ヤンキードライバーとヒッチハイク |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/02/22(土) 07:37
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就職して二年目、一人旅。
日本海側の田舎国道で雨の中カッパ着ててもビショビショで
次の宿泊予定地までは15kmも歩くという状況で途方に暮れてた。
日没近い暗さの中でトボトボと歩く。
信号で止まってたら、車道側に一台の大型トレーラーが
プシュっとエアーをひと拭きすると信号で止まった。
なかなか変わらない信号に渡ろうとすると
【ぶっ】とクラクションが鳴り、雨の中窓から顔を
出して「のってく?」と声を掛けられた。
振り向くと女性ドライバーで、茶髪のヤンキー系。
俺はヤンキー系嫌いだったんだけれど、この雨の中15kmも歩くのと
比べると妥協範囲だった。
「どこまで?」
「次の街までです」
「いいよ!乗りなよ!」
「ありがとう!」
はしご登るみたいに助手席にお邪魔。
小さい身体でタバコ片手にギアを変える
俺よりも少し年上みたいだけれど、顔は幼いのに
わざわざヤンキー系の服装や容姿だからもっと年上に見えて
ヤンキー系が苦手な俺は馬鹿そうに見えてしまう。
「次の街まで15km位です」
「いいよ、私はその先まだまだだし、どっからきたの?」
「東京で
<省略されました> [全文を見る]
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