タバコクンニ |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2018/01/29(月) 21:57
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私は私立のS学校の五年生でした。
その日、私は学校帰りに寄り道して、大きなスーパーの玩具売場に行きました。
そこの片隅にガラス戸棚があって、中にゲームのカードが並んでいました。
私は『アイドルバトル』のカードに夢中でした。別にそれでゲームをしようと言うのではなく、ただカードに描かれてる可愛い男の子のメンバーをそろえたかったのです。
(あのボックスをまるごと買えば、レアなメンバーカードも入ってるのかな……)
でも、とてもじゃないけど私のおこづかいで買える値段じゃありません。私はたびたびここに来ては、そのボックスが売れてないことに安心したり、それが買えない私が哀しくなったりしていました。
「『アイドルバトル』好きなんだね。」
男の人の声がしました。振り向くと、私のそばに高校の制服の丸刈りのお兄さんが立っていました。
(うわ、『アイドルバトル』の男の子に似てる……)私がお兄さんの顔を見つめてると、お兄さんは私に言いました。
「こういうカードって、やっぱり箱買いすると違うのかな。」
私は首を振りました。
「わかんない…… だって、いつも3
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