夢への道
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08 ) ゴースト
[2013/07/25(木) 04:50]

家を出てすぐ近くの坂道を登る。急な坂道とは言わないが、距離があるため自転車で登り切る頃には息が上がるような坂道だ。

その坂道を徒歩で登り切る。

「あ、おったおった」

登り切った先で朱里は自転車に跨がる男の姿を見つけた。

「駿介ー!」

彼の名を呼びながら走り寄って行く。

「おう朱里、お疲れ」

彼は野上 駿介。

朱里の幼なじみであり、彼氏である。元は
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07 ) ゴースト
[2013/07/25(木) 04:48]

「ただいまー」

帰宅し、家にある時計を見ると12時を指している。

家には誰もいない。リビングのテーブルの上には置き手紙と千円札が二枚。

置き手紙には、母親からの伝言が記されている。

『今日は遅くなるから、これでご飯食べてね!』

父母共に働きに出ており、基本的に父は遅帰り。そして稀に母も遅く帰って来る。そしてその稀な日が今日だ。

朱里はお金を財布にしまうと、また
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06 ) ゴースト
[2013/07/25(木) 04:47]

「はい!」

先生の指名に元気よく返事をすると、壇上へと上がっていく。

マイクの前に立ち一礼すると、黒くて艶のある長い髪が垂れる。

朱里は顔を上げ垂れた髪をかきあげた。

「なぁ、あの生徒会長めっちゃ綺麗じゃない?」

「脚もめっちゃ長いし、羨ましいわぁ」

朱里の姿を見た新入生達がひそひそと話しを始める。

その内容は全て朱里の容姿に関してのものである。
<
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05 ) ゴースト
[2013/07/25(木) 04:45]

ギリギリ間に合った2人は、入学式の行われている体育館の端に用意された生徒会役員用の椅子に座っていた。

「次は生徒会長からの挨拶です」

先生が式を進行する。

「生徒会長、吉田朱里さん」

04 ) ゴースト
[2013/07/25(木) 04:44]

「遅いーー」

そう言って腕組みをしている彼女の名は七瀬 綾。

「ごめんって綾ー!」

朱里はそう言って彼女に抱きつく。

「ちょっ、もー……ほんま抱きつくの好きやな」

「ふふっ」

朱里は嬉しそうに笑うと綾の腕にしがみつく。

「行こー!」

「こんな呑気にしてられへんの。入学式、遅れるで?」

「……ああぁぁっ!」

本日入学式が行われる清蘭高校
<省略> [全文]

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