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  サイボーグ男1

01: 名前:名無しさん投稿日:2014/04/14(月) 22:34
 私の頭の中にはいつも白いモヤがかかっているようだった。
私はその日も公園のベンチに座り、流れる景色を目に映しながら平日の日中を過ごす・・・。
11月も半ばになると、日中もずいぶん寒くなってきた。
「・・半袖Tシャツでは少し肌寒くなったな・・・。」
私は足早に通り過ぎるサラリーマンがコートを着込み、よそ行きのメイクをしたオフィスレディが暖かそうなマフラーを首に巻いているのを見ながら自分の格好の季節感のなさに少し可笑しくなった。
『・・・まぁでも、歩いている女子高生達はマフラーやコートを着ていても、あんなに短いスカートで季節感のない格好をしているじゃないか・・・私の格好とそんなに大差ない・・・・。』
私は、正当化している自分が可笑しくなり、含み笑いを浮かべていた。
「・・・みんな・・幸せそうな顔しているな。・・いい事だ。不幸なのは私一人でいい。・・・みんなの不幸を私が一人で背負ってやっているんだ・・・、私のおかげでみんな幸せなんだよ。」
 公園のベンチで一人、呟く。周りには私を避けるかのように誰もいない。
《ピーピーピーッ・カチャカチャ、カチャンッ》
私の頭の中で機械
<省略されました> [全文を見る]

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