麻里先生との思い出 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/05/03(土) 07:57
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かれこれ10年程前のことです。麻里先生は、保健体育を専門とする我がK中学3
年7組に赴任してきた新卒の先生で、私達のクラスの副担任でした。私はその頃、
父の病気や母の入院等家庭上の様々な問題が5月ごろよりおき始め弟達の面倒を見
ることに専念する為に休みがちとなりました。麻里先生は、そんな私の問題を真剣
に受け止めてくれて、週に3度は家に来てくれました。それでもやはり、勉強が身
につかず成績は下がる一方でした。夏休み明けにようやく父も母も治ったところで
麻里先生の家で此れまでの遅れを取り戻して欲しいいと両親に申し出てくれまし
た。でも、いくら遅れているとはいえ独身の先生の家に行くことなどと女性と付き
合ったことも無い私にとって恥ずかしさが先にたってしまい、やんわりとごまかし
ながら断ってしまいました。その代わり、自宅で此れまでの遅れを取り戻すべく猛
勉強し、10月の中間テストの際には、中2の三学期末の順位に戻りました。
父母も喜び、早速隣町の祖父母の所に報告しろということになり、週末の午後から
行って来ました。でも、帰りに雨に降られてしまい、あるアパートの軒下で雨
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