夢ドール |
- 503: 名前:シャカ投稿日:2015/01/17(土) 18:29
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『大丈夫か若村くん?』
『けほっけほっはっ……はいっ大丈夫です』
『分かった、あんたが神と言うなら認めよう、だからってそんな神が僕らに何の恨みが有るんだ?何をさせたいんだ!』
医師が若村に駆け寄り、俺の存在を認めた中尾が俺を問い質す。
『何の恨みが?そんなものは無い!ただ面白いからだ!』
『そっ……そんなそれだけで……』
それは嘘であるただ羨ましいからだ、この先、俺は結婚出来ないし家で立場の無い医師は置いといて、結婚し子宝にも恵まれた中尾夫婦、近々、彼氏と婚約する若村、俺はそんな幸せな奴らを見ると虫酸が走り壊したい衝動に刈られる単なる嫉妬の塊だ。
『お前らには里依紗の腹のガキが産まれるまで俺の命令に従って貰う!』
『なっ命令に従うだって?それはどういう意味だよ?』
『簡単な事だ!ガキが産まれるまで間、お前ら体のふれあいを禁じる性行為は勿論、キスやハグもダメだ!そうそう勿論、握手もダメだぞ!即ち体に触れなければ一緒に済むのは良いだろう、別居なんてしたら夫婦仲を怪しまれるしな』
『だから僕はそんな事はしないと言ってるじゃないか!』
『そうかな?もしも里依紗にせがまれたらどうする?それも医者のお墨付きで断れるのか?』
『そっ……それは……』
俺の存在を知った今なら、拒む事が出来るかも知れないが、俺の存在を知らずに里依紗にせがまれたら押さえる自信が無かった為、中尾は押し黙る。
『だからって他の女との性行為も禁止だからな』
『ぼ……僕はそんな事はしない!』
『よく言うぜ先ほどこの女を犯したばっかだろ?心配しなくても俺も鬼じゃない、ちゃんと性処理の相手は与えてやる!お前の性処理はこの女にして貰え!』
『なっ……何だって……』
『いっ……嫌です何で私が……私には……』
『婚約者が居るんだろ』
『なっ……何でそれを?』
若村は俺の発した一言に怯える。
『外資系の○○ 会社勤務で親の後を次、時期社長か?高校の時の同級生で彼が怪我をしてお前が介護したのがきっかけか?それから付き合うように成り初体験もソイツか?そして今まで付き合った男は居ないと今どき経験人数が1人って有り得ないな?人生は長いんだから沢山の男を経験した方が良いぞ!』
『大きなお世話よ!』
『いや……そうでも無いな?1度、前の病院で患者に襲われてるな?それで辞めたか?彼氏がその事を知らないんじゃ誰にも言えんな?泣き寝入りって訳か?これでコイツを入れて経験人数は3人って訳か?3人中、二人がレイプってあんたよっぽど運が無いな?』
『いっ……嫌あああああっ言わないでぇ〜』
若村は俺に自分の事をぴったりと当てられ恥ずかしさで顔を押さえしゃがみこむ。
『看護師さん、大丈夫ですよ、こんな奴の言うこと何か聞く必要ないよ』
『そうだよ姿も見せない卑怯者の神の言うこと何て!』
『な……中尾さん……』
しゃがみこむ若村を中尾夫妻が勇気づける。
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