青い地下の恋路〜Multi Romance Subway |
- 01: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:09
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初めまして、Otakyuと申します。
LaZooの方で作品を書くのは初めてです。
内容はベタな恋愛系で、クオリティも低いですが、皆さんよろしくお願いします。
- 02: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:09
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第一部”出会い”
- 03: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:10
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「お兄ちゃんいつまで寝てるの、もう7時半過ぎたよ」
「......杏奈か。朝っぱらから何騒いでるの?」
「ホントのんきなんだから。一応言っておくけど、いつも家を出る時間20分過ぎてるよ」
「寝坊した!何で起こしてくれなかったの!?」
「30分ずっと声かけてたんだけどな......」
「ごめん!」
「じゃあごはん食べよっか」
「それどころじゃないよ!」
そう言って慌ただしく家を出る準備を始めたのは、東京都葛飾区在住の生田涼介。高校1年生で、毎日JR常磐緩行線・東京メトロ千代田線で乃木坂台高校に通っている。彼を必死に起こしていたのは妹の杏奈。中学3年生で勉強・部活を上手く両立している優等生だ。
「珍しいね。涼介が寝坊するなんて。部屋でどんなことをしてたのかな?」
「姉ちゃん変なこと考えてるでしょ。僕はそんなやましいこと何か一切しませんよ」
リビングで一足早く朝食を食べていたのは姉の有希子。両親は仕事が忙しく家にいることが少ない。父親は東京メトロ千代田線の運転士で、母親は老人ホームで働いているからだ。
- 04: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:10
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「ていうか、何も食べないで行くの?」
「忙しいから」
「はいはい。じゃあパンでも持ってって。杏奈も早く食べなさい」
「そういえば姉ちゃん仕事は?」
「今日は休みよ」
「了解。じゃあ急いでるのでいきます」
「人身事故とでっち上げには気をつけるんだよ」
急いで最寄りの金町駅に向かった涼介は、ホームに上がると同時に入ってきた明治神宮前行きに乗り込んだ。
”この電車は、明治神宮前行きです”
「神宮止めって事は代々木留置線入区か」
明治神宮前行きは、ラッシュ直後に運行する列車で、到着後は車庫に回送する。2つ目の綾瀬駅に着いたとき、涼介はある事に気づく。
「しまった......よりにも寄って遅刻してる日に父さんが運転する列車に当たっちゃったよ......」
綾瀬駅でJRの運転士からメトロの運転士に交代するのだが、交代した運転士が涼介の父親だったのだ。
「まあ遮光幕下ろしてるし、多分バレないよね」そして、金町駅から約40分、乃木坂駅に到着。
「既に登校時間過ぎてるし......。とりあえず行こう」ホームから改札に向かおうする涼
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- 05: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:11
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”まもなく、2番線に、綾瀬行きが入ります”
「綾瀬行きか......ひょっとしたらE運用かも」
涼介は改札に行く前に綾瀬行きの車両を確認することに。そして入ってきたのは
「やっぱり小田急車だったか。しかも小田急線内準急の93E、車両は4000形の4065Fだ」
乃木坂8時41分発の綾瀬行きは、本厚木駅を7時25分に出発して代々木上原まで準急として運行する。小田急保有の車両を使用していて、この日は最新の編成だった。
「じゃあ改めて行きますか。早く行かないと玲奈先生に京葉絶叫の刑に処されちゃうからね」
ホームを出ようとしたその時
”ドスンッ”
涼介は誰かとぶつかったようだ。
「あ、すいません......あの、もしかして乃木坂台高校の方ですか?」
「そうですけど。あなたも?」
「初めまして、今日から転入する1年生の木崎ゆりあです」
「僕は同じ1年生の生田涼介です。まさか初日から遅刻しちゃった?」
「ま、まあ......本当は新百合ケ丘駅7時39分発の準急に乗ろうと思ったんだけど、寝坊しちゃって結局8時06分発の準急に乗ったの」
「ふたり揃
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- 06: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:12
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すると、涼介の携帯に電話が
「もしもし麻衣さんどうかしました?」
「質問が二つあって。まず、何で遅刻したの?」
「すいません、寝坊しました......」
「やれやれ。あと、転入生の子がまだ来てないって玲奈先生が言ってたんだけど何か知ってる?」
「もしかして木崎さんのことですか?」
「何で知ってるの!?」
「たまたま2分前に乃木坂駅のホームで会ったんで」
「じゃあ安心だね。生徒玄関で玲奈先生と一緒に待ってるから」
涼介が電話していた相手は、生徒会長の白石麻衣。家の方向が同じ涼介とはたまに一緒に帰ることもあるようだ。
「電話誰だったの?」
「生徒会長さんから。僕たちの担任の先生が首を長くして待ってるみたいだよ」
「じゃあ早く行かなきゃだね......ちょっと待って、”僕たち”って?」
「その先生が僕の担任だから、ひょっとしたら同じクラスなのかなって」
「じゃあ行こっか」
「そうだな......って出口こっち!」
「ごめんごめん」
二人は改札を出て、学校に向かった。
- 07: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:12
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「まだ来ないですね」
「遅刻したからって二人でデートにでも行っちゃったんじゃない」
「いやいや、涼介君は真面目ですから。それは先生も知ってますよね?」
「確かに涼介君は比較的真面目な子だから、それはないよね、多分......」
生徒玄関の前では、麻衣と玲奈先生が涼介とゆりあが来るのを待っていた。すると
「おはようございます!遅刻してすいません!」
「遅いぞ涼介。ていうか、ホントに一緒だったんだ......」
「木崎さん初めまして、担任の松井玲奈です」
「初めまして。初日から遅刻してすいませんでした」
「私は教師3年目だけど、初日から遅刻する子にあったのは初めてだったな。あとOtak...じゃなかった、生駒君道案内ご苦労様でした」
「道案内と乗換案内だけが僕の取り柄ですから」
「じゃあ二人とも、早く教室行こっか」
「了解!」
そして、教室の前まで来たのだが、何故かゆりあだけではなく涼介もドアの前に立たされた。
- 08: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:13
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「開始時間過ぎちゃったね。授業の前に今日から転入する子を紹介するね」
「そんな話聞いてないんですけど〜。てかOtakyuはダイヤ乱れ?」
「まあOtakyuこと生駒君の事は後で話すとして、二人とも入って」
二人は教室の中に入った。
「初めまして、愛知県から来ました木崎ゆりあです。皆さんよろしくお願いします」
「どうも、皆さんは知ってると思いますが、本日寝坊のため大幅な遅れで到着いたしましたOtakyuこと生駒涼介です」
挨拶をした二人に対し、学級委員の木本花音が一言喋った。
「初めまして、学級委員の木本花音です。木崎さんよろしくね。ていうか、何で涼介君も一緒なの?」
「いや〜遅延した影響か、たまたまさっき駅で会ったので......」
「うまい具合に涼介君のとなりが空いてるみたいだから、席は涼介君のとなりね」
「はい」
そして、二人は定位置に座る。
「席も隣っていうことはやっぱり縁があるのかな?」
「今はまだわからないかな」
「ところで涼介君はみんなからOtakyuって言われてるの?」
「小田急をもじったあだ名ね。通
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- 09: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:13
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昼休み
「ところでOtakyu、ホントに木崎さんとは偶然駅であったんだよな?」
「そうだけど。ひょっとして疑ってる?」
「達郎君妄想しすぎだよ。どうせ、二人で家から来たでしょとか思ってるんじゃないの?」
「すいません。変な妄想してました......ところで花音、今日みんなで家行っていい?」
「別にいいけど、何するの?」
「ただ単に木崎さんの歓迎会する、それだけ。花音の家厚木だし、ちょっとアキバで暇つぶして、メトロホームウェイ41号で行けばいいんじゃない。OtakyuだってMSEに乗りたいんじゃないの?」
「確かにMSEには乗りたい。けど、時間が遅すぎるし......」
「帰りはじいやが皆さん送ってくれるので大丈夫ですよ」
「なるほど。その手があったか。どうするゆりあ?」
「せっかく招待してくれるんだし、行こうよ。ていうか、木本さんってお金持ちなんだ」
「まあ、ドラマとか漫画ほどではないけどね。じゃあ涼介君のリクエストも会ったので特急券予約しておきますね」
「ありがとうございます」
この時には、既にゆりあは涼介の友達とも親しくなっていて、
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- 10: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:13
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「でも4時間以上間があくよね」
「う〜ん、ひとまずOtakyuの家にでも行きますか」
「ちょっと6時以降は無理なんですけど......」
「じゃあちょっとだけ寄ってって、カラオケで暇つぶしますか」
「そうだね。あと、皆さん今日泊まっていきますか?」
「まあ木本家でパーティーの時は体外泊まりだからね。今日は金曜日だし、今回もそうさせてもらおうかな」
「じゃあ連絡しておきますね」
するとそこに
「今日もOtakyuグループの方々は盛り上がってますね」
「麻衣さんこんにちは。何か用ですか?」
「放課後ちょっとスカイツリーに行こうかと思って」
「あいにくさっき予定入れちゃったんだよね......」
「みんなでどこか行くの?」
「花音の家でゆりあの歓迎会するんです。よかったら麻衣さんも来ますか?」
「行っていいの?。大丈夫木本さん?」
「全然大丈夫ですよ。人数は多い方が楽しいし。そうだ、杏奈ちゃんも誘おっか」
「じゃあ帰ったら聞いてみるよ」こうして昼休みは過ぎていった。
- 11: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:14
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放課後
「じゃあとりあえずみんなで僕の家に行きますか」
「結局そうなるんですか。でも6時までですよ」
「わかってるって」
涼介の自宅がある金町に向かうため、再び千代田線の乃木坂駅にやってきた。ホームに降りると、涼介がいつも利用している松戸行きがちょうど出て行ったあとのようだ。
「しまった。いつもの電車行っちゃったか」
「でも次の電車すぐ来るんでしょ?」
「まあ。ただ綾瀬行きだったら見送るけど」
「そういえば私が朝乗った電車は綾瀬行きだったよ」
「確かゆりあが乗ったのって本厚木発のB793Eでしょ。アレは綾瀬までしか走らない小田急の電車だから。けどメトロ車はもちろん、JR車も綾瀬止めの運用があるから」
涼介が千代田線の車両運用を熱く語っていると、接近放送が流れた。
”まもなく、2番線に、取手行きが入ります”
「取手行き?」
「あまり聞かない行き先だね」
「朝夕の一部だけの少数派だからね」
「あれ、小田急の電車も取手に行くんですか?」
「小田急?ああ、アレはJRの電車だよ。JRの電車と小田急の電車は
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- 12: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/17(土) 21:15
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「もしもし姉ちゃん。これから友達連れて帰るから」
「了解。けど夕飯どうするの?」
「6時すぎから1時間カラオケやって、そのあと翌朝まで木本邸で転入生の歓迎パーティー。というわけで帰りは明日の10時頃になるかも」
「このパターンおなじみになった気が......。ていうか、杏奈も連れてくの?」
「本人次第だけど」
「了解」
その後、5分近く歩いて涼介の自宅へ
「ただいま」
「涼介おかえり。今日は友達連れてきたんだ。ていうか、今日寝坊したの?」
「ま、まあ.....って父さん!?まさか気づいてた?」
「そりゃ綾瀬8時06分発のA760Sに乗ってればわかるでしょ。どうせお前もわかってたんだろ?」
「参りました......」
すると今度は
「お兄ちゃんお帰り!」
「どうした杏奈。テンション高そうだけど」
「お姉ちゃんから聞いたよ。私も行っていい?」
「元々誘おうと思ってたから。じゃあ1時間以内に支度して」
「わかった!」
涼介と杏奈の会話を達郎や花音は”相変わらず仲のいい兄妹だな〜”と思っていたが、ゆりあは
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- 13: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/18(日) 12:49
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「それで、歌う順番は?」
「どうしようかな......ていうか涼介、ここってそんな珍しいところなのか?」
「いや〜実は僕、初カラオケなので......」
「今時珍しすぎだろ、この年で初カラオケって」
「せめて16歳になるまでには1回行っておきたかったんだけど......」
涼介はカラオケに行くのが初めてだったようだ。すると杏奈が
「じゃあ良かったじゃん。お兄ちゃんの誕生日来週だし」
「はあ、Otakyuの誕生日来週なのかよ!?」
「ごめんごめん。言うの忘れてたよ」
「早く言ってくれれば良かったのに。それで何日なの?」
「6月5日」
「じゃあ来週末にお祝いしなきゃね」
「そうだね」
「みんな、ありがとう」
「じゃあそろそろ歌い始めますか」
初めに達郎が、嵐の「Endless Game」を歌い、続いて花音がAKB48の「永遠プレッシャー」を歌った。さらに、軽音部の三郎が「女々しくて」を歌うと皆が大盛り上りに。そんな中、盛り上がていない人が約2名
「涼介君は歌わないの?」
「何か今日は気分が入らなくて」
「ひょっとして失恋
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- 14: 名前:KING◆OFA0jTOg投稿日:2013/08/18(日) 12:52
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おもんな
- 15: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/18(日) 12:57
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>>KINGさん
コメントありがとうございます。
正直、自分でもこの作品があまり面白くないということを自覚しております。
- 16: 名前:Otakyu◆obXxO5Cw投稿日:2013/08/18(日) 13:25
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そして、そのまま近くの公園に向かった。
「ここなら大丈夫そうかな」
「でも夕方の公園ってちょっと気味悪よね」
「いやいや。この公園は大丈夫だから。僕もよく一人で来ることがあるから」
「じゃあ安心だね。じゃあ話すね」
ゆりあは前の学校での出来事を語り始めた。
「私はクラスに馴染めなくて、気づいたらいじめの標的にされてたの。ただ、私をいじめたのは全員女の子で、周りの男子はみんな見て見ぬふりをしてたの
そんな中、たまたま出会った隣のクラスの男の子が相談相手になってくれて、あるとき相談相手になってくれた理由を聞いたら”好きだ”って告白されて、彼と付き合うことになったの......
けど、そんな幸せもつかの間、その子は、私をいじめた子の彼氏だったの。それを学校で知った私はその日の夕方、帰宅ラッシュで混み合う駅で飛び込み自殺を図ろうとした。線路に入って、あと5秒で地獄が終わる......ここで記憶が途絶えた。気づいたら病院にいて、お母さんが”見知らぬ人が助けてくれた”って
そのことを聞いて、やっぱり死のうとしたのがバカだったって思ったの。それから何週間
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- 17: 名前:名無しさん投稿日:2013/08/18(日) 19:55
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地の文少ないし、おもんない。
てか、電車いらんだろ
- 18: 名前:名無しさん投稿日:2013/10/28(月) 01:32
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>>17
- 19: 名前:名無しさん投稿日:2013/10/28(月) 07:08
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>>17
電車バカにすんな
- 20: 名前:名無しさん投稿日:2013/10/28(月) 07:52
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>>19
そーゆー意味じゃないだろ
- 21: 名前:名無しさん投稿日:2013/10/28(月) 07:55
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>>20
読解力のまるでない奴なんだろ
察してやれよ
- 22: 名前:名無しさん投稿日:2014/01/21(火) 05:46
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続きよろ
- 23: 名前:名無しさん投稿日:2014/01/22(水) 13:22
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おもろーーーー
- 24: 名前:名無しさん投稿日:2014/01/22(水) 19:27
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筆者ランキング12位の実力者がきたーーーーーーーーーーー
- 25: 名前:LOVE A投稿日:2014/02/08(土) 11:30
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おもしろいです
過去はとても複雑なものでしたね
- 26: 名前:さん投稿日:2014/03/09(日) 21:25
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続き書いてよ
- 27: 名前:名無しさん投稿日:2014/03/12(水) 09:39
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カオスストーリーの方で書いてほしい
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