児島君のこと(1) |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/01/14(火) 12:58
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なおぼんの友人の中学の先生の萌え体験です。
じゃあ、柏原先生、お願いしますっ!
今日も、児島君が来ていない。
もう二週間も無断欠席だ。
あたしが、二年三組の担任を 仰せつかって、こんな生徒は初めてだった。
登校拒否の生徒は、当校でも数人いるのだけれど、あたしが直接関わるのは初めてなのだ。
副担任の澤(さわ)みなと先生 と学年主任の棚橋源造(たなはしげんぞう)先生と相談して、おととい家庭訪問をしたのだけれど。
児島和樹(こじまかずき)君のお父さんは裁判所書記官という堅い仕事で、お母さんは入院中だそうだ。
聞けば、胃癌だそうで、かなりお悪いらしい。
和樹君は一人っ子で、引っ込み思案なおとなしい子だというあたしの印象だった。
「また、訪問します?」
澤先生があたしに聞く。
「そうね、行ってみようか。今日」
「わたし、今日は午後から指導研修があるんで・・・」と副担任。
「そっかぁ。やっぱり一人で行くのはまずいかな」
「児島君なら大丈夫じゃないかなぁ。おとなしいし」
なんで、こんなことを言うかというと、登校拒否の案件において家庭訪問が必須なのだけど、実施
<省略されました> [全文を見る]
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