各駅停車の女 |
- 01: 名前:無名作家投稿日:2019/05/07(火) 02:00
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長い連休も終わりに近づき田舎の実家から東京のアパートに戻るとき、新幹線を使えばよかったのですが、つい各停に乗り込んでしまいました。
東京までは数時間かかるのですが、ボックスシートの窓際に座り頬杖をついてうたたねをしていると、
「かんな。起きろよ。久しぶりじゃねーか」
目を開けると、幼馴染のごんた君でした。
「あなただったの」
露骨に表情を曇らせる私。
それでもごんた君は向かいの席に陣取り、膝を突き合わせる状況に。こんなんで東京まで行くなんて。
何としても途中の駅で降りて引き返すわ。
「まあ待てよ。奇遇だから、ゆっくり話を聞かせてくれよ」
列車は発車したばかり。
『ああ、地獄』
そんなことを考えるのにも訳はあります。
実は昨日、大好きだった祖父に処女を奪われてしまいました。
「新幹線で来たんだろ。ところでわしの新幹線もいまだに駅を飛ばしおる」
孫娘にはあらましきおやじギャグだ。
田んぼの苗床を作るビニールハウスの中で、2時間にわたり犯された結果、自慢のツインテがぐしゃぐしゃに。
「かんなちゃんはいいからだつきしているなあ」<
<省略されました> [全文を見る]
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