俺は最低 |
- 01: 名前:無名作家投稿日:2019/02/03(日) 09:19
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朝起ちしなくなった。
そんな近頃、元気だった頃のことを思い出す。
20年以上前の話になるが、聞いてくれ。
中2から付き合っていた彼女がいた。
俺は初彼女ではないけど、彼女にとって俺は初めて付き合った男性になる。
田舎だし、20年前といえば、今みたいに性に開放的な風潮などなかった。
初キスは中学を卒業して、彼女の家に遊びに行ったとき。
甘い思い出なので、ちょっと書き記しておこう。
お互い違う高校へ進学する寂しさもあって、入学式までの春休みは毎日会っていた。
場所は共稼ぎで留守番の彼女の家。
彼女の妹が遊びに行って、二人だけになった。
コタツの1つの間口にふたり仲良く寝っ転がっていた。
お互い意識していたんだと思う、キスのことを。
もう帰らなきゃって時間になったとき、俺は勇気を振り絞った。
「じゃ帰るね」っていった直後、仰向けに寝ている彼女の唇へ俺の唇を運んだ。
1秒も触れ合っていなかっただろう。
でもそのやわらかさと暖かさは今でも鮮明に思い出せる。
お互い顔が真っ赤だった。
当時、世間ではキスを「A」、ペッティングなどを「B」、セックスを「C」と
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