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  団地の頃

01: 名前:名無しさん投稿日:2014/03/08(土) 11:13
少年期をニュータウンと呼ばれる団地ですごしました。中三の春のある日、学校から帰ると二階の我が家は留守でした。ガスメーターの箱の中にも鍵はなく、母は近くに買い物だろうと階段に腰掛けて待つことにしました。しばらくすると階下から足音が。母かとおもうとそれは四階のおばさんでした。今思うと三十代半ば、つまり現在の私と同じぐらいの歳だったでしょう。その当時よくドラマに出ていた上村香子さんに似ていたように思います。母は『あの未亡人が…』と言って毛嫌いしていましたが、夫を亡くして水商売で自活する女性が客の男をときどき家にあげるのは止むを得ぬことだったでしょう。『あっちゃん締め出されたの?じゃあ、ママ帰ってくるまでウチで待ちなよ。おいでっ!』と言ってさっさと上がっていきます。遠慮するタイミングを失った私はあとを追い、『でも、あの…』と言おうとして言葉を飲み込みました。フレアスカートのなかに二本の白い太ももとピンクのパンティーを見たからです。おばさんはドアを開け、部屋のなかから『鍵かけてねー。』と言っています。どぎまぎしながら中に入り、内鍵をかけた私を『ラーメン作ってあげるね。』と居間のソファーに座らせま
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