忘れられない過去 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2020/05/17(日) 01:07
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終戦前の事、私は共産主義に憧れ、中学を出るとすぐソビエトに密航し、革命主義の勉強をし帰国した。軍資金はコミンテルンから大金を渡され、経歴も作られた。
私は親から財産を貰ったバカ息子と言う触れ込みで銀座、新橋と遊びまわった、そして軍人、政治家に近寄り、スパイ行為をしていた。
結婚もした、相手は、町工場の娘でお金はないが、気立ては良く、可愛い子だった、 昭和20年1月、私は30歳、妻は22歳だった。
その夜は雪が降りはじめ、寒い日だった。私は軽い晩酌をし、後片づけをしている妻の後ろ姿を眺めながら、今日もがんばろうかな、最近妻も良くなってきている感じがするし、なんて思っていた。トントンと玄関を叩く音がしたので、なにげなく、「どなたですか」「警察です、ちょっとご同行お願いいたします」と言われ、ついに来たかと思う反面、バレる事はないはずなのにと反問しましたが、逃げようもないので「わかりました着替えさせて下さい」と言うと「奥様も一緒にお願いします」と言われ「何でですか」と言うと、私の正体を知らない妻は、「いいですよ、まいります何かの勘違いでしょうから」と着替えはじめました。
車
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