バトルドール |
- 01: 名前:maty-na投稿日:2013/12/17(火) 22:34
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3013年、冬。
全ての人類が貴族的に争い、貶し合う時代に、画期的なバトルシステムが各国で一斉に始まった…………
バトルドール 第一章
第一話 始まり
ざわつく教室。俺はこの休み時間が嫌いだ。
理由は簡単、俺にとっては全ての音が耳障りだからだ。
人々が素晴らしいと誉め称える、ベートーベンやモーツァルト。
一体、何が素晴らしいのか俺には解せない。
こんな性格だから友人もいない。
親も離婚して、俺のことを放っている。
全ては俺が原因だ。だからこそ、俺は誰とも関わらない。
そんな俺の口癖になった言葉は、「関係ない」。
そんな俺だから、その時にこの事を知ることはなかった。
だがそれが、俺の深く閉ざされた世界を開く、唯一の鍵だった。
第一話 始まり END
- 02: 名前:maty-na投稿日:2013/12/17(火) 23:27
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第二話 噂
そういや、まだ俺の自己紹介が終わってなかったな。
俺の名前は、日向 宴だ。
んで、誕生日は5月13日。血液型はO型だ。
自己紹介はこんなもんかな。
それじゃ、下衆共の世間話に耳を傾けてやるか。
「アメリカの大統領、刺殺されたのしってる?」
「あぁ〜知ってる知ってる。ジョッカだっけ?」
「うん。確か」
あの会話の後、俺は興味深いことを聞くことになる。
「あと〜、バトルドールって知ってる?」
「えぇっ!?何ソレ?」
バトルドールか、いい話を聞いたぜ。
俺も頂いてやるとするか。
確か、日本では愛知県と静岡県を合併してできた、誠ヶ時県だったな。
今日の夜から出発だ。
俺が決心したその時。
ゴゴゴゴ…………
地震か?いや違う。何かは分からないが、とにかく何かが地中から迫ってきている。
ゴゴゴゴ…………
音が近くなってきた。
ザワザワ……ザワザワ……
泣き出す奴まででてきた。
香虎「みんな、落ちつい……」
学級委員の香虎がみんなに声を掛けようとしたその時。
地面を突き破り、竜が現れたのだ。
???「へぇ〜、此処
<省略されました> [全文を見る]
- 03: 名前:maty-na投稿日:2013/12/17(火) 23:34
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登場人物No.1
日向 宴
hyuga utage
主人公。人と関わりを持つことを拒絶している。
登場人物No.2
香虎 初菜
katora uina
学級委員。宴に興味を持っている。
- 04: 名前:maty-na投稿日:2013/12/18(水) 06:43
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第三話 絶望
???「行け!鬼竜、オーガブレス!!!」
その竜が吠えると同時に、体育館が吹き飛んだ。
先生「あわわわ……、どうしようか……」
香虎「落ち着いてください、先生!!!」
その時のことだ、気が動転しまくって頭が狂っちまった先公が、香虎の胸に手を伸ばした。
俺は、ソレをみると同時に、何故か飛び出していた。
宴「止めろ、クソ先公!」
俺の跳び膝蹴りが決まった。
香虎に声を掛けようとしたその時、教室めがけて、竜が放った光弾が一つ飛んできて……。
ドォォォォン!!!!!!
教室が、轟音と共に、崩れ落ちていった。
潰される寸前。香虎が俺に手を伸ばしてきた。
そのことが、俺の最後の記憶。
暫く?、意識不明のまま寝ていたら、
???「宴!宴!!!」
宴「んっ、んんっ」
???「あ、起きましたね。」
宴「おまえ誰だ?」
答えを返される前に、その幻想は消え、無惨な絶望が目に焼き付いた。
そこはもう、瓦礫の山と化していた。
- 05: 名前:maty-na投稿日:2013/12/19(木) 19:54
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第四話 決意
その瞬間に俺は誓った。
宴「必ず……必ずバトルドールを手に入れて、お前を壊す!俺の手で!!!」
その時はなぜだか他人のためになりたいと思った。
どんな困難があろうと乗り越えて行こうと思えた。
俺は、その後すぐに誠ヶ時県に向かった。
勿論、バトルドールを獲得するために。
誠ヶ時県には、リニアモーターカーで20分程で着いた。
そして、そこから徒歩で約15分、バトルドール獲得場に着いた。
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