首輪DAYS
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01 ) 無名作家
[2014/04/21(月) 05:47]
えっちに飽きた頃…
「ご主人様?」
こんな呼び方も随分と普通になって、こいつと僕はいつものように公園で…
散歩…、をしている。
いやちょっと表現がまずかったか…
こいつを散歩させている。といったところだろう。
真っ赤な首輪を少女の首にかけて、そのひもを引いて公園を歩く。
周りの視線が気になっていたのは初めのうちだけだった。
「なんだ?」
顔に大きな傷痕のある、こいつ。
前はポチ
<省略> [全文]

02 ) 無名作家
[2024/12/16(月) 18:20]

「ね、姫ちゃん、キスしていい?」
 奥住姫乃は、葉山夏希のその言葉に、黒目がちな大きな目を丸くした。
「え、えっと……」
「ボク、姫ちゃんが好き。だから、キスしたい」
 夏希が、彼女独特の明快な言葉で、畳み掛けてくる。
「姫ちゃんは、ボクのこと、嫌い?」
「そ……そんなことないよ……。私、なっちゃんのこと……好き、だよ」

<省略> [全文]

03 ) 無名作家
[2024/12/16(月) 18:20]

 夕方の電車の中は、驚くほど混んでいた。
 近くにある都市型テーマパークの帰りの客たちだろう。
 ターミナル駅に接続するまで、この混雑は続くはずだ。
 窓の外の夕暮れを見つめながら、姫乃は、ため息をついた。
 体中が、熱い。
 駅まで走ってきてしまったため、ますますアルコールが回ってしまったようだ。
 が、姫乃の心は、体とは別
<省略> [全文]

04 ) 無名作家
[2024/12/16(月) 18:21]

 姫乃が連れてこられたのは、男子トイレの個室だった。
 駅の端にあるため、滅多に人がこない場所だ。
 そこで姫乃は、初めて、男の顔をじっくりと見た。
 中肉中背というのだろうか。ダークグレーのスーツを着たその体格には、何の特徴も無い。髭を剃り、髪をやや短めに刈ったその顔も、同様である。普通の、どこにでもいる勤め人の顔だ。
 ただ、その目付きだけが
<省略> [全文]

05 ) 無名作家
[2024/12/16(月) 18:21]

 その週の金曜日――。
 姫乃は、男が指定した時間の電車に乗っていた。
 先週まで通学のために乗っていた電車よりも、数本早い。
 月曜日から木曜日までの四日間と同じように、男が指定した車両に乗り、男が指定したように、ドアの近くに立つ。
 電車は朝の混雑時だ。
(ばれませんように……ばれませんように……ばれませんように……)
 
<省略> [全文]

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