まもるくんとお姉ちゃん
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03 ) 無名作家
[2022/12/04(日) 16:06]
〜 委 員 長 〜

「櫛木さん、困るんだけど」

 柔らかな霧雨の降る午後、教室で小説を読んでいると、頭の上から硬い声が降ってきた。ふと見上げると、委員長サマだ。険のある瞳に掛かった眼鏡に、薄明るい光を湛えた教室の窓が映り込んでいる。
 私は片眉だけキュッと寄せ、ちょっと困った顔を作って聞き返した。
「えっと…… 何のこと?」

 クラス委員長の澤野良子(さわの・りょうこ)さんは
<省略> [全文]

02 ) 無名作家
[2022/12/04(日) 16:06]
日常の中の檻

私のヒミツ。
それは学校でのオナニー。
未だヴァージンのくせに、自慰だけは早くて、
小学校のころから、なんとなくいじって気持ちよくなっていた。

日ごろなんとなくモヤモヤするときも、オナニーするとスッキリする。
なんだか男の子みたいだけど、自分ではどうしようもないのだ。

放課後の職員用トイレがお気に入りの場所。
生徒用よりはるかに上品に出来ていて、とても落ち
<省略> [全文]

01 ) 無名作家
[2022/11/09(水) 08:09]
「まもるくーん」
 家の門扉を閉めて道に出ると、後ろから呼び止められた。
 二件先の嶺香(れいか)お姉ちゃんだ。
「あ、おねえちゃん」
「ねぇ、駅まで一緒いこ?」
「うん」

 嶺香お姉ちゃんは物心ついた時から一緒に遊んでいる近所の子で、僕より6つ年上だ。
 向こうは女の子の一人っ子、こっちは男の一人っ子なので、まるで本当のお姉ちゃんのように接している。
 僕が幼稚園の時は、嶺香
<省略> [全文]

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