地獄の日々 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/04/22(火) 19:49
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月曜日の朝、重い足取りで会社に着いたとたん、「杉山さん、着替える前に3階の総務に行って」
課長から通告された。階段を上がる足が重い。一段上がるたびに、走馬燈のように巡りめく。
5年前に夫を亡くした悲しみ、必死で一人娘を育ててきたこと。そして何より土曜日に起きた「娘の万引事件」それも、よりによって私の勤める関連のお店で、5万円近いアクセサリーを盗み発見された。
現在中3の娘に何があったのか、母親の私には何も語ってくれない。
総務室の扉をノックし、扉を開ける。「あっ、杉山さん。社長がお待ちです。一緒に行きましょう」
総務部長から言われ、身を固くする私。もう泣きそうです。「これ持って」と手渡されたコーヒー3つ。
言われるがママにコーヒーを持ち後ろに続く。手が震えて零しそうです。
役員とお客様しか入れない4階の社長室へ続く専用エレベーター迄のローカは、とても重厚な雰囲気です。足も震え、ノドもカラカラ。「社長杉山さんを連れてきました」ノックをする部長に中から社長の「おぅ、入れ」の声に私間の頭はもう真っ白になりました。
「まぁ、二人とも座りなさい」との社長の声を聞きなが
<省略されました> [全文を見る]
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