最悪な交渉 3 |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2014/06/06(金) 07:30
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朝がやってきました。
嫁がいなくなって初めての朝です。
昨日の出来事を思い出すと、まだ頭の痛みが止まりません。
さらに今、隣室で嫁が押尾のために朝ごはんを作っているかも知れないなどと考えると、
また吐き気がしてきました。
しかし弱音を吐いてはいられません。
今、私の嫁は私の会社を守るため、従業員の生活を守るために押尾の家にいます。あと6日は帰ってきません。
正直、私は昨晩あったことにより、会社にいけるような精神状態ではありませんでした。
しかし、この危ない時期に社長の私が休んでしまうと、会社は間違いなく潰れてしまいます。
友里の頑張りが全部無駄になってしまうのです。
もう後戻りができないところまで来てしまいました。
だから私に会社を休むという選択肢はありませんでした。
しかたがないのでいつも通り出社の支度をするしかありませんでした。
いつもなら朝起きるとすでに朝食が用意されているのですが
今日は朝ごはんをいつも作ってくれている嫁がいないので、朝ごはんがありませんでした。
こんなことにはならないと信じていたので何も用意
<省略されました> [全文を見る]
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