坊主峯岸の物語リターンズ |
- 01: 名前:名無しさん投稿日:2016/02/23(火) 17:56
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誰かの声が聞こえる。
「お前、それでいいのか」
真っ暗闇だった。辺りは何も見えない。
一面の闇の中でその声は鼓膜を揺らした。
「お前はそれでいいのか」
もう一度聞こえた。
耳元で直接言われているようだった。
「……あたしは」
世界が一転した。
- 02: 名前:とおりすがった投稿日:2016/02/23(火) 18:15
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期待!
ライザップ(笑)
- 03: 名前:名無しさん投稿日:2016/02/25(木) 13:09
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目を開けると見慣れた天井が見えた。
「夢?」
寝起きだというのに、ランニングをしたように汗が流れ落ち、動悸が激しかった。
夢の出来事。
なのに、あの声が峯岸みなみの耳朶には残っている。
「お前はそれでいいのか?」
姿鏡に映る峯岸みなみ。
「……いいわけないでしょ」
そこには髪の毛を伸ばした彼女の姿が映っていた。
- 04: 名前:名無しさん投稿日:2016/02/26(金) 16:44
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最近の小説に比べて不自然にまともやな。
三点リーダ偶数個つけてるあたり知ってるな?
- 05: 名前:名無しさん投稿日:2016/02/27(土) 10:39
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うるせーハゲ!
- 06: 名前:名無しさん投稿日:2016/03/04(金) 03:34
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低いモーター音を響かせながら峯岸は慎重に頭を刈っていく。
それはさながら芝生の手入れをしているようだ。
自然と口笛を吹いていた。
数十分もすると、長く伸ばした髪は綺麗に刈り上げられていた。
そう。あの頃のように。
地に落ちていた。が、同時に最も輝いていた時代。
復活するのだ。
安住たる世界に長居しすぎた。
再び世界に牙を向こう。
坊主峯岸の復活はもうすぐそこまできている。
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