優子のはなし |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/05/29(木) 21:50
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ある学外行事のイベントで知り合った他校の生徒。優子・高校1年生。
仲良くなったのでメアドを聞かれたので深く考えず教えた。
それからしばらくは他愛も無い内容のメールを交換したり、担当教科の
内容に関する質問に電話で答えたりしていた。
そのうち優子がクラスの人間関係に悩み不登校ぎみになってしまったと
本人からのメールで知った。それからは、生徒としてではなく、自分の
妹のように接し、彼女の気持ちを和らげ再び登校できるよう電話やメー
ルでコミュニケーションを取った。その甲斐あって優子の登校回数は増
えていった。
そのころから優子の私に対する態度が生徒のそれではなく、「女」その
ものになっていくのがわかった。ついには自分の気持ちを会話の際に口
に出すようにまでなり、私は戸惑っていた。そんなある日、「勉強を教
えて欲しいし、学校へ行けるようになったお礼もしたいので久しぶりに
会いたい」との電話があり、会うことになった。比較的住んでいる場所
が近く、会うのは容易だった。私の車の助手席に納まった彼女はいつも
の電話のような明るさはなく、何か思いつめているようだった。
一
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