戦隊ヒロインシュミレーション |
- 169: 名前:青投稿日:2015/04/05(日) 18:27
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『美しい女性の食す姿はこの世でもっとも美しい』
『そっ……そんな訳……こんなのただの食いしん坊だよ、綺麗なんてとっても言えない……ぱくっぱくっむしゃむしゃうっうぐっううっ』
『そんなにがっつかなくても大丈夫ですよその湖はジュースですから喉を潤して下さい』
『えっ?ずっずっ甘いこれはオレンジジュース?ずっずずずずずっごくっごくっ甘い〜こんなオレンジジュース飲んだ事無い?』
余りのお菓子の美味しさに慌てて食べたイエローは喉を詰まらせオレンジジュースで出来た水溜まりで喉を潤す。
『気に入ってくれて何よりです、この世界に有るものは私が貴女の為に造った物、食べれない物など何も有りはしないのですよ』
『わ……私の為に……何でそんな事を?』
『言ったはず、私は食べっぷりの良い女性が好きだと、それに戦うなら全力の貴女と戦いたい!』
『そ……そっか……私たちは敵だった……何か悪いメタロイドには見えなくて……忘れていた、どうしても戦わないとダメかな?私……貴方とは戦いたく無い!』
『それはダメですよ私たちは敵、意外の何者でも無い、それに私は全力の貴女と戦いたい、それで負けるなら本望ですよ』
『そうですね私が間違ってました、分かりました私の全力を持って貴方を倒します!』
イエローは覚悟を決め鳥さんと戦う事を誓うイエローが鳥さんを敵とは思えないのは鳥さんの紳士的な態度とその真っ白な美しい白鳥のような容姿からイエローはどうしても敵とは思えずに闘争心が湧いて来ない
『もう宜しいんですか?まだ沢山有りますよ』
『大丈夫です貴方のお菓子が私の血と成り肉と成り今のヨーコちゃんはエネルギー満点だから絶好調だよ♪』
『そうですか申し遅れましたが私はアントバードと言います!宜しくお願いします!お互い悔いの無い戦いたいをしましょう』
『アントバードさん、私はイエローバスターです!こっちらこそ宜しくお願いします!』
二人は敵で有りながら硬い握手を交わす。
『それでは行きますよ!ハァーッ』
『ハッ!やぁー!』
『何のたぁー!』
『エィッヤァーたぁー!』
イエローと鳥さんはお互い一歩も譲らずパンチとキックを繰り返す敵で有りながらもその光景は殺しあいと言うよりは格闘技の試合にように見える。
『流石はイエローバスターなかなか遣りますね、はぁはぁ……はぁはぁ……』
『そういう貴方も鋭い攻撃は避けるのが精一杯、はぁはぁ……はぁはぁ……』
『そろそろ頃合いですね?私の本当の力を見せましょう』
『えっ?本当の力?』
鳥さんはそう言うと羽を広げ空中高く舞い上がる。
『なるほど今度は空中戦って訳……望む所よ!ラピッド!』
『けっししししししっ』
『えっ?変身が?きゃあー何で裸?』
空中戦をする為、飛び上がろうとするイエローの変身が解けヨーコは生まれたままの姿と成る。
『けっししししししっヤりましたよ親びん♪』
『あっ?貴方はケシゴムロイド!いったいいつの間に?』
『上出来ですよケシゴムロイド!』
笑いと共に突如、ヨーコに張り付いていたケシゴムロイドが飛び出し、実はヨーコの変身が解けたのはケシゴムロイドが変身のデータを消去したからである。
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