学園小説 |
- 01: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/06(土) 22:19
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学園物小説です♪(`ω´ゞ
主な登場人物は私の推しメンです!
- 03: 名前:まったく投稿日:2015/06/07(日) 00:43
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また赤鬼かよ
- 04: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/07(日) 09:09
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は??何を言いますかな?珊瑚ですが?
- 05: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/07(日) 09:23
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「二年の柏木先輩おるやん?」
「「誰?」」
高橋と私はいっせいに呟いた
しゃべり方に特徴のある高橋でも単語ならよくはもるんだよな…
「知らんのか??全学年の名前ぐらい覚えてるや」
「「無理無理」」
っんな横山がおかしいんだって……全学年の生徒名覚えてるとか……
「まぁええわ…柏木先輩な??」
そこでまた横山お得意の不気味な笑みが浮かび上がる
「ドロドロ不倫……ククク…まだ真実分かってないらしいけどな??」
横山はなんにでも首を突っ込む
生徒同士の争いなんか無視だが横山の脳中に停まると、こうして調べてまで情報をまとめるのだ
まぁ横山の情報通はよく通り、高橋も私もかなり感謝している……のは事実だ
「っで……柏木…は?……」
高橋は意味ありげな殺気を出して横山を睨む
いや空を睨む??高橋は自分が認めたものにしか敬意を払わない
その性格は素で、先輩や先生、大半の大人の神経を逆なでしてしまうのだ
「そんな怖い顔すんなや??あたしにキレてんのか?」
冗談っぽく笑うとやっと高橋も殺気を解いた<
<省略されました> [全文を見る]
- 06: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/07(日) 11:55
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島崎が興味ありげな顔で横山のパソコンに目を打っている
珍しい光景だ……塩対応の島崎が興味示すとか…
「なんや?高橋見たないんか??」
ふぅ……
1つ息をはき、パソコンに目を向けた
柏木本人は全くもって浮気なんかしていない
けど間男が主張すればグッと信頼度は低くなる
「っでな…?真相を確かめてほしぃんや……?」
横山がジッと私を見てくる
勿論目を背ける
「お願い!!」
ーーーーーーーーーー
ったく……なんで私なんだよ…
馬鹿な島崎に任すとろくなことにならないのは分かる……だが普通ここは頭の発達が桁外れに違う横山がいった方が好感は掴める
- 07: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/07(日) 17:27
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とは言っても調べるのは簡単
横山に前もって教えられた内容を聞き出すだけ
ああいう人使いの荒さがなくなればもっと横山と向き合えるんだけどな……
ーーーーーーーーーー
「横山が調べてきたのと差ほど変わらなかった……」
全てを横山、島崎に告げると直も嬉しそうに島崎が笑った
笑ったと言うよりニヤケた?
「荒井……か…」
「荒井?」
柏木と彼氏の間男、荒井竜。なぜか荒井に反応し笑みまで浮かべている
横山ならず私だって心外だった
「荒井と面接あるん?」
「面接……?」
一度考えたように首をかしげた
「面接あるも何も……元彼」
「「ええぇぇええぇぇっ!!!!!」」
当たり前だよな??こんなに叫ぶって…(笑)
「っ痛たた……いきなり叫ばないでくれるかい?…」
「普通叫ぶわ!!まさか荒井が元彼!?ってか彼氏おったん!?」
いつになく慌てふためいてる横山
こうなれば劣等生とか優等生とか関係なく口うるさい京都ババア……
- 08: 名前:&◆Z9eFftqA投稿日:2015/06/07(日) 17:37
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続きは
- 09: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/07(日) 19:45
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>>8次回しないほうが良いですか??
- 10: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/10(水) 06:38
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【高橋】
「なぁ…?今回のこの件私に任せてくれないか…?」
屋上についたときの第一声は島崎のこんな言葉だった
「なんで??元彼やから?」
「あぁ…。それもあるかもな…ただなぜか私が解決しなくちゃならない気がして…」
いつになく元気じゃない島崎。当然私と横山は不安の表情になる
「大丈夫!!ただ行って真相を確かめるだけだ…」
ーーーーーーーーーー
【島崎】
正直言って荒井が心配だった
元彼だからって容赦しないぞ??また人を垂らしてなにが面白いんだか…
遡ること数年前
気になっていた荒井に告白を受け、交際を始めることになった。私は男なんか頭の片隅にさえ入れていなかったのに……
今考えればなぜ荒井と向き合ったんだろう……
でも日時がたつにつれてあんなに優しかった荒井はかわってしまった…
いわゆるDVってやつか??一番心にきずがついたのは、初めてなのに無理矢理服を脱がされて……あとは想像におまかせする
だから今回の件は片付けなきゃならないんだ
- 11: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/10(水) 21:25
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【横山】
「なぁ…??」
「ああ……分かってる…」
島崎が何考えてんのかわからんけど……多分…
いや絶対なんかやらかす…
高橋もおんなじことかんがえてたんかニヤッて笑った
「はぁ……ったく島崎にまかせられるわけないじゃん…」
「やよな??ちょい待ってや…?荒井の個人情報ハッキングすら!」
カチャカチャとそよ風がふく屋上に聞こえる
「おけ!え〜とな??…」
高橋はなおも嬉しそうに聞き耳をたてた。こんなやっかいごとがおもろくてしゃあないんやろな……
ーーーーーーーーーー
【島崎】
荒井居るかな〜
さっきまでの緊張感とはほど遠い楽観視に移り変わった
「おいっ!!金だよ金〜」
曲がり角曲がったらかつあげちゅうなんだろうな〜〜。なるべく近付きたくないけどここ通んなきゃ先に進めない
私は高橋と違ってやっかいごとなんか、二目だってゴメンだ
でも見過ごせない展開に移った
「おっ!!はるか!久しぶり〜〜ちょい今さ?金困ってんだよね〜」
元彼女にもかつあげですか!?
おもいっきし睨みつ
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- 12: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/10(水) 21:50
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【横山】
ただいま〜
返事なんか帰ってきえへんけど違う言葉やったら帰ってくる
「今日の晩飯なんやと思う??あのな?ハンバーグ♪」
兄の雷騎。よこやまらいき とでも言えばええんか??
「そうなん!?ってお兄ちゃん作ったハンバーグって……」
親おらんぶん、ほとんど雷騎がご飯作ったりとかしてくれる。基本てき料理うまいんやけどハ、ハンバーグはちょっと……
「そやで!?多分おいしい思うから食べてみん!!」
そんなニコニコした顔で見んなや……
地味にケチャップ大量にかけて口にはこぶ
やっぱりや……
ほかの料理やったらそんなこと無いのに野菜の炒めかたとか味付けとか混ぜ方とか焼き方とか………
言い出したらきりない
「あっ!せや!!今日はな?おもろいこと会ってん!!」
【島崎】
なんだったんだあの人……
まぁ結局は殴りかかってきた荒井フルボッコしたあと
じゃあな!!きいつけろや!!
って走ってってまうし……
湯船に口を沈ませブクブクブク…
泡が出来、すぐに弾ける
「せっかく生まれ
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- 13: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/10(水) 22:02
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【横山】
屋上につくなり島崎に「兄居るか?」って直球で聞かれた
「んー。まぁおるよ??なんでや??」
島崎が人に興味しめすとか……
レアすぎる!!
「べ、別に……名前なんて言うの?」
こんなおもろいこと黙ってられるわけないやん!!
「ニヤァ。なんで??そんなこと聞くん??」
「別に良いだろ!?関係ないじゃん…」
「お兄ちゃんのこと聞かれてんねん!気になるやろ??」
うっ…!って切羽詰まってる島崎
ますます面白い…
「ただ……助けてくれたのが……お兄さんかもしれないから……」
今度はあたしが切羽詰まるほうやった
軽く聞いたけど重い内容やん…
「お兄ちゃんかな??その人関西弁?」
島崎は目を見開いていた
おおっ!!ビンゴ!?
「多分……その人だと思う…関西弁なんて珍しいからな」
微笑む島崎。なんかいつもと違う島崎は正直言って……
きも…
ヨコヤマ ライキ
「まぁええわ。横山雷騎やで」
- 14: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/11(木) 03:37
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バスケ部、なんだ…
ハッ!!
雷騎くんのこときにかけてる自分に腹がたつ……
ちょうど部活の途中らしくて校舎周りをボールあてあいしたりして走ってた
雷騎くんはバスケットボールで小麦色の肌にダボッとした上下のユニフォームが似合う
ノースリーブからのびる二本の小麦色の腕は肩のところまでいい感じに焼け、ブカブカの服から時々みえる真っ白なお腹がかっこいいのだ
雷騎君……良いよな〜
顔だって美形でイケメンだしスタイルも抜群……
友達にだって好かれてるし仲間も多い。魅力があるんだろうな……
ずるいよ……私にはないのに…
黙って通り過ごそうとおもったらやっぱり声掛けられた
「あっ!島崎さんや!!お〜い」
「は、はい……?」
「今から時間あるか??」
直に来るなぁ……私だったら絶対遠回しにしか聞けない…
「別にありませんけど…」
「そう!?じゃあ一緒に帰ろ!!でもあとちょい待っててくれるか?校門でまっといて!すぐ終わらせるからぁ〜〜」
仲間に呼ばれて小走りに行ってしまった
なんだったんだ……?
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- 15: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/11(木) 06:37
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【横山】
「おかえり〜」
雷騎の帰宅や♪
「あのな?前おもろい言うてた子おるやん??そのことしゃべったんやで!」
へぇ〜〜
雷騎が積極的に行くとは……いつもは逆ナンされるほうやのにな……
「その子島崎言うんやって。名札にかいとったわ!」
島崎か〜……ん…?
島崎……島崎……?島崎……島崎!?!
「島崎!!??」
「ん…ああ…?それがどないした?」
「その子1年??」
「まぁ…」
こういうことを口説くいうんやろな…
「目の色、ちょっと色素薄かった?」
「まあ〜〜 色抜けてんのか知らんけど目は茶色やったで〜。あ…あと色白♪俺の好みやねん!」
うわ………まさかの“あの“島崎か……
- 16: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/11(木) 18:35
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【高橋】
今日は珍しく横山が二組に顔を覗かせていた
横山は4組、私と島崎は二組だ
横山は島崎に用があるらしく問を聞いてるが島崎にははぐらかされてばかりだ
「だからさぁ〜〜?」
「うるさいっ!!そんなのじゃないってば……」
「帰宅デート楽しかったか……?ニヤ…」
「もう……うるさい//////」
話を聞くところ誰かと島崎がデートしたんだって
でもなぜ横山がそこに絡む…??
「教えてくれひんのやったら雷騎に直接聞くぞ??」
雷騎っ……て…誰?
「ああっ!!やめろ!言うな!!」
ここまで騒ぐとは……
私だって真相知りたいしさ〜?横山の肩を持つことにした。
ーーーーーーーーーー
屋上にて…
「へ〜〜。横山の兄と島崎が……」
はぁ…もう最悪…//////って島崎は顔真っ赤にしてる
「雷騎からいくんも珍らしんやで?」
って横山は横山でずっとニヒニヒ笑ってる
- 17: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/12(金) 06:46
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【まゆ】
二組は騒然となっている……
そりゃそうでしょ??みんなの憧れであり恋愛感情を抱いてる横山先輩が来たんだから……
まぁおんなじ横山でもゆいのほうは嫌い
なんでも自分の論理があってるような言い方で人のこと見下してる…島崎と高橋も付いてるらしいけど意味わかんない
それに比べて〜??横山先輩はイケメンだしスタイルいいし手足長いし背も高い
冬は肌白男子らしいけど夏はこんがり小麦男子
ニカって笑った時の笑顔がまた好評
今もちょっと茶色掛かったボサボサの髪を苛立だしげに払い除けている
長くはないけど坊主でもない髪
「島崎さん……おる?」
最初の、一声がこれとは皆驚いた
「おぉ………ついには彼氏のおでましか…」
高橋のこと一言には全員島崎を睨んだことだろう…
「そ、そんなんじゃない…!…なに…?」
横山先輩が島崎に歩いていったから重い空気はさらに酷くなる。シーンと静まり返った教室に
おいうちをかけるかのような衝撃の一言が上がった
「今日さ?放課後用事あるか…?」
「ない…けど」
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- 18: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/13(土) 18:07
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【雷騎】
「あぁ!!もう!最悪!!」
休憩時間中、呼び出されたと思えばこれや?ゆい怒ってら〜
「なにすんなりした顔してんねん!!はぁ……兄弟ってことは卒業まで隠したかった…」
「なんでばれたあかんねん??そんなに俺んこと嫌いか…?」
って言ったら ウッ! って顔歪めてモジモジしだした
「いや……お兄ちゃんことは嫌いやないで……でもな……?」
「……?」
「なにかとめんどうやねん!!お兄ちゃんチヤホヤされてモテるやろ!?だから恨みの目があたしにくんねん!!」
【島崎】
……………
まさか……
雷騎さんがあんなこと言うとは……
本読んでるフリはするものの高橋の呟きはうるさいし、その呟きからか雷騎さんのあの一言からか皆の視線が痛すぎる……
「あ〜あ……ついにはこの学校のプリンスから誘われちゃった〜」
こういう高橋の一言が余計なんだよ…!!
[なんなの島崎……]
[どうせコビ売ってたんだよ……]
[だ、だよね??じゃなきゃ“あの横山先輩が島崎“なんか誘うわけないよね……]
ちょっぴし、し
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- 19: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/13(土) 22:44
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見ろ
これがオーラというものだ
- 20: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/13(土) 22:57
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【島崎】
今か今かと放課後を楽しみにしてる♪
普段は素早く過ぎていく時間も今日の時間は意地悪でゆっくりゆっくり時を刻む
もちろん授業になんか参加しないけど屋上で寝転がっててもそのことばっかり……
「うげぇ…気持ち悪いぞ……島崎…」
高橋は珍獣でも見たかのような目で、私を見る
横山は突然雷騎さんを引っ張ってったとおもったら顔真っ赤にして屋上に逃げてくるし…
「な、なぁ…?島崎……その…ごめんな……??」
黙りきった沈黙を破ったのは横山だ
「なぜ……?謝る」
「その……分かったやろうけど………」
いつになく歯切れが悪い
「お兄ちゃんが島崎に接触したんや、なにかとめんどうになるぞ??」
ーーーーーーーーーー
【雷騎】
ドンッ!!
島崎さんを迎えに行ったら誰かが教室から飛び出してきて肩にぶつかった
なんや…?ほんまに……
教室除いたら床に倒れこんでる島崎と呆然とたちすくしてる……誰や?
「島崎さん…?」
膝からペタンと座りこんでる島崎さんは顔上げるわけでもなくてうつむいてて島
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- 21: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/13(土) 23:54
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【島崎】
雷騎さんは敏感だな〜
気づかれそうになったときはさすがに慌てたけど、もう大丈夫なはずだ…
教室に入ったとたん二人の女子生徒に殴る蹴るのいわゆるいじめ。
まともに高橋、横山以外とつるんだこともなかったからあの二人が誰かは不明のまま…
雷騎さんのが来たもんだから二人はどこかへ去ったけど……だからと言って足の傷が癒えるわけでもない……
ズキズキと痛む足は、真っ青にはれあがっていて見ていて痛々しい……
「島崎さん?あのな?……転けたんちゃうでな…?」
どうしてこうも敏感……
「大丈夫ですって!ただ転けただけだから……」
それ以上は追求しない……
「島崎の家まで送っていくわ。嫌やろうけど家教えてくれるか??」
うっ…!!
家教えるの……?
- 22: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/14(日) 13:59
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【雷騎】
やってもた!……思わず島崎って呼んでしまった!
島崎さん気にしてへんみたいやし…これでええんか?……
翌日
登校中に島崎さん見つけたから駆け寄る
まぁ普段の俺やったら絶対せぇへんのやろうけど……
「おはよ!!足大丈夫か?」
「あっ!おはようございます…」
大丈夫……ちゃうわな……?
半分足引きずってるし…
「あと昨日ごめんな…?ゆいから聞いたねん…俺んせいで…」
チラチラ足きにしてんのわきいついてんのか??島崎さん慌てて足隠した
まぁそれは昨日。家についたとたんゆいの雷がどっかぁーーん!!ってな??
『お兄ちゃん!!島崎いじめられてんねで!!お兄ちゃん島崎に近付きすぎや!!!』
って……
ちょい反省してるけどやっぱり近付いてまう
俺ってもしかして島崎さんのこと好きなんかな??
自分の気持ちがはっきりせんって……なんか複雑や…
- 23: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/14(日) 20:55
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【横山】
イライライライラ………
なんでや??今日に限ってイライラがめちゃくちゃ募る…
島崎が傷つけられたからなんか、梅雨シーズンに入ったからか…
高橋とか島崎にでもあたってまうし…
「屋上いけないね〜。」
屋根があるコンクリートの地面に腰下ろしながらボソッと高橋は呟いた
ここもまぁ屋上やけど、高橋専用の風当たりスポットにいけやんのが残念なんやろな
「はぁ〜〜」
きしょ……
島崎は島崎でうっとり夢見気分…
「ど、どうした?島崎…お兄ちゃんとなんかあったん?」
「ふぇ……?えっとな…?」
あ〜……正直に言うんや…
「雷騎さんに壁ドンされた…」
「「はぁあぁあ!?!?」」
あたしが驚くんはそれなりに絵になるけど高橋まで奇声あげた…
「ま、マジで!?!???」
ってまぁお兄ちゃんが壁ドンなんかするわけなくて
信号無視で突っ込んできたトラック避けるために島崎のこと突き飛ばしたんやって……それでコンビニの壁にドン!!
って……
「ップw……それは良かったね…」
高橋
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- 24: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/15(月) 18:13
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あげ
- 25: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/16(火) 17:15
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[島崎]
痛たた………
昨日またまた、やられちゃった……
教室に入ったとたんドンって突き飛ばされて掃除用具とか黒板消しとかいろいろ投げつけられた
体中にえまくりだし心だって痛い……
この日からだったのかな……?雷騎さんが私に冷たくなったのは……
あっ!雷騎さんだ!って近づくけどすぐにそそくさと逃げられる
同級生からは「彼女のことシカトすんなよ〜!!」ってはやしたてられてたけど「“あんなん知らん」って……
その時は涙堪えてたけど屋上についたとたん横山に抱きついて涙ポロポロ流して……
今思えばめちゃくちゃ恥ずかしい……泣き顔見られたの雷騎さんと横山だけか……
それからというもの校舎内ですれちがっても無視か、避けられるか……
いじめとシカトで日に日に私の心は崩れていった…
「島崎〜〜??最近元気ないな〜?」
「別に……」
言えるわけないだろ……
「はるか〜〜!!あたしにも塩対応かいな…??」
目を真ん丸にして横山を見つめる
はるかって呼ばれたのも初めてだし、横山が はるか って名前知ってるのも
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- 26: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/16(火) 21:35
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[島崎]
あっ……雷騎さん……
でも…もう私には関係のないひと…
いつもは駆け寄るけど…
もう無視されるか逃げられるって分かってるからただ横を黙って通り過ぎる
チラッて雷騎さんが後ろを向いたのが分かったけど……
もう雷騎さんは私の背中しか見つめられないから……
「なぁ?島崎??なんかあったか…?」
屋上について横山が口を開けばこの言葉
「別にって……はるかでいいよ…」
赤くなった顔を隠すように横山に背を向ける
「あ、あとな??高橋知らんか?」
私を気遣ってくるる内容の後は……必ずこの質問
「まだ会ってないのか?」
「ん〜?まぁな??行方不明やねん」
行方不明って言い方は大げさかもしれない……でも会ってないのは事実だしなにも反論できないのが本音……
「そっか……」
それだけ言って屋上から踵を返した…
東校舎に入る角
な〜んかありがちだけど誰かにぶつかった
「痛…」
その誰かは背が高いらしくてその人の首あたりにぶつかった
「あっ……」
「あっ……」
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- 27: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/16(火) 23:43
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[横山]
はぁ……
もう怒鳴ることさえもできんわ……
はるかが落ち込んでる……最近ずっとや
でさ??はるかが落ち込むんはなにかとお兄ちゃんが絡んでるから問いただしたら
「これ以上いじめられないように」
の一転張り
この野郎っっっ!!!!!!
なに言うとんねん!!ほんまに男っていう人種は情けない!!
そのお兄ちゃんの考えで少なくともはるかは気づついたんじゃぁぁぁっ!!!
そんなんもわからへんくせに……
逆にはるかは傷付いたってこと伝えたらポケンとした顔になった
「そんなんもわからへんくせに!!いじめられやんようって自分が面倒なとこから避難しただけとちゃうんか!?!」
「うっ……」
「はるか悲しんでたんやぞ!!お兄ちゃんに嫌われたって……なんか悪いことしたんかな??って!!」
つい感情的になってもた自分に反省……
するころにはお兄ちゃんの導火線に火をつけてもた
「はぁぁ!?なんもしらんガキが言うことちゃうやろ!?!俺は俺なりに考えてこれやったんや!!俺はこうとしかできやんのやねん!!首突っ込
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- 28: 名前:名無しさん投稿日:2015/06/17(水) 05:31
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こん畜生!
- 29: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/17(水) 06:44
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[島崎]
あっ……雷騎さん…か……
でも…もう関係はない……
ここんとこずっとこんな調子かもしれない。雷騎さんを目でおうのに私から目ばなし
「あ、あのさ…島崎さん……」
聞き間違いかな?って思って恐る恐る振り向く
そこには確かに雷騎さんがいた…
「え…。えっと……?なんでしょう……」
「今日さ?放課後用事ある?」
懐かしく思うこの台詞…
「な、ないですけど……」
「ほんまか!?じゃあさ!教室で待っといて!迎えにいくから!!」
じゃ!って手を振ってから走っていく少年は懐かしい………
私の片想いの人……
- 30: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/18(木) 06:32
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[高橋]
[ドンッ!!!!]
体育館倉庫という密室にけたたましい音が反射する
「っぐぁぁ!!た、高橋……こんなこと…してただで……済むと思うなよ!!」
跳び箱にもたれかかるようにして倒れている……誰?
そいつの胸ぐらをつかんで無理矢理立たせる
「ちくられたらヤバイの……あんたたちだろ?」
[バシッ!!]
そいつの頬に容赦なく拳を叩きつける
今度は平均台にぶつかった
あ〜あ……痛いだろな〜
「あんたらのリーダー誰だ??」
この2週間ほど…合計5人ほどを地に伏せさせていたが皆、リーダーの名をはぐらかす…
「っ……」
「島崎いじめたリーダー……誰だっつってんだよ!!」
そいつのすねに思いっきり足をふみおろした
「ぎゃあぁあぁあぁあぁ!!!!!」
ーーーーーーーーーー
[雷騎]
島崎さ〜ん??って教室覗いたらちょうどHPが終わったところやった…
女子のほうからはなんやわからん悲鳴出るし……まぁ無視して島崎んとこ行く
あれ……?高橋さんは……??
「あっ…雷騎さん…わざわざ来てくださ
<省略されました> [全文を見る]
- 31: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/19(金) 06:35
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[高橋]
「はぁ……ったく…」
いつまてでも口を開こうとはしない
しびれを切らした私はその女子に向かって拳を握った
そして降り下ろそうとしたときだ
「横山!!横山だよ……うちらのリーダー」
は……??
一瞬時が止まったかのように見えた
でもその女子はケラケラ笑ってる……
私が拳を降り上げた姿勢のままだからすぐに女子は胸ぐらを捕まれている手を離した
「横山ゆいの方だよ……あいつ島崎がうざい、キモいからっていじめるって……従ったら雷騎さんと友達にならしてやるっていってたぞ」
ーーーーーーーーーー
[雷騎]
「なぁ?あんさ……強制やないから好きな人教えてや?」
いってもたあと、とてつもない後悔感が……
え〜、、、とか言って島崎さん困ってもとるし…
「別に強制やないって……教えてくれるんやったら嬉しいで??」
なんで島崎の好きな人なんか気になるんや……
なんで気にしてる自分が居る…?
「い……いですよ…。教えますから……でも…笑ったりしないでください…」
顔を赤らめてモジモジする少女
<省略されました> [全文を見る]
- 32: 名前:珊瑚投稿日:2015/06/21(日) 21:48
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[高橋]
屋上にきた横山を殴り飛ばし胸ぐらをつかんだ
突然の展開に島崎も横山も固まり目が点
「お前……島崎のこと……売ったんだろ…」
そういい再度拳を降り下ろした
けれども
[バシッ]
横山は固く受け止めていた
「はぁ?何言うねん……なんでそんなことになってる?」
[横山]
笑って言ったけど高橋は笑わない
徐々に重苦しく雰囲気がつのっていく
「あたしが……そんなことすると思うか?」
高橋を押し退け屋上から踵を返した
はぁ……こういうのを「拗ねる」言うんやろな
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