見て動揺する哲平。いくら哲平に彼女がいるとは言え、思春期の男子だ。
そして何より朱里と行為を重ねるうちに、男本来の性欲が解放されたのだろう。
「私……哲平となら、ヤっても良いよ」
頬を赤らめモジモジとしながら言う陽菜。しかし彼女の心中は、早く自分のものにしたい、自分だけのものにしてやる……そう思っていた。
しかし彼女の目論見はあっさりと崩れ去る。
「いや、やっぱり駄目だ。朱里を裏切る様な真似は出来ない」
そう言い、殴られた箇所を抑えながらも立ち上がる。勿論陽菜は止めようとするが、僅かでも体力の回復した男子に、並みの女子が敵う訳もなく、手を振り解かれる。
「悪いな陽菜。俺は朱里が一番大切なんだ。分かってくれ……」
そして哲平は、ふらつきながらも朱里を探しに向かっていった。
「何なのよ……黙って聞いてれば朱里朱里朱里!」
彼女の顔は、普段の端正な顔立ちからは想像も付かない程、憎しみに溢れていた。
「ハハハ、哲平にはそれ相応のお仕置きが必要みたいね」
誰に向かって言っている訳でもなければ、一人呟くニュアンスで
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- 69: 名前:はるる@牛丸教・愛◆ecGgQLWE投稿日:2013/09/24(火) 21:28
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車は高速道路を快調に飛ばしている。追い越し車線をひた走る黒いワンボックスの後部座席に朱里はいた。ロープで足と手を縛られ、恐怖におののいている。
「帰して……」
何度目かの懇願にも、男たちは誰一人相手にしない。朱里の声は大音量でかけられている音楽にかき消されてしまっていた。
なんとかロープを解こうとするも、固く縛られたロープを解くことは出来ない。ただ自分が何をされるのか。その恐怖心だけが彼女を支配している。
車は高速道路を降り、一般道へと進んだ。朱里はスモークガラスを施された後部座席の窓から外を見たが、外はもう真っ暗なようだ。
「着いたぜ」
大音量の音楽が鳴り止んだ。朱里の耳がキーンと耳鳴りをした。一人で歩けぬ彼女は男の一人に担がれ、車外へと連れて行かれる。
朱里の目の前に広がる夜の山。高くそびえる木々は不気味で、彼女の恐怖心を一層強めた。
「私をどうするもりなの……」
朱里は質問をしたが、その答えは分かっていた。だが受け入れられぬことであり、一縷の望みを託して訊いた。
男たちはニヤッと笑ったが、誰も彼女の質問に答えなかった
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- 70: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/09/25(水) 02:36
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「さて、準備出来たぜ」
穴を掘っていた男が言うと、他の男達も集まって来た。
朱里は怯えて声も出せない状態だ。これから自分がどうなるか……最悪の事態を想定すると言葉では言い表せない程の恐怖感が、まるで津波が押し寄せるかの様に朱里の心にも押し寄せてきて来る。
「おい、早く遣ろうぜ」
「まあまあ、そう急かすな。お楽しみはゆっくりの方が……良いだろ?」
朱里は男達の会話を聞き、そしてこの掘られた穴を見、自分が最悪の事態になっている事を悟った。
これから自分は犯される。そしてその後殺されると。
「あ……あ……」
頭の中では、逃げたい、早く逃げたい。そして哲平に会いたい……しかし現実は実に非情で残酷だった。
足枷をさせられ逃げる事が出来ない。
時間を掛けゆっくりやれば解除出来ない事もない構造だが、男達に見つかる可能性の方が非常に高い。
もし見つからず外せたとしても足の速さでは男と女。並の女子では到底男からは逃げられない。
朱里にとっては絶体絶命。最早何をする事も出来ない。
「悪いな、だが俺達ももう引き返せないんでな」
「た
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- 71: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/25(水) 06:33
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誰からもコメントない乙ww
- 72: 名前:名無しさん投稿日:2013/09/25(水) 08:47
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>>71
アホ過ぎ
コメントない=人気ない、じゃないからな
- 73: 名前:はるる◆ecGgQLWE投稿日:2013/10/03(木) 19:38
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月の光が届かない山中。暗闇の中、男たちは互いの拳をぶつけ合う。怒号、呻き声。朱里はその場に立ちすくむことしか出来ないでいた。
やがて男たちが一人、また一人と倒れて行く中で、残ったのは車を運転していた男と哲平、毅の三人となった。
「お仲間さんはみんな倒れちまったようだぜ。残るはあんただけだ。さ、早いとこ降参したら? 降参して、もうこんなことは絶対にしないと誓うのであれば許してあげてもいいけど」
まるでこの状況を楽しむかのような毅の軽い口調に、朱里は嫌悪感を覚えた。これでは相手を挑発するだけではないか。
「さあ、どうすんだ? え?」
「おい毅」
さすがにやり過ぎだと感じた哲平は毅を制した。毅は憮然とした顔を見せ、しぶしぶといった様子で一歩下がった。
「今後二度と俺たちに近づくな。いいな?」
「……いやだね」
「なんだと!」
「おい毅!」
男はニヤリと笑う。後ろに下がった毅は哲平を抜き、男に詰め寄った。
「もう一回言ってみろや」
「いやだねって言ったんだよ」
男はそう言いながら胸ポケットからナイフを取
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- 74: 名前:はるる◆ecGgQLWE投稿日:2013/10/03(木) 19:39
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更新遅れてすみません
- 75: 名前:拓夢◆Rx.AioX.投稿日:2013/10/15(火) 00:15
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最悪の事態が頭を過った。毅の元へ急ぐ哲平の考えが脳内を駆け巡る。そうすれば自然と足に力が入り、立ち上がって毅に駆け寄ることが出来た。
「っ、あれ?」
足は震えていた。恐怖。この2文字が今目の前にある状況を表していた。
今すぐにでも毅を倒したあいつが俺のところに来るかもしれない。
俺も同じ目に合うかもしれない。
そう思うと余計に全身が固くなり動けなくなった。
「おい、哲平さんよ……死んじゃえ」
手に鋭い光る何かを握り、一直線に走り出す。その行き先は勿論哲平。徐々に距離が縮まって、あと2歩。
ーもうだめだ、死ぬー
哲平の前に誰かが立ちはだかった。
ドン! と音を立ててそのまま押し倒された。
「朱里!」
哲平は直感でそう叫ぶ。
「ちっ、まぁいいや」
そう言い残しこの場を後にする男。
追いかけたいけれど追いかけない。哲平は今自分が置かれている状況をよく理解していた。最優先にやることはあの男を追いかける事ではなく、朱里と毅の元へは駆け寄ることだった。
「おい、しっかりしろ、毅! 毅!」
そばに寄ると
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- 76: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/10/19(土) 01:56
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「おい、朱里大丈夫か!?」
地面に伏したまま起きない朱里。もしかしたら……と哲平の頭に最悪の事態が浮かぶ。
いやいや、そんな訳は無いと頭を左右に激しく振りその考えを払拭する。
「朱里、朱里!」
もう一度、朱里に呼びかける。
「…………哲……平?」
哲平が呼びかけた努力が実り、朱里は目を覚ました。
「良かった……朱里、怪我は無いか?」
「うん、哲平押し倒した時に頭地面に打っちゃったけど」
哲平はその言葉を聞き安堵した。気を失っていた原因は頭を打ったから、そして何よりも朱里の笑顔を確認出来た事に安心したのだろう。
「取り敢えず今回は三人共助かった。だが次が無いとは限りない。一体誰が首謀者なんだ?」
ここまでして哲平達を追い詰め命を狙う者ー
哲平は恐怖で頭がたくさんだった。自分の命が狙われる恐怖もそうだがそれよりも、朱里や毅が自分の前から消えてしまうのではないか? そう考えずにはいられなかった。
「……ごめんな、俺が付いていながら……」
「ううん、哲平は助けに来てくれた。それだけで充分嬉しいよ」
「朱里……」
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- 77: 名前:名無しさん投稿日:2013/10/19(土) 10:18
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>>1-153
- 78: 名前:名無しさん投稿日:2013/11/06(水) 03:17
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更新はまだですかね……
- 79: 名前:名無しさん投稿日:2013/11/10(日) 18:22
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早く書いて
- 80: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/11/28(木) 13:59
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あと3日経っても更新が無かったらワイが書きます
- 81: 名前:拓夢◆Rx.AioX.投稿日:2013/11/29(金) 04:14
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ーーうぅ、痛いよぉ、哲平ぇ……
ーー助けて、死んじゃうよぉ……
ーー痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。
口から叫び声を上げたくてもこぼれ出るのは腹部からの赤い鮮血。
ごほごほと咳き込み、たくさんの涎と少しの血、赤い目から涙、冷たい地面の上に広がるそれらがぼんやりとした視界に映り、確実に朱里は"死ぬ"そう思った。
ーーこれ、私の血なんだ。
朱里は思い浮かべていた、有名女優がドラマの役柄で刺されて死ぬところ、最愛の夫が駆けつけて安らかに眠るシーンを。
ーーテレビドラマみたいに安らかには死なせてくれないんだね。
「朱里、朱里、しっかりしろ! 絶対死なせないから」
哲平の痛いくらいに肩を揺らす手に朱里は手を置いた。
笑っていた。哲平はその手を強く握り何度も何度も神様助けてください、神様助けてください、神様助けてください、
祈った。
ーー哲平? 今まで、ありがとう。
涙で滲む世界を最後に朱里は目を瞑った。
最後一筋の光を見て。
- 82: 名前:拓夢◆Rx.AioX.投稿日:2013/11/29(金) 04:16
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>>78>>79名無しさん
>>80牛丸さん
またせてしまってすいませんでした。
そして、お待たせしました、更新量は短いですがご勘弁してださいませ
次はもっと早く更新できるように頑張ります。
- 83: 名前:牛丸Z◆G4Y9P9cE投稿日:2013/11/30(土) 02:18
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「……朱…………里?」
ふと、握っていた朱里の手を離す。離された手は力無く地面に落ちる。
哲平は朱里の肩を揺する。
「起きろよ朱里……。こんなとこで寝てたら風邪……引く……ぞ?」
何度も、何度も揺する。しかし朱里は、眠たそうな顔をして起きる訳でもなく、笑顔で哲平に声を掛ける訳でもなく、ただ、眠っていた。
「……んでだよ」
朱里との思い出が走馬灯の様に蘇る。
陽菜の隣にいつも居た朱里。最初は何とも思わなかった哲平。しかしあの件で、惹かれあった。
ーー今思えば、朱里を好きにさえならなければ、朱里は犠牲にならなかったはずだ。そう思うと哲平は、悔しくてたまらなかった。
ーーあの時俺が壁になっていれば
ーーいや、その前にもっと早く助けに来ていれば
「違う……好きになったのが、間違いなんだ」
無表情で、小さく呟く。
「哲平……」
毅は、変わり果てた朱里から目を逸らし、泣いていた。
「ああ、そうだ。俺も朱里のところへ行こう……」
おもむろにカッターナイフを取り出す。
「朱里……今から俺も行くよ……」
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- 84: 名前:名無しさん投稿日:2013/11/30(土) 09:48
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次ってはるるさんだよな
何で牛丸が書いてんの?バカなの?
- 85: 名前:名無しさん投稿日:2013/11/30(土) 09:49
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つかなんで哲平カッターナイフ持ってんだよwww
普通ありえないだろww
- 86: 名前:BClulsigo投稿日:2015/01/25(日) 10:09
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Сними с меня цепи! А то мы все Харитоныч да Харитоныч, даже неудобно как-то… Старик подозрительно глянул на простодушно помаргивающего Олега. Она постоянно морщила лоб, и на ее лице он видел недоуменное выражение, словно она пыталась вспомнить что-то и не могла. Позже я открыл для себя, что интереснее всего читать именно те книги, которые нельзя читать, и вспоминал об этом своем открытии во времена расцвета самиздата. Запаха крови на прогалине уже почти не было, о трупах напоминала только окровавленная примятая земля.
Однако Акико Кано х
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