小さな恋の卵 |
- 01: 名前:激麒麟投稿日:2013/08/09(金) 04:56
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ガタンゴトン ガタンゴトン
人はなぜ恋をするのか。
そんな思いタイトルで始まった小説を片手に、俺は電車に乗り込む。
「先輩、本好きですね〜」
俺を先輩と呼びながらさりげなく横に座ったこの子は木崎 ゆりあ。
中学時代、部活の縁で知り合いそれから約3年は一緒にいる。ような気がする。
「暇つぶしだよ」
お世辞にお世辞を並べたような言葉は好きじゃない。
だから俺はあからさまに素直なのだ。
「面白くもないのによく読めますね」
「だから暇つぶしだよ」
「へぇ〜」
元々頭が悪いことは知っているが、こうも理解力がないと腹が立ってくる。
((間もなく帝高校前でーす))
「あ、そろそろ着きますよ先輩」
「うん」
まぁこういう踏み込み過ぎない関係があるからこそ
ここまで付き合いが続いているのだろう。
俺は電車の窓から見える景色を見ながらそう思った。
- 02: 名前:激麒麟投稿日:2013/08/09(金) 05:10
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「着きましたよ」
「あぁうん」
俺の名前は門屋 蓮
ちなみに帝高校は日本でも上位の方に位置するほどのお嬢様&お坊ちゃま学校で、
俺はこの学校に親の特権で特別入学している。
ゆりあは親が金持ちという理由で一か月前に入学。
校門の前に立っているいつもの警備員が眠そうにしているのを横目に
俺とゆりあは中へと入る。
「じゃ、また後で会いましょうね。あっそれと女にはんまり近づかないでくださいね」
それだけ言って走っていくゆりあの背中を見て俺はふと思う。
(何で女に近づいちゃダメなんだ?最新のウイルスが移るのか?)
後から考えるととても恥ずかしいが、これを見てわかっただろう。
俺は極度の鈍感だということを。
- 03: 名前:激麒麟投稿日:2013/08/09(金) 05:29
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ガラガラ〜
教室に入ると視界に映るいつもの光景。
「あっ蓮おはよ」
この人は理事長の娘の大島優子。
無愛想な顔だけで返事をすると、俺はそそくさと自分の席に向かう。
「門屋君〜」
「どしたの」
俺の名前を呼びながら駆け寄ってくるこの人は小嶋陽菜。
ずばり「天然」という言葉があてはまる人だと俺は思う。
「あれ?忘れちゃった。やっぱいいや」
やはりそうだ。
こんな天然、普通の世界では見たことがない。
そのあともたくさんの人と挨拶をかわした。
しかし、重要なのはここからだ。
ガラガラ〜という音と共に入ってきた一人の女性。
バンッ!!
その女性は迷うことなく教卓に立ち、
思いっきり名簿表をたたき下ろした。
そう、この女性が俺たちの担任なのだ。
名前は篠田麻里子。
いわゆるヤンデレとかいうやつで、
今まで多くの生徒を虜にし、奴隷にしてきた恐怖の女性だ。
静まり返った教室に唯一対抗できる人物が一人。
<省略されました> [全文を見る]
- 04: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/09(金) 05:38
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最初のガタンゴトンの時点で電車に乗ってんじゃねーの?
あと所々説明がなくてよくわからない
- 05: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/09(金) 06:44
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俺の名前は〜
好きだねみんな
こいつは〜
これもよく使われるね
担任は篠田
もはや鉄板だね
- 06: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/09(金) 07:17
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無駄に学校がでかいとか金持ちとかもね
- 07: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/09(金) 08:04
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要はクソってことですね分かります
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