ドラム缶
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- 13 ) 白楽天
- [2013/09/17(火) 19:18]
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ボクシングの歴史は長い。
太古の時代より人は自分の力を見せつけたいのだろう。
強いということは正義。弱ければ悪。
そこに弱者の気持ちなど存在しない。
ふとバベルの塔を思い出した。神を崇拝していた人々が、その道から外れてしまった物語。
神の怒りをかった人々は言葉を失った。
この空を見ていると、それが作り話ではないような気がした。雷が鳴るこの空は――。
<省略> [全文]
- 12 ) ガブリュー
- [2013/09/16(月) 20:42]
- 面白いです!
更新楽しみにしてるんで頑張ってください
応援してます。
- 11 ) 白楽天
- [2013/09/16(月) 20:36]
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ヘッドギア越しから殴られるのは、やはり痛いのだろうか。
拓哉の相手選手を見て思う。
利き手である右手のジャブ。それは相手との距離を測るため。
左手のストレートはカウンターで決まる。
尻餅を着く相手選手。拓哉の相手を見下ろす顔が見える。
レフリーのカウントが始まる。
私はそれを最後まで聞くことなく、会場の外に出た。
外は雨こそ降って
<省略> [全文]
- 10 ) 白楽天
- [2013/09/16(月) 18:15]
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ボクシングの試合があるとの連絡を受けたのは土曜日の夜。
家族で夕食を囲んでいる時のことだった。
メール画面には、翌日の午後からと表示されていた。
私は拓哉の彼女ではない。同じマンションに住む、いうなれば幼馴染といったところだ。
それでも足は会場に出向いていた。
後楽園や国技館なんていう立派なところではない。
近所の体育館。そこで試合が行われていた。
<省略> [全文]
- 09 ) 白楽天
- [2013/09/15(日) 18:42]
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誰もいない家。澱んだ空気は湿気を帯びている。
換気をしない部屋はこうも澱んでしまうのに、湿気は平気で窓の隙間から入ってくるようだ。
十階建てのマンション。私が四歳の時に購入したこの一室に住んで十三年になる。
3LDKで、私の部屋もある。
同級生も何人かこのマンションに住んでいるが、兄弟がいる人たちは皆一人部屋ではないらしい。一人っ子の私は彼らから何度も羨ましがられ
<省略> [全文]
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