- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/04/22(火) 21:03
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教師を目指し教育に入学した平賀夏美は、家庭の経済的事情から志半ばに退学を余儀なくされてしまった。しかし就職難のおり、20歳のなんの資格も無い夏美にとって仕事を探す事は容易ではない。田舎に帰ろうかと考えていた矢先、アパートの近くの個人経営らしき小さな塾の募集広告に目が止まったのはそんなときだった。
{契約社員募集。20歳以上の女性。月20万以上。}
就職にあせっていた夏美は、とにかく面接だけでもと電話を入れたところ、先方からあっさり面接のアポを取る事ができた。
アパートからほんの10分程度の3階建ての小さな建物の1階に「田島塾」はあった。緊張した夏美を迎え入れたのは、たった一人でこの塾をきりもりしている経営者の田島であった。
夏美が面接に通された場所は一階の小さな教室で、通常の黒板と教卓以外には生徒の机が10個ほどしかない。
「小さくた驚きましたか?ウチは進学塾ではなく主にに高校中退者を扱う塾です。特に集団からはみ出てしまった子達が多いのでわざと少人数にしているんです。私が男子校の教員が長かったので生徒も男子と限定してます。勉強だけでなくメンタル的な部分のケアも大切だと考えてい
<省略されました> [全文を見る]
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